ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

世界ごと自分のもの

2019-07-27 | 建築・インテリア

夕日が綺麗なので、子どもと毎晩散歩をしています。

近所の農家の前で、透明のひびガラスのソーラー外灯が土に挿してあり、とても綺麗なので

いつも立ち止まって見ています。

 

   電気代0円

 

プラスチックじゃなくてガラス製でよかった。「なんだ偽物か」という落胆が多い、プラスチックに占拠された国ですが。

昼間、灯りが灯ってなくてもひびガラスはきれいです。欲しいな、とか思って見てました。

小屋か出てきた腰の曲がったおばちゃん「なんの~?」「…このガラスが綺麗やけん」「そげんつね」「うん綺麗」 

 

散歩の時は、必ずそこを通っています。それで、思ったことは

 

外の風景を自分のものと思えば、所有しなくていい ということです。

 

他人の物は、自分の物…  そう思えば、物を買わなくていい。

所有者はあの農家だけど、そんなの関係ない。外の世界ごと、私のものと思えばいい。

毎日散歩して鑑賞しているのだから、私が再度所有する必要はない。二つは要らない。

 

そう思いました。なんでも、いいと思ったら所有したくなるけど、

このアイデアは、私にとって大きな発想の転換です。

自分の家の中ですべて揃える必要はない。

 

人ん家の前にかかっている、鉄製の可愛い装飾とか、教会の黄色いステンドグラスとか

お寺の、いい音がする南部鉄の風鈴とか、私のものと思えばいい。

川沿いの真っ赤なカンナも、タチアオイも、人ん家の軒先の桔梗も、通り道のあじさいも、

グラジオラスも、薔薇畑も、外の世界ごと、私のもの。内と外で境界線を引く意味はない。

 

「お前はあほか。そんなことを言ったら、消費活動が落ち込んで、物が売れなくて、経済が回らないじゃないか」

 

物を過剰に作らなくていい  なんでも買わなくていい

その為に 無駄に労働しなくていい  

   そう考えました。



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