月半ばですが、今月はここまでで、「重力ピエロ」「トキオ」の２冊を読んだのでアップします。
● 「重力ピエロ」 伊坂幸太郎 新潮社
昨年映画で観てから読みたいと思って図書館にリクエストをかけていたんですが、やっときて読みました
昨年、映画で見た時ってどう思ったんだっけ？と、映画の感想をみてみたいと思ったけれどなんとこのエントリーが、リード文以外の本文がバッサリ消えちゃっているんですよ（なぜ？？ 残念）
映画の記憶があいまいになっているけれど、原作の方がより兄である私と春との物語であり、父との物語になっているような気がした。映画では、もっと葛城の存在感があった気もしたけれど・・・、葛城は本ではより匿名性の高い存在な印象だった。
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」 この言葉が心に残ります。
解説によれば、文庫化した時、「燃えるゴミ」のエピソードが追加されたそうだけれど、これはすごく春の心情をかいまみることができるものなので、あった方が絶対にいいなあって思いました。
● 「トキオ」 東野圭吾 講談社
2冊目は、東野圭吾さんの「トキオ」
東野さんのものは、ドラマ・映画等映像化されているものがすごく多いですけれど、これは2004年に「トキオ 父への伝言」でＮＨＫでドラマ化されています。
拓実役が国分太一、時生役が櫻井翔 （ドラマの感想はこちら 「トキオ 父への伝言 前半」 「トキオ 父への伝言 後半」 ）
最初の設定部分が若干ドラマと原作では違いました。
原作では、時生がなくなる直前に奥さんとの間で語られる物語なのですが、ドラマでは主治医の先生との間で語られる物語になっています。
お母さんとの出会い方とかそういうところが違う。でもまあ本質的な部分はすごくドラマと原作の世界観近かったですね。
正体がわからないながらも、拓実がトキオに親近感を感じていく様子が何かつながっている感じがすごくして、いろいろありながらもすごく優しい気持ちになれる話しだなってあらためて感じました。
そして、「トキオっ、花やしきで待ってるぞ」のラストシーン、これがあることで本当は悲しい部分も、希望を持って終われる気がします。
また、ドラマの方も見直したいなあっていう気持ちになりました。
東野圭吾さんのトキオ、すっごく前に読みました！櫻井くんに刺激されたこともありＤＶＤを借りて先日見ました。
少し内容を忘れていたのですが、タルタルさんの文を読んですっきりしました！
ドラマのトキオはすごく泣きました（涙）
亡くなってしまうことは悲しいのですが、つながりを感じることができて心が温まりました。櫻井くんの切ない表情が心に残ってます。
私はもう一度原作を読んでみようかなっと
思いました♪
「重力ピエロ」重いテーマをこんなアートに繰り広げられるのは、いさかワールドだなと、勝手に思ってます。
「トキオ」はテレビ見てません。幼くて…本は、東野さんならではの人間性が表れていて、好きです。
いさかさんと対比かなと勝手に思います
バンクーバーもありますが、本の紹介とか…タルタルさん素敵ですね
私もこの２冊読みましたが、映画化されると聞くと原作が先か映画が先かどちらにしたら？ってすごく迷うんですよね。伊坂さんのゴールデンスランバーも原作読んだら妙に気が済んでしまって映画に行ってなくって・・・。
翔くんのドラマは未見でしたが、コレが原作だったとは知らなかったです。そっか、そうだったんだって（苦笑）観たいもの読みたいもの、借りてるもの・・・どんどん溜まるけどちっとも消化できないなぁ。
エントリー違いますが、上村さんメダルが取れず残念でしたね。でも、日本中が応援してたしその期待に充分こたえてくれたような気がします。ＺＥＲＯでの翔くんのリポートが楽しみですね♪
なんか、トキオの心情という点では、翔くんの表情が切なくて、ドラマの方が切なさが勝っていた気がします。
原作の方は、より夫婦、親子の関係、つながりの不思議さとか繋がっていく希望とか明るさが感じられたような・・・。
久しぶりに読み返したり、見返したり、映像化されたものと比べると、いろいろ発見することもまたありますよね。
コメントありがとうございます。
＞「重力ピエロ」重いテーマをこんなアートに繰り広げられるのは、いさかワールドだなと、勝手に思ってます。
本当にそうですね。テーマだけ考えればかなりヘビーだけど、深刻なことは陽気に軽やかに伝えるっていうことなんでしょうね。
＞「トキオ」はテレビ見てません。幼くて
(笑)そりゃそうね。 私も、ＤＶＤでみました(笑）
東野さんって、多作なので、いくつかの傾向があるかなあと思いますが、これはファンタジックで人の善への信頼感が感じられる作品ですよね。
ステキだなんて・・・ありがとうございます（照）
原作読んで何となく満足っていうのもありますよね。ゴールデンスランバーは、今息子2人が一生懸命読んでいるので、彼らが読み終わったら一緒に観に行こうって言っています。私はタイミング的には映画が先になっちゃうかなあ。
観たいもの、読みたいもの、いろいろあるけれど消化しきれないってあるよね。
それに折角観たり読んだりしたら、記録しておきたいけれど、そこもね溜まっちゃうし(苦笑）
翔くん、今頃空の上でしょうか。
更新すごい頑張ってますね、開いてびっくり(笑)
「トキオ」も読破なさったのですね～。ドラマと違うとは聞いていたけど、奥様に話したことだったのですね。
先にドラマ見たので、原作を読んでても時生は翔くんビジュなのでしょうね。すごい感情移入しそうですね(笑)
私も早く読破したいわ。以前に文庫は手に入れたとタルタルさんに話したことがありますが、大分時が過ぎたのに消化されてない・・・。
伊坂シリーズも息子の本棚にずらりと並んでいるのに消化できない・・・(笑)
こんな時は、電車通勤だったらすぐに消化できるのになぁって思ってしまいます。
やっぱり最初に映像を見ちゃうとそのイメージが強くなりますよね。トキオは私は完全翔くんビジュですね。話の細部は若干違っても世界観があまり違わなかったので、良かったです。
電車通勤だと確かに本は読めるよね。
でも車通勤だと音楽すごくいい状態できけるじゃない。
今回はね、息子関係の付添いでひたすら待ち時間があったので、本は結構よめましたね。
（重力ピエロは、読んだ時の精神状態がよくなくて、ちょっと残念だったけど 笑)