ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

買い物の心得

2019-11-17 | 症状とともに生活する

「欲しいと思って見ると、よく見える。それを買う理由ばかりを集めるから。

そして一旦自分の物になった途端に、それまで見えていなかった粗が見えてくる。

要らないと思って なんでも見るようにすることだ。そうすれば賢明な買い物ができる。」

   

建築家のおじちゃんがそんな風に言いました。本当に、そうだと思います。


それを欲しいと思って見るのなら、検討しているつもりでも、それを買う理由を集めて正当化しているのであって

一旦買うと、買う前には全然気づかなかった粗が、見えてくる。

 

欲しいという気持ちが、情報にバイアスをかけて、見たい物だけ見てしまう。

だけでなく、頼まれもせずにその美点に強調のアクセントをつける。

 

要らないと思って臨めば、そのようなバイアスがかからないから、賢明な判断ができる。

 

買う時に、脳内でひとりディベートをするのも効果的だと思います。

「完璧 イラスト」の画像検索結果 

欲しい気になっている、目の前の物の粗を挙げてみたり。

例:「多分突板のここから剥がれてきそう。内側をタッカーで留めてある、安価な作り」

または、買わない理由を挙げてみる。

例:「物が増える。管理対象が増える。探し物が多くなる。部屋の中が複雑になる」 

逆に、全く魅かれなかった物の、いい所を挙げてみるカウンタートークも練習にいいと思います。

例:「引き出しがダボ接合でなく蟻組式で、上等だ」 


「あり組」の画像検索結果    

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新品を買うことがあまりない私ですが、(参照:環境神話)この前新品を買った時に、

いつもはならない心理状態になりました。

 

それは、新品なんだから、粗があってはいけないという強迫的な気持ちです。

「完璧  書道」の画像検索結果              
 

新品でも、開封したら多少は誤差の範囲内で(?)粗みたいなものがあったりします。

もし大量生産の人形だったら、黒目が白目から飛び出していたり。印刷が粗悪で福笑いみたいにずれている絵とか…

 

中古だと、傷や汚れなどの粗があるのが当たり前だから、全然気にならなくて最初から受け容れられるから

やはり中古を買うのがいいと改めて思いました。強迫性症状がある人には、中古を買うのがお勧めです。

 

                    

 

 

関連画像   “Perfect is the enemy of good.”  ― Voltaire  (関連:ジョン・ラスキン) 

 A quote for me    

 

 

 

「better is the enemy of good」の画像検索結果  とも言っている。


私はこの格言を見て、昨日仲間のお兄さんが話した言葉を思い出しました。

 



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