I am sadの続き。
彼は国益とか国民とかそういうのが大嫌いで、よく臣民くらべと言って
日本人の言動を表していました。
でも、私は目覚めゆく広場――15M運動の一年 に書いたように、
彼の引きこもりは大きな国益損失だと思っていました。ただ、引きこもってネットで
言論を発信しており、その言葉に衝撃や影響を受けた人達は日本中にいるようです。
彼の死は、日本と世界にとって(←この言い方も彼は嫌うでしょう)大きな損失であることは
間違いない。祖父が朝鮮半島の人だと言うことで、彼はクォーターということになりますが
(←この言い方も彼は嫌っていた)、自分の民族的アイデンティティは朝鮮にあると
ずっと言っていました。
その心は、どういうことか、わかるために、彼の言葉を辿って行こうと思います。
とってつけるのが朝飯前の偽物の運動家の醜悪さとは違い、彼はうつ病とPTSDを抱えながら
内側から言葉を紡いでいて、その1つ1つには生身と重みがありました。
sad