旧タル★タル ソース♪♪

お引っ越しいたしました。

3月に読んだ本

2009-03-27 19:02:38 | 

まだ、月末まで何日かを残してますが、3月に読んだ本のレビューです。  

 ●「流星の絆」 東野圭吾 講談社 

これについては、クドカン脚本のドラマとあまりにも切り離せなかったので、そのことと絡めてすでに、別エントリーで書きました(→こちらまで) 
東野圭吾さんのもとの小説を味わうには、先に本を読んでおけばよかったとちょっと後悔です。そうしたら、2種類を楽しめたのに。


 ●「 マダムだもの」 小林聡美 幻冬舎

 もともと好きな女優さんなので、お友達のブログで紹介されていたので、読んでみました。面白かった。基本電車でよむこととか多いのですが、時々面白くて、声を出して笑いそうになって、いけないいけない自制します。話が単純に面白いこともあるし、ご主人の三谷幸喜さんが朝日新聞に連載しているエッセイも結構読んでいるので、ご夫婦のキャラの差も面白い点です。
軽く楽しく読めました。



  ● 「ポトスライムの舟」 津村記久子

 先日発表された、140回芥川賞受賞作
文藝春秋に掲載されていたもので読みました。
今まで、文藝春秋を買ったことは無かったのですが、受賞作掲載ということで買って読みました。

関西が舞台で、あまりハッピーとはいえない現実を生きている30歳前の女性達。
主人公は、大卒ながら最初に勤めた会社で受けたモラルハハラスメントで精神的ダメージを受け、今は工場のラインで契約社員として働き、週末はお年寄り相手のPC教室の講師をし、内職でデータ入力の仕事をし、夜は友達のやっている喫茶店でバイトをしている。恋もでてこないし、NGOが主催する「世界1周の旅」に参加することを目標に日々の生活切り詰めることに一喜一憂している。そして、大学時代の女友達の生き方がそこにかぶってくるのですが、それもまた妙な現実感があり、平凡な中で何とか頑張っているそんな感じの話です。

ワーキングプアっていうのかしら・・、何か報われなさもありながらでもその中でどうにかやっていっている感じで、あまり前向きな要素はないにもかかわらず、一種突き抜けた乾いた明るさを感じます。現実をを淡々と受け入れ、ささやかなことに一喜一憂する様が、共感とはちょっと違うけれど面白く、一種の爽快さすら感じます。



4 コメント

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Unknown (ゆきぼん)
2009-03-27 20:12:18
先のエントリーで
バトン、快く受けて下さりありがとう。

「マダムだもの」読んだのですね!
文藝春秋は夫がいつも買っているようなのですが、私はほとんど読んでないんです。
面白そうだなって思うものあるのですがね。
この受賞作あったら読んでみようかなー
そういえば最近ちっとも本が進まない…ブログに入れ込み過ぎかな(汗)
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Unknown (ちか)
2009-03-27 20:46:01
タルタルさん、こんばんは☆
「 マダムだもの」って、以前から出ている
本ですよね?おもしろい写真ついてる。
私、あの本大好きでよく読んでいました!
そうなんですよね、気を抜くと笑ってしまうんですよね^^
久しぶりに読みたくなりました♪
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ゆきぼんちゃんへ (タルタル)
2009-03-27 23:59:10
おすすめの「マダムだもの」面白かったです。前に出ているものもまた読んでみようかなって思います。
「ポトスライムの舟」は短編なので、割合軽く読める感じです。3月特別号とありました。
ブログやっていると、私も読書量は、明らかに減っている感じよ。
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ちかさんへ (タルタル)
2009-03-28 00:03:13
コメントありがとうございます。
そうです。出版されたのは、もうかなり前。小林家(三谷家?)の笑える写真つきです(笑)
一人で、ニヤニヤしたり、思わず声がでそうになったり・・かなり電車の中であぶない人と思われていたかもしれない(汗)
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