ブルキナファソから帰国して☆

西アフリカ内陸国での協力隊活動を終えたつこの、結核闘病記!

もどかしい

2011-03-11 22:54:17 | 日記
私が今回の東北地方太平洋沖地震を知ったのは、発生してから2時間以上過ぎた頃。

日本より9時間遅れで1日が始まるブルキナで、朝7時半を過ぎた頃でした。



朝、何も知らずに配属先に行くと、自宅のテレビ(フランスの衛星放送が観られる)で情報を得た同僚のブルキナベから
日本で地震が発生したことを知らされました。



でも、このとき、それがそんな大きな地震だとは思わなかった…

(まだフランスのテレビもこんなに大きな被害が出たことを認識していなかったと思う。)




朝10時、一旦家に戻り、yahoo!ニュースを確認。

トップニュースの殆どが地震関係のニュースでビックリした。




安否が心配な人からはメールが来ていたので、安心しましたが、


時間が経つにつれてわかる悲惨な状況にただただビックリ。








mixiで災害関係のトピック見ると、皆が災害で役立つ情報を提供し合っている。

それを知人に知らせたり、ネット上に掲載したりしている。

被災地にボランティアに行くという人もいた。




協力隊に行くことが決まった時、おじに言われた言葉を思い出す。(半分冗談だったけど)

「海外でなくても、ボランティアは出来る。(ちょうど東北で地震が起きていた時だったので、)東北の地震被災地に行ったらどうだ?」


その時は、確かにそうだとは思いながらも、

先進国の日本より途上国の方がはるかに問題は深刻だ、なんて考えていた。




でも、ブルキナで1年生活した今思う。

ここの人たちは貧しいながらも、ちゃんと食べて生きてる。

確かに医療は進んでいないし、乳児死亡率も高いかもしれないけど、

不幸じゃない。

地震もない。






今、本当に援助が必要なのは、ボランティアを必要としているのは、

日本の被災地の人々。と思う。



自分が今、被災地にボランティアとして行けないことがとてももどかしい。






同時に、ネット上で情報を提供し合い、助け合う、こんなにも多くの優しい人たちがいることに感動



被災地の人にとって、報道取材のヘリコプターの音がどれだけストレスになるか知らなかった。

女性が性犯罪に遭うなど、こんな悲惨な状況下で上塗りするように最悪なことが起こるなんて思わなかった。
(この状況下でそんな犯罪を起こすことが出来る人がいることにも驚いた)

水を溜められる人は水を、ご飯を炊ける人はご飯を用意しよう。

人間慌てると簡単なことも判らなくなるから、そういう実体験に基づいた情報はとても有り難いと思う。





ここアフリカにいると、ネットから義援金を送ることしかできないけど、

それが凄くもどかしくて、とても心配だけど、

(改めて、自分は日本人だと痛感した。海外で日本の災害情報を得るというのは、予想以上に辛いことです)



1人でも多くの人が助かって、避難した人が一日も早く普通の生活が出来ることを祈っています。