エチオピアエチオピア

代田橋からこんにちは

休みになりました

2008-12-09 21:21:36 | Weblog
昨日はムスリムのお休み、だったので連休。
そして今日は仕事・・・のはずだったのだけれども、朝の9時に休みが決定。
なんじゃそりゃ。
エチオピアには決まった日にちの国民の休日の他、月を見て決めたり星の位置を見て決めたりする休日がある。
だからその周辺になると
「明日休み?どうなの?」
となる。
学校や職場によっては早々休みと決めてしまって、無用な混乱を避けている。

朝に出勤しようと思って家を出ると、大家のガブリエルから
「どこへ行くんだ!?」
と聞かれ、学校だと答えると大家の娘は休みらしい。
嫌な予感がして学科長に電話をかけると今日は在ると思う、とのこと。
仕方なく出発すると、通りを占拠する軍団と三回ほどすれ違った。
学校へ着くと門が閉まっていて、教員のみが出入りできるみたい。
一応僕も教員なので入り、他の先生と話をすると今日はもう帰ったほうが良い、とのこと。
そのうちに学生も入れるようになり、待っていたが、来たのは6人ほど。
ちなみにこの時間に今日は在ると言った学科長は来ていない。
僕はやることがなく所在無さげにしていたら、同僚のテディーが来た。
彼は35歳に見える26歳の青年で、貫禄のある髪型をしている。
西村雅彦(さん)や僕の未来形だ。
彼が先日行われた製図科の展示会の教室を見せてくれた。
作品は以下である。







これを見ているとアジスアベバの将来が思いやられる。
ちなみにこれらは実際に最近たっている新しいビルのデザインをそのまま踏襲している。
つまりはこういった建物が良しとされ、未来の設計に携わる人々も疑うことなく踏襲している。
発展に注視しすぎている途上国は、その辺が盲目である。
日本の高度経済成長期は体験していないが、日本の都市が壊れていく様というのはこういうものだったのではないか、と思う。
アジスアベバを通して日本の都市についてしばしば考える。


ちなみに今日は聞くところによると85個ほどあるエチオピア部族の何かを祝うお祭りだったらしい。
そしてこの日が祝日になったのは今年初、とのこと。
来年もこの日は祝日?と聞くと、多分、だって。
この不安定さが不便でもあり心地よくもある。
いい加減さはそれさえ受け入れられれば居心地の良いものへと変わる。

Photo: Cafe in Mexico square in front of St.Gerges beer factory.

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