東北オステオパシー会

日本を代表するオステオパシーの権威、齋藤巳乗先生がつくった治療法である「誇張法」を学ぶ研修会です。

一泊研修会より

2009年09月20日 | お知らせ
今年の一泊研修会は、9/5~6に「かんぽの宿 いわき」で行なわれました。会員でない方も数名参加され、これを機会に入会された方もいらっしゃいました。

今回のテーマは会員の皆さんの提案により、「脊椎全体の治療」そして自律神経の操作を学びました。
以下、会員より届いた一泊研修会の報告です。

1日目は座学から。記憶に関わる海馬、情動に関わる扁桃核等の解剖学的位置とそれらが障害されるとどのような症状が出るか。次に自律神経についての講義です。
上記知識を踏まえた上で、実技では自律神経へのアプローチが誇張法の奥義として紹介されました。



齋藤先生曰く「下から脊椎の治療を行い上から自律神経の治療を行うといいです」とのこと。今回約30名の受講者が実技に臨みました。実際に行うと自律神経の治療もリリースが上手く行ったと思っても再検査で残っており齋藤先生に「出来た“つもり”にならないこと」と戒めの言葉をいただきました。



夜は齋藤先生を囲んでの飲み会でした。齋藤先生のこれまでのオステオパシーの活動内容、オステオパシーの海外事情、等、貴重なお話を聴くことが出来ました。また齋藤先生のお部屋で恒例の夜の勉強会もあり有意義な1日でした。

2日目は昨日の実技に加え頚椎と頭蓋骨の治療を学びました。後方重心姿勢の会員の方が齋藤先生のデモで頭頂骨の治療まで受けた後、無理なく良い姿勢がとれるようになりました。講義の最後に齋藤先生は「背骨が真っ直ぐな若い人が増えてきている。その場合胸腰椎の湾曲をつけること。また自律神経を治すとどんな患者さんでも良くなる」と述べられました。また患者さんには「治療による効果を維持しその良い姿勢を保つため正座すること」を推奨されました。

齋藤先生は患者さんの治療に回数を沢山かけるのは詐欺と一緒だと言います。少ない回数で患者さんを治せるようこれからも精進しようと思いました。

来年も9月に一泊研修を予定していますの、ご参加をお待ちしています。

10月は通常の郡山での講習に戻ります。膝関節と股関節、胸腰椎と腰椎の治療のテーマに沿って開催されます。