東北オステオパシー会

日本を代表するオステオパシーの権威、齋藤巳乗先生がつくった治療法である「誇張法」を学ぶ研修会です。

齋藤先生の誇張法は、全身心身療法です

2009年03月13日 | お知らせ
3月の講習会では、午前は膝関節と股関節の調整法、午後からは胸腰椎と腰椎の調整法を勉強しました。

誇張法では検査と調整法が同様に使えるものが多く、膝関節においても一緒になります。
とても臨床に役立ちます。

デモでは昨年相当悪いと言われた左膝ではなく、反対側の膝の調整をして頂きました。しかも「少し浮腫んで制限があるのみ(早起きと旅の疲れでしょう)であんまり悪くはない。」と言われました。
確かに左膝は一昨年治療して頂いた後からはほとんど痛みが出たことがないのです!

股関節の調整方法は教科書に記載された以外にも幾つか出てきました。
私が初めて見た技法もあり勉強になりました。

齋藤先生が紹介する技術は、来られている会員の先生方のレベルとそのデモの方の状態で決定されます。

午後は胸腰椎と腰椎の調整法が紹介されました。

また仙骨と脊柱と顔の歪みの関連も紹介されました。

今の時期花粉症で鼻閉などで悩んでる方には喜ばれるでしょう。
鼻の通りもスッと良くなります。

臨床で腰痛を持つ方の話を聴くと、現在、または過去に膝痛、股関節の痛み・違和感等感じたことがある方も多いです。
原因が何であれ完全に治らないまま元の生活に戻って過ごすうちに、より重い症状が出て来てきます。
誇張法は足先から頭まで、原因をみつけそこを治しながら全身を整える、全身心身療法です。

もっと多くの方に齋藤先生から学んで頂き、悩んでいる方を救って欲しいと思います。」

齋藤先生から学ぶことはたくさんある

2009年03月11日 | Weblog
2月の講習会感想
今年最初の誇張法講習会では、足関節と腰椎の調整法を学びました。

実臨床では脊柱の調整でかなりの割合で、四肢の愁訴まで改善がみられます。 しかしだからといって四肢の調整を学ぶことをおろそかにしてはならない、と思っています。

斎藤先生は、いつも一人一人についてみてくれます。間違いがあれば指摘し、患者さんに何が必要で今どこに触れているかを常に考えて治療を行うよう指導されます。私も、距踵関節の調整時、調整の角度が甘い、と指摘されました。
私はこれまで何人も捻挫の方を早期に改善させてきた経験がありますが、その調整も甘かった、ということになります。
逆をいえば誇張法はそれだけ優れており、本当に調整出来ればこれまで以上に捻挫の患者さんの回復を助けることが出来るということでしょう。

腰椎の調整では仙骨を使っての腰椎の側弯の調整等学びました。

齋藤先生のデモでは腰痛を訴える先生のうち二人が自律神経の問題と診断され、それぞれ頭蓋骨、頚椎の調整を受けました。
齋藤先生は「原因をみつけ治療しなさい」と言います。

穏やかな頚椎の調整で腰だけでなく頭を含め全身まで緩めていく、その高い技術にいつも憧れます。
質疑応答では小児の調整に関して問題が起こる原因の一つとして、分娩が長引くこと、またそれによりお腹を圧されり、鉗子で頭を引っ張られたりされることで赤ん坊の頭を締め付けてしまう、等話がありました。

齋藤先生から学ぶことは沢山あります。
これからも齋藤先生と先生の創始した誇張法に魅せられた受講者の方との学びを大切にしたいと思います。