日生病院と労災病院・・・比較的大きな基幹病院で緊急性は無いので対処不能と云われたので、家族ぐるみの掛かり付け医（内科医）に相談に行った処、こんな処に遊びに来ている場合じゃない直ぐに専門病院へ行けと怒鳴られて・・・「とにかく頼む」と書いたフザケた紹介状を持たされて「心臓病センター榊原病院」へ。ここは地元では有名な心臓の病院とされていて、台湾の李登輝前総統が心臓病の治療に立ち寄る立ち寄らないで中国と揉めた曰く付きの病院。
件の掛かり付け医は、ふざけた紹介状だけではなく妻の助手席で榊原病院に向かっている間、電話で心電図やＣＴの所見を伝えていてくれたみたいで受付に辿り着くと同時に青木先生から聞いておりますと緊急オペを行う事になった。き、緊急オペ？って・・・、そんな準備もして来てないが・・・（どんな準備が必要なのかも知らないが）。
ストレッチャーに乗せられ何度か心電図を取り、何枚かレントゲンを撮られたら次々に服を脱がされつつストレッチャー毎エレベーターに乗せられて手術室へ。運が悪ければ、これが「この世」の最後の風景かも知れないと思いジックリの見ようと思ったがメガネを外されていたので世界は暈けていた。裸に剥かれて導尿管を差し込まれ足の付け根に麻酔を打たれて・・・暫くすると、どうやらカテーテルが脚の静脈から差し込まれているらしいのだが全く無感覚だ。（いや、ナンか圧迫感の様な違和感を感じるが、その感覚の発生場所が不明）
で、血管造影剤を入れて冠動脈ＲＣＡとＬＣＡの造影像がモニターに映っているらしいが目が悪いので見えない。今、カテーテルの先が冠動脈に到達しましたが何か感じますか？と執刀医に聞かれるが・・・何も感じない。画面を観ながらＬＣＲ（左冠動脈）狭窄部をバルーンで膨らませステント（ステンレス製のバネ）を中に入れると説明されたが、先ずは血栓を採取しようとＰＴＣＲ（血栓溶解療法）を試したら血栓が原形を留めず消滅してしまったのだそうだ。ＲＣＡにも血栓が見られるそうだが、今後の入院加療で薬物に依る血栓溶解を試みた後、次回（来週？）の再手術で除去する事にしたと説明があった。青木医師のＣＴからも石灰化している事が伺え、バルーン→ステントの術式ではなくロブロータかＤＣＡ（方向性冠動脈粥腫切除術）が必要かも知れないので出直す（？）事になった（らしい？）。建前論としては急性心筋梗塞症状からの離脱まで全力を尽くすと云う事だが、スタッフの数が揃うＧＷ明けに託すと云う事かも知れない。
これで先日の親類の飲み会で感じた違和感の正体は心筋梗塞だったとハッキリ判明した。（その当の叔父の死因は飲酒後の心筋梗塞か狭心症だった）因みに、手術室の装備では（胃腸用では無いが）私の上行結腸に憩室は見当たらないと云う事なので、右脇腹の鈍痛から、背中の痛み、背骨の痛み・・・の広範囲な痛みと違和感及び（当然に）心臓の痛みは全部心筋梗塞の痛みだった事になる。４月１９日からだと発症から３日以内の急性心筋梗塞では少ない心筋の壊死も、亜急性心筋梗塞（発症から３０日以内）では茹でた豆腐の様に壊死してボロボロになっているのだそうだ。茹でた豆腐で出来た袋でで全身に血液を送っている訳で、血中の繊維芽細胞が壊死した心筋に辿り着いて芽が出て心筋が再生するまで待つしかないのらしい。勿論、iPS細胞や、線維芽細胞から心筋を直接再生する再生医療や、iCM細胞（誘導心筋細胞）等の再生医療も研究されつつあるが今日段階の私には間に合わない様だ。
ＧＷなので娘を説得して何処かに行こうと秘かに画策しては居たけれど・・・こんな処で絶対安静生活を強いられるとは予想だにしなかった・・・。不整脈（発症後急性期には致死的不整脈が容易に起こり死亡する危険性が非常に高いとされる）は非常に少ないので聞き分けが良いのか、血流が完全に途絶えた訳では無かった為に（間欠的に血行が継続して甚大な被害を免れた？）等で思いの外症状が軽いのか、単に私が脳天気なのか・・・
兎に角、心電図では疑いがあると云うレベルだが血液検査（CK-MB）では心筋破壊は明確だったそうなので、運良く命拾いをしたのだろう。痛み止めを飲んでキャラバンに出発していた・・・と云う選択肢は無かった筈だが、どっかの温泉でノンビリする位は痛みを圧して付き合っていた可能性はある。
最近の心電計は心臓疾患名を自動表示してくれる人工知能機能があるのだが、（結果的に明らかな）心筋梗塞状態でも単なる回転異常とＱ波異常（ややＱ波が強いので専門医の指示を仰げ）との表示しかしなかった。この表示を見て最初に行った掛かり付けの胃腸外科も、備前市の基幹病院である日生病院も最近は心筋梗塞治療に力を入れていると市政便りで読んでいたし、岡山労災病院も・・・夜間急患で行った為か正常とは云えないカモ知れないが緊急性は無いので対処が出来ないと云われてしまう事になる。労災病院もステント治療の症例も多く64列マルチスライスCTによる冠動脈造影検査が出来る基幹病院だ。（が、結構、充分、悪い状態だったらしいのだが・・・。掛かり付けの内科医の青木医師は救急車を呼んでやると仰っていた。が・・・だって救急車をタクシー代わりに使うのって駄目らしいのでカミサンに乗せて貰って行きますと断った次第。）
ま、何はともあれ・・・今、生きている事を幸運だと思う事にしておこう。
件の掛かり付け医は、ふざけた紹介状だけではなく妻の助手席で榊原病院に向かっている間、電話で心電図やＣＴの所見を伝えていてくれたみたいで受付に辿り着くと同時に青木先生から聞いておりますと緊急オペを行う事になった。き、緊急オペ？って・・・、そんな準備もして来てないが・・・（どんな準備が必要なのかも知らないが）。
ストレッチャーに乗せられ何度か心電図を取り、何枚かレントゲンを撮られたら次々に服を脱がされつつストレッチャー毎エレベーターに乗せられて手術室へ。運が悪ければ、これが「この世」の最後の風景かも知れないと思いジックリの見ようと思ったがメガネを外されていたので世界は暈けていた。裸に剥かれて導尿管を差し込まれ足の付け根に麻酔を打たれて・・・暫くすると、どうやらカテーテルが脚の静脈から差し込まれているらしいのだが全く無感覚だ。（いや、ナンか圧迫感の様な違和感を感じるが、その感覚の発生場所が不明）
で、血管造影剤を入れて冠動脈ＲＣＡとＬＣＡの造影像がモニターに映っているらしいが目が悪いので見えない。今、カテーテルの先が冠動脈に到達しましたが何か感じますか？と執刀医に聞かれるが・・・何も感じない。画面を観ながらＬＣＲ（左冠動脈）狭窄部をバルーンで膨らませステント（ステンレス製のバネ）を中に入れると説明されたが、先ずは血栓を採取しようとＰＴＣＲ（血栓溶解療法）を試したら血栓が原形を留めず消滅してしまったのだそうだ。ＲＣＡにも血栓が見られるそうだが、今後の入院加療で薬物に依る血栓溶解を試みた後、次回（来週？）の再手術で除去する事にしたと説明があった。青木医師のＣＴからも石灰化している事が伺え、バルーン→ステントの術式ではなくロブロータかＤＣＡ（方向性冠動脈粥腫切除術）が必要かも知れないので出直す（？）事になった（らしい？）。建前論としては急性心筋梗塞症状からの離脱まで全力を尽くすと云う事だが、スタッフの数が揃うＧＷ明けに託すと云う事かも知れない。
これで先日の親類の飲み会で感じた違和感の正体は心筋梗塞だったとハッキリ判明した。（その当の叔父の死因は飲酒後の心筋梗塞か狭心症だった）因みに、手術室の装備では（胃腸用では無いが）私の上行結腸に憩室は見当たらないと云う事なので、右脇腹の鈍痛から、背中の痛み、背骨の痛み・・・の広範囲な痛みと違和感及び（当然に）心臓の痛みは全部心筋梗塞の痛みだった事になる。４月１９日からだと発症から３日以内の急性心筋梗塞では少ない心筋の壊死も、亜急性心筋梗塞（発症から３０日以内）では茹でた豆腐の様に壊死してボロボロになっているのだそうだ。茹でた豆腐で出来た袋でで全身に血液を送っている訳で、血中の繊維芽細胞が壊死した心筋に辿り着いて芽が出て心筋が再生するまで待つしかないのらしい。勿論、iPS細胞や、線維芽細胞から心筋を直接再生する再生医療や、iCM細胞（誘導心筋細胞）等の再生医療も研究されつつあるが今日段階の私には間に合わない様だ。
ＧＷなので娘を説得して何処かに行こうと秘かに画策しては居たけれど・・・こんな処で絶対安静生活を強いられるとは予想だにしなかった・・・。不整脈（発症後急性期には致死的不整脈が容易に起こり死亡する危険性が非常に高いとされる）は非常に少ないので聞き分けが良いのか、血流が完全に途絶えた訳では無かった為に（間欠的に血行が継続して甚大な被害を免れた？）等で思いの外症状が軽いのか、単に私が脳天気なのか・・・
兎に角、心電図では疑いがあると云うレベルだが血液検査（CK-MB）では心筋破壊は明確だったそうなので、運良く命拾いをしたのだろう。痛み止めを飲んでキャラバンに出発していた・・・と云う選択肢は無かった筈だが、どっかの温泉でノンビリする位は痛みを圧して付き合っていた可能性はある。
最近の心電計は心臓疾患名を自動表示してくれる人工知能機能があるのだが、（結果的に明らかな）心筋梗塞状態でも単なる回転異常とＱ波異常（ややＱ波が強いので専門医の指示を仰げ）との表示しかしなかった。この表示を見て最初に行った掛かり付けの胃腸外科も、備前市の基幹病院である日生病院も最近は心筋梗塞治療に力を入れていると市政便りで読んでいたし、岡山労災病院も・・・夜間急患で行った為か正常とは云えないカモ知れないが緊急性は無いので対処が出来ないと云われてしまう事になる。労災病院もステント治療の症例も多く64列マルチスライスCTによる冠動脈造影検査が出来る基幹病院だ。（が、結構、充分、悪い状態だったらしいのだが・・・。掛かり付けの内科医の青木医師は救急車を呼んでやると仰っていた。が・・・だって救急車をタクシー代わりに使うのって駄目らしいのでカミサンに乗せて貰って行きますと断った次第。）
ま、何はともあれ・・・今、生きている事を幸運だと思う事にしておこう。
＞ おもしろい内容だったのでコメント残していきますねー
きょ、恐縮です。私本人的には特に「おもしろい内容」では全く無いのですが・・・。
＞ アドレス残していくのでメールしてね！
貴アドレスで検索すると同様の書き込みが数万件在るので・・・遠慮しておきます。