カルト思考は、目の前で起きているありのままの現実を無視して、観念を優先させて
無理やり押し通してくる。だから、現実になにが起こっても同じで、観念を言う。
火事が起こっても、強盗に入られても、いじめが起きていても、DVが起きていても、
子ども虐待が起きていても、ありのままの現実を見ようとせずに、観念（現実否認、
自分の願望、ねじ曲がった解釈…）を上から被せてきて現実に対して何も対策を講じず、
禍はとりかえしのつかない所まで行く。火事だったら家が全焼、強盗だったらお金の強奪、
いじめやDVや虐待だったら被害者の死亡や精神の破綻や自殺。
いつになったら助けるんですか 対応するんですか。
死んだら初めていじめだと認めるんですか。虐待だと認めるんですか。
全焼したら初めて火事だと認めるんですか。
：：：：：：年下の先生の、菅政権のコロナへの対応の話より抜粋。：：：：：：：：：：
〈火事が起きているのに火は消さずに全焼するまで見守るスタイル〉
一階のキッチンが燃えているのに「まだ火災と言えるような大きなうねりとまではなっていない。」
と言っているようなもの。「強い警戒感をもって対応する必要がある」警戒感もなにも、
もう燃えてるっていう話をしているのに。強盗が既に家に入ってきているのに
「まだ金庫から金を回収していないから、警戒する段階にとどめる」と言ってるのと同じ。
ど素人が考えても「これはまずいな」という判断能力以下の存在が、我が国の総理大臣だ。
（中略）こういう首相のトロい対応に対して、「何もしなくていいんだ」とか「消化器を
ぶっかけたらキッチンの掃除をしないといけなくなる」とか「消化器を使うとキッチンが
故障するかもしれない」と言って火事になること自体を否定しないけども批判するという
明後日の方向にクレームをつける人種っていうのも日本にはたくさんいてですね…
（中略）普通に考えたら、ほっといたらキッチンどころか家が丸ごと燃えるっていう話
なんですけど、とにかく消化活動を初動でやる労力やそれによって出てしまう小さな損害を
過大に見積もり、逆に家が全焼するというバカでかいリスクは過小に評価するんですよね。
無茶苦茶なのが、彼1人であれば彼が総理大臣をやっているなんてことは起きない訳でして
やはり似たような人間が周囲にわんさかいるからこそ、こういったことが去年から何回も
起きているわけなんです。（続く）
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好き嫌いに関わらず、望んでいる望んでいないに関わらず、起きている現実をありのまま認識する
ことができず、自分の願望を被せてくる。
自分の願望… 大金を前払いで支払って委託した業者はちゃんとした人だ。私の判断は間違っていない。 / A君と婚約破棄してお腹の子どもを堕胎して結婚したB君はその価値ある人だ。私の判断は間違っていない。 / 投資した会社はちゃんとした会社だ。私の判断は間違っていない。/ 会社を辞めて引っ越してきたこの街は、前の街よりいい街だ。子どもに転校させて入れた小学校はいい学校だ。私の判断は間違っていない。/ 転職して入社したこの会社は、前の会社よりいい会社だ。私の判断は間違っていない etc……
ありのままの現実（＝不都合な真実）を認めたくないから、自分の願望で現実を歪める。
これはカルト思考の典型的特徴である。
カルト思考にかかれば、現実に何が起きても関係ないからある種、無敵である。
現実はすべて無視して それを捻じ曲げた観念を言うだけだから。最強にして最凶。
見ざる、聞かざる、 でも めっちゃ言う
例えば虐待家庭だったら、殴られて血だらけの子どもがそこにいても、観念をごちゃごちゃ
言い繕って、ありのままの現象を否定する。毎日激しい口論、暴力で、夫婦関係は破綻していて
そのせいで子どもに劣悪な生育環境（機能不全家族）となっているのに、観念をごちゃごちゃ
言って、現実を否定してその惨状を野放しにして子どもの健康な成育を破壊する。
その観念は往々にして、尤もらしく 立派な見せかけをしている。
現実は凄惨な有り様なのに、高尚な観念で覆い潰してその現実を野放しにして事を最悪に至らせる。
口では、美しく高尚で立派で理路整然として知性的なことを言っているけれど
その足元に転がっている現実の一体どこに、美しさや高尚さや立派さ、知性があるだろう。
微塵もなく、真逆である。優しさ、温かみ、美しさ、思いやりなど、かれの足元には
どこにもないのに、口で立派な観念を言い続ける。
これって狂ってるという状況なのだけど…
でも狂ってる人達は、日本のそこら中にいる。あそこにも、ほらそこにも。
現実を無視する時に用いられる尤もらしい観念に、騙されないで。
それら（詭弁、偽装）は、実に巧妙に完璧風にこしらえられていて、
準備のない人や心が素直で純粋な人はいちころで騙されてしまう。
でもよく見てみて、その観念が覆い被さって隠している現実を。血だらけで泣いてる子ども、
毎夜毎夜の激しい口論、やさしさ温かさのかけらもない冷え切った関係、常に緊張している
家庭内の空気、こわばった子どもの顔、必死に親に合せている可哀そうな健気な子どもの姿…
そういう情けない哀れな現実を垂れ流しておいて、平然と、高尚な観念を言い続ける。
hikaemeni itte kyoujin desune
そしてその偽装に使われる観念が一見、高尚高邁で知性的であるゆえ、本質をつきとめにくいけれど
それをやっている人の行動原理は 自己愛なのである。それとは真逆であるかのように偽装されて
いるけれど。だからこそ、凄惨な現実をそのままにして、自分の子どもを劣悪な環境に置き続けて
心を破壊し続けることができるのである。かれらは平然と、それができる。子どもを守ることより
何よりも、自己愛が大事だから。自己愛の為なら子どもを劣悪な環境に置き続け、子どもの心を
破壊することを平気でやる。
自分のメンツ、プライド、意地、正当性の保守、負けたくない、面目体面を保ちたい、
カッコつけたい、優位を保ちたい、判断ミスを認めたくない、弱さに向き合いたくない、
間違っていることを認めたくない、面倒くさい、臭い物には蓋をして開けたくない、
ほおっ被りを暴かれたくない、嘘に基づいた積み上げを暴かれたくない、
いい子ぶりたい、世間体、社会的評価、すごい人と思われたい、高尚な存在だと思われたい、
自分の為に。
これは虐待・DV家庭の親以外にも色んなところで見られる現象。
支援職、社会運動体、労組など、本来そういう自己愛とは逆のスピリットから行う筈の
ところで（こそ）、この現象は頻発している。ある人は、それは不思議なようで実は当然だと
言っていた。支援や組合活動といった人と関わる仕事を、己の自己愛・支配欲を満たす為に
使う人達が紛れ込みやすいって。当事者消費・当事者搾取をする、最もふさわしくない人達が
これらの仕事・活動には紛れ込んでいる。本当に厄介であり、その害悪は計り知れないものがある。
「よきこと」の中にあつかましく紛れ込んだこういう自己愛で動く人達による被害は、多くの当事者
達が声をあげている。汚れた手で尊いものを触る輩。動機を偽っている分、始末が悪い。
sono tobira niwa huretewa dame 
蓋を開けるやつは許さない
天地をさかさまにする
真偽をさかさまにする
正誤をさかさまにする
善悪をさかさまにする
その人が足元で作っている現実を棚上げして、知性も高邁さも、あるものか。
