今まで触れたことの
なかった「少女漫画」
萩尾望都・・・
そんじょそこらの
「童話作家」なんか
真っ青の
メルヘンの世界が
目もくらむほどに
広がっていました。
読んだきっかけは
浦沢直樹氏の番組
でした
老女初めての
「少女漫画」の世界
でございましたが・・・
文庫だったので
字が小さくて
結局一冊で
終わりました
それにちょっぴりほんとのこと
言いますと
ちょっと・・・
飽きた部分も
あって・・・
今まで触れたことの
なかった「少女漫画」
萩尾望都・・・
そんじょそこらの
「童話作家」なんか
真っ青の
メルヘンの世界が
目もくらむほどに
広がっていました。
読んだきっかけは
浦沢直樹氏の番組
でした
老女初めての
「少女漫画」の世界
でございましたが・・・
文庫だったので
字が小さくて
結局一冊で
終わりました
それにちょっぴりほんとのこと
言いますと
ちょっと・・・
飽きた部分も
あって・・・
草思社の「女盗賊プーラン」
という本は衝撃的
です。
インドでは「結婚」という
「縛り」が恐ろしいほど。
しかも「盗賊」から
国会議員にまでなった
この女性は
今の時代の人ですから。
十一歳で無理やりの「結婚」と
暴力、虐待
しかも女のほうから
「婚資」を提供しなければならない
という・・・
女の子を生むと嘆く親・・・
しかしこの現象も以前
日本だってあったのですから。
日本では「はい、離婚!」
と、簡単に離婚できる現在
ですが
実はつい最近まで
「結婚という縛り」は
それはもうがんじがらめで
日本にもありまして
離婚して親の家に戻った娘は
「出戻り」などと
言われたものでした。
結婚とはまこと
社会をスムーズにすべらせるための
仕掛けではありますが
長く「女の忍耐と犠牲」を
当然の掟としてきた
男たちの支配の知恵
でもありました。
とはいえ
離婚とは程遠く
両親の愛に包まれて
育った子供ほど
幸せな者はないと
老婆は思うのでございます。
あまりにも簡単な「離婚」と
あまりにも簡単な「結婚」に
老婆は複雑な思いでございます。
それにしても
インドの低身分層の女性たちよ
幸せに暮らして!!!
と
読書感想でございました。
浅田次郎「蒼穹の昴」
いやあ、すごかった。
漠然としか知らなかった
清王朝末期のこと
西太后は悪い意味で凄い女傑
と思っていたのに
まったく違う視点で
書かれていたし
こんなところに伊藤博文が
登場するし
ラストにちょっとだけ
毛沢東が顔を出すのも
なんとも言えず・・・
李鴻章や袁世凱のことも
生き生きと描かれていたなあ。
関東軍が現れる以前の
時代だったのでほっとする。
関東軍のことを抉られるように
読むのは辛いです・・・
それにしても
すごい読み物でした。
次は何を読もうかな。
浅田次郎『蒼穹の昴』
またどうして浅田氏はこんなに
満洲に通じているの?
と、まずは驚嘆しました。
今ちょうど李鴻章の出現を読んで
いるところですが
いつのまにか
現在のCHINAを思い浮かべつつ
読んでいました。
軍と官僚の腐敗をよそに
彼は自費で軍隊を作って
太平天国の乱を鎮めてしまう
のですね。
北京の巨大組織が古びた
儒教の儀礼に明け暮れて
いる間に
天津では夜が明けようとしていた
のですね。
これを今に当てはめると
どうでしょうか。
北京の独裁をよそに
天津では・・・
あ、爆発火災が・・・
旅をしてきました
新幹線の中とか
旅先でずっと読んでた本が
二冊、偶然にも二つとも
自分の「母」を語りつつ
素晴らしいドキュメントになってて
その時代が映像のように
見えてくるし
家族の、とりわけ
母の
素晴らしさ、強さ、偉大さ
そして哀しさまでも
あますところなく
伝えられていました。
一つは「母ーオモニー」(姜 尚中)
一つは「何があっても大丈夫」(櫻井よしこ)
日本の母も
韓国の母も
「母」は偉大だと思うけれど
母にもよるのですね
私も「母」の一人ですけれど
ちっとも偉大とは思いませんし
知り合いで
我が子をすっかり支配して
ダメにしてしまった母もいます
母が偉大なのは
時代や環境の試練を
乗り越えつつ
わが子に真実
誠実に人生と向き合う姿を
見せることができた場合ですから。
そして子どもから見て
辛苦し葛藤し、なお子どもに
希望を抱かせることのできる
場合ですから。
二冊の本は日本が経験した
苦難の時代をもくっきりと
見せてくれます
そしてその苦難を
どんなにして乗り越えたか
その真に迫る姿を
見せてくれました。