ブルキナファソから帰国して☆

西アフリカ内陸国での協力隊活動を終えたつこの、結核闘病記!

入院しました。

2011-10-30 20:30:42 | 結核闘病記
病院での血液検査の結果が28日金曜日に出て、結核と診断されました。
結核菌の遺伝子が検出されたそうです。間違いなく結核です。


そんなわけでこの日、北九州市で唯一、結核治療ができる病院に行き、そのまま入院しています。

この病院に来た日も、母が入院手続きをしている間、別室に隔離。
しばらくして迎えに来た病棟の看護士さん(マスクをしている)の後について、病棟へ移動。

結核病棟である4階東病棟は陰圧になっていて、中の空気を外に出しません。

自動ドアで仕切られていて、そこから中に入る時、
看護士さんに「ここから先は出て頂けませんのでね。」とさらりと言われる。


↑私は出られないから、内側から撮影。

入ったら出られない…。

刑務所に入る気分。(入ったことないけど)

多分、ここを出るときは、刑務所を出る時と同じくらいの清々しいきもちになるんだろうなぁと思う。



面会者はN95という結核菌を通さない特殊なマスクを装着(ナースステーションで75円で購入可)。




母もマスクを付けて面会に来てくれる。


病院のある門司は九州のはずれにあるため、自宅からも遠く、バスを乗り継ぎ約1時間。
お見舞いに来る母も大変だろうと思います。

面会者は常にマスクをしていなければならないため、お見舞いに何かお菓子を持ってきてくれても、
それを一緒に食べられない。それが少し寂しいかも…。


でも、ここ、九州のはずれなだけあって、景色はとてもいい。

海、と本州(下関)、そして巌流島が見えます。

↑奥が本州。手前の島が巌流島。


そして、関門海峡を行き来する船が良く見えます。



関門海峡って1日にこんなに船が通過してるんだなぁって驚きました。
貨物船からタンカー、旅客船まで様々です。
晴れた日は本当に綺麗。




さて、結核の治療は何をするかというと、薬を飲むのみ。

しかも1日1回。

感染の恐れがあるから、入院してるだけで、安静にする必要もないと思う。

なんか、世界一元気な入院患者な気がする。




だから、1日好きなことします。

談話室でフランス語の勉強したり、本を読んだり…。





最初はネットも繋がらなかったけど、昨日WiMAX買ってやっと繋がるようになりました。



お風呂は週3回だけど、ゆっくり入れます。

なぜって、30人近くいる結核患者さんの中で、介助なしでお風呂に入れるのは私を含めて3人だけだから。

ちなみに私が1番若いらしいです。ていうか、他は皆50歳以上だと思う。

最近は若者の結核患者が増えてるっていうけど、やっぱり若い人で結核になる人はあまりいないようです。




入院して数日になりますが、なんかこの生活、協力隊の派遣前訓練みたいだなー。なんて思ってしまう。

一人部屋ではないけれど、その分ご飯は部屋まで持ってきてくれるし、
洗濯機と乾燥器もあるし、1日中勉強だし。

何より公費だし。(結核の治療費は公費で賄ってくれます。)

私が訓練受けたのと同じ季節だからそう感じるのかもしれないけど…。




とにかく、暇です。

というか、意識して何かする時間を作らないと、だらだらしてあっという間に1日が終わってしまいます。

この入院生活を有意義なものにするかどうかは私次第!

頑張ります~。






☆おまけ☆
最近見つけた楽しみは、病室の窓から見える近所の猫。

犬を散歩するおじさんが餌をくれるらしく、朝のその時間が近づくと待ちかまえています。

結構ふくよかに太った猫ちゃんたち。

かわいい☆

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みお)
2011-11-01 22:25:21
つこちゃん、やっぱり隔離されてるんだね。
けど、ちゃんと前を向いていてすごいなーと感心してしまったよ。あんまりムリしちゃだめだよ。
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Unknown (tsuko)
2011-11-03 15:16:06
>みおちゃん
なんか帰ってくると、意外と辛くない。
なぜ…?
アフリカが現実ばなれしててよく思い出せないからかなぁ…?
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同じだー (元ペスト患者)
2018-01-25 17:20:33
僕もペストにアフリカでかかった時、もう人生終わりだと思っていてけど案外軽くて治りました。
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