東北オステオパシー会

日本を代表するオステオパシーの権威、齋藤巳乗先生がつくった治療法である「誇張法」を学ぶ研修会です。

4月は肋骨と脊椎全体がテーマでした

2009年04月07日 | Weblog
会員から4月の講習会感想が届きました。
今月は、肋骨と脊椎全体の調整法でした。

午前中は肋骨の調整。
まず上肢をテコに前面から肋骨を緩めます。
「五十肩のある方は先に治しておくこと」との齋藤先生の指導。
慣れて手の感覚が上がれば上肢を使わずとも調整出来るとのこと。
次に背面からの肋骨の調整です。
齋藤先生から指標から探して正確に触れることを教わりますが、なかなか難しいものです。

午後からは浮肋骨、そして脊椎全体の調整を学びました。
仙骨の歪みが脊椎全体に及す影響を実技・デモを通し紹介されました。
仙骨の調整技法は「誇張法」でも複数ありそれぞれを明確に用いていないと脊椎全体まで全く違った形に調整されてしまいます。
解剖の知識、手の感覚・圧の方向などの総ての正確さが問われます。

今回は足を捻挫している方が来られており、齋藤先生が調整を行いました。
整形外科で巻かれたテープ・包帯で固めてある上から検査・調整を行って、痛みをほとんどその場でとってしまいました。
正確に触診し調整出来ること、そのための知識と技術の不足を改めて実感した1日でした。

先生の手を目指して今後も研鑽を積んでいきたいと思います。

※来月は齋藤先生の誇張法・頭蓋骨の調整です。
頭蓋仙骨系についても講義があるでしょう。
クラニオ(頭蓋仙骨療法)を実践されている方には復習・そして新たな技法の習得の良い機会だと思います。

会場は4月と同じ郡山市内職業訓練センターになります。