Trips with my RV.

RVでの小旅行。

大飯原発敷地内の破砕帯は活断層なのか?

2012-11-09 19:38:04 | 独り言
先ず最初に断っておくが、今回のネタには結論はありません。私は地質学者でも無いし破砕帯が過去の活断活動に依るのか、地滑りだったのかを主張するそれぞれの学者さん方の主張を(私なりに)チェックした訳では無いので、素人判断の無責任な意見ですら結論は出ていません。

その上で・・・

微量放射線が人体に有害か無害か、はたまた微量放射線は健康に良いのか・・・も科学的に結論は出ていない。その過去記事の際には書いたツモリだが、科学的に決着が着かない事は社会的に決着を着けて前に進む事が必要だと思うのだ。それこそが政治の仕事だと思う。

今回の件も又同じ。ニュース映像で採り上げられた12~13万年以内に動いた活断層の名残だと主張する渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)VS.地滑りだとする岡田篤正・立命館大教授(活構造学)の両者の主張の応酬は、科学的な説明は一切無く小学生の言い合いの様相で説得力は欠けるが・・・、科学的に解明するには、この破砕帯が3次元的にどう連続しているかと云うデータか、最低でも破砕帯の敷地外での広がりや繋がりが判らなければ判断は難しい事なのに、敷地内だけでの検証に頑なに拘り破砕帯部分トレンチを更に掘り下げて観察して見ると云う馬鹿げた結論になってしまった。このままでは掘り下げたトレンチ深さ次第では、同じく科学的な決着が無いまま百々巡りするだろう。

変動地形学VS.活構造学と云うよりも・・・、(申し訳ない事だが私には渡辺先生も岡田先生も御自身の学問以外のモノに主張が左右されて居られる様に見えてしまうのだが)、属人的な見解の相違と云う奴だろう。

専門家とズブの素人(一般人)の意見が異なった時、これは大部分の場合で専門家の意見の方が正しいのだと思う。そして、専門家の方々の意見が一致している(学会での意見が一致している)事については、ほぼ100%専門家の意見が正しいのだろう。では、専門家の中でも意見が一致していない場合は・・・実は正解は判っていないのだと思うのだ。特に、今回の場合の様に・・・、明確に判断できる筈の重要な情報が何もない場合は、些末な違いを元に双方が大胆予想をしているだけ(・・・と素人の私には見える)の場合は、専門家と云えど信頼するに値しないのカモ。結論を導く為には不可欠な情報が得られない限り専門家と云えど正解が判る訳では無いのだ。

その上で、神ならぬ私共には一寸先は見えない暗闇の中でも進路を選ばなければならないのだが・・・

過去記事「絶対反対シンドローム? 2012-01-13 21:44:57 | 独り言」http://blog.goo.ne.jp/trailer/e/bf2fd6e2c4f83fc47a0e24de30cb93af





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 犬に食べさせてはダメ! | トップ | 映画『009 RE:CYBORG』3Dを... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

独り言」カテゴリの最新記事