ブルキナファソから帰国して☆

西アフリカ内陸国での協力隊活動を終えたつこの、結核闘病記!

啓発劇

2011-03-28 21:37:50 | 協力隊活動
マンゴーの季節到来です

環境省の近くの路上でも、どこから採ってきたのか、おばちゃんたちがマンゴーを売り始めました。



こぶし大の大きさで、一個50F CFA。(約10円)



たぶん、これからもっともっと安くなります



ブルキナには10種類以上のマンゴーがあって、それぞれ実が熟す季節が少しずつずれてます。

だから、1年の半分以上の月でマンゴーが食べられる

去年一生分のマンゴーを食べた気がしたけど、やっぱり今年も買ってしまう




もうすぐ、ブルキナの野菜もシーズンオフとなり姿を消す季節。

これからはマンゴーが貴重なビタミン源となることでしょう。








さてさて、最近準備を進めてきた、子供団体との活動。

その活動第1回目!

日曜日、子供たちが街中で劇を披露しました



何かイベントを催すには、何かしら食べ物や飲み物を準備して振舞わなければならないという暗黙の掟があるブルキナ。
(この掟のせいで、何をするにもお金がかかる…。でもその代わり、公共機関でも飲食費に予算がちゃんと出る。)




この日も、参加する子供たちに振舞うため、炊き出し。

ブルキナの定番料理、リ・ソースを作ります。(『リ』は米の意)


作るのは、年長さんの女の子数名


↑アントワネット(15歳)
ブルキナの女の子はみんな、こんな大きなお鍋でお料理ができる。すごい




11時から準備を始め、出来上がったのは15時。



みんなで食べる前につまみ食い。


ブルキナ版おこげあんかけ

鍋の底にへばり付いていたおこげにソースをかけて食べる。



おいし~い



すぐに匂いをかぎつけた子供たちが集まって奪い合い…。


10秒で無くなる(いや、マジで

こういうのを見ると、飽食の国日本とは違う国なんだな、と思う。






たらいや洗面器、大皿、バケツと多種多様な器に分けて準備する一方で、





子供たちはグループに分かれて待機。






いただきまーす




私も食べる。



おいしい

今まで食べたなかでも1,2を争うおいしさ

長ーい間煮込んでいるから、お肉も手でほぐれるくらい柔らかかったです








さて、お腹がいっぱいになったところで、出発






拡声器を使ってアソシアションや活動の紹介をしたり、歌を歌ったりしながら練り歩きます





着いた場所は、団体代表アレンの家から500mくらいのところにある広場。



ちょうど地区と地区の境にあって、たくさんの住民に呼びかけるのが狙い。





音楽を流したり、呼びかけの文句を言ったりして人を集めます。



自転車を止めて、何事かと除く人たち。
(自転車にはスタンドがついていないので地面に倒したまま…)





人が集まったところで、劇開始。




全部で20分くらい。

ゴミをなぜ、捨てたらいけないのか、捨てた人がいたらどうすべきなのかなどを啓発しました。


コメディアンのジュディカエルも出演しているので、会場は常に笑いに包まれていました。



劇の後は、クイズ大会。


↑手を挙げる子供たち

回答して正解した子供には小分け袋の洗剤をプレゼント





終わったのは18時半。

あたりも大分暗くなった頃でした





今回は、1回目ということもあり、なかなか時間通りに進まず。

結局、ゴミ拾いはできませんでした。


でも、劇は大好評だったし、1回目としてはこれでいいのではと思います




今回の準備でスポンサーから集めたお金はすべて使ってしまいました。
(ほとんどが、炊き出しのお金)



住民の啓発になり、子供の育成にもつながる、とてもいい活動だと思うので、

またお金を集めて、続けていけたらいいなと思います。



誘ってくれた、代表アレンとジュディカエルには感謝

今回はあんまり手伝えなかったけど、次回たくさん協力できたらいいな