ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

左官のおじちゃん

2020-03-16 | 建築・インテリア

左官のおじちゃんは素朴で気のいい人で、話していてとても和みます。

会社組織に生きてきた人と違って、物造りをしてきた職人さんです。

漆喰塗りをする時は、とても真剣に壁に向き合っています。

彼が一生懸命に手がけた漆喰やタイルを暮らしの中で見ると、「左官のおじちゃん」といつも思います。

 

職人のおじちゃんたちの作品に囲まれた家で暮らすのは、とてもいいです。


もし人間くさい仕上がりの部分があっても、おじちゃんが真剣に仕事をしているのを知っているから

平気です。手を抜いたり、不誠実なことをしたりしないと知っているから。

もしそんな心の通った関係性がなくて、ただ消費者として左官の労働力を利用するだけならば、

そういった部分に対して、粗として見えたりするでしょう。

 

クレームの時代などと言ったりしますが、労働力をユーズして対価を払うというだけの関係性の世の中で

そうなるのは、摂理だと思います。結果だけ受け取る関係性の世の中ではクレームは起きやすいと思います。

左官のおじちゃんと信頼関係や親しみがあるので、もし漆喰壁におじちゃんの指紋がついていても

見るたびに笑顔になります。 *^^* 

 


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