管理職も行政も教えてくれない 学校の「今のあたりまえ」 若い教師に伝えたいこと

今当たり前と思っていることも、よくよく考えてみれば、問題だらけ。若い人には、ぜひ読んで、考えてもらいたいものばかり。

死んでから謝罪するのか

2020-06-20 07:49:21 | 行政
金曜日、さすがに体が動かないので年休をとることにした。熱はないが、頭が重い、ぎっしり積めたリュックを担いでいるような倦怠感。
6月に入ってから、マスクを着用しての授業はきつく、子どもたちが下校した後は、ぐったりしてしまう。食欲はないが、むりやり口に押し込み、帰宅してからは、とにかく早寝。
土日の休みも、最初の1日はだらだら寝たり起きたり。2日目は、それでも翌週の準備をしなければならない。
毎朝、体温を計るアンケートがあるが、そこには、2週間にわたり、「強い倦怠感」「眩暈」「腰痛」などを書き続けたが、管理職からは一言も声かけもない。同僚も、毎回「咳き込む」を記入したが、何も反応がないと言う。
さすがにひどいと考えて、アンケートに「チェックされてますか」と書いたが、それも回答なし。先週の水曜、木曜にはアンケートの回答をやめてみた。しかし、それに対しても、何も反応がない。
そして、金曜日のダウンである。
私の教室は、40人近い「密」の状態。時折、管理職は覗きにくるが、ほとんど無言で通過してしまう。「端の机を壁にくっつけたら?」と副校長からの「指示」くらいだ。その指示は、分からなくはないが、横に本棚があり、500冊の本を置いているために、前は空けておきたい。(本の場所を移動させる方法もあるが、ちょっと意地になり、無視したのも印象を悪くさせたのかもしれない)

「高齢」の私は、子ども以上に、生命の危険を毎日感じている。喫煙はするし、幼いころには肺炎を患っている。それを考えると、完全に志村けんと重なる。
感染予防のあれこれに加えた、梅雨の高温多湿による体力消耗。まさに、私は自ら人体実験をしているような毎日である。

そんなときに、管理職は何を見て、何を考えているのだろうか。
上からの指示を、そつなくこなすこと、保護者からクレームがないように「こんなに学校はやってますよ」とアピールすること。
そこには職員に対する関心、配慮は、微塵もない。アンケートで、これほど書き続けも、見ていないか、無視なのだ。
職員に寄り添えない管理職の学校は、まさに地獄である。さらに従順な主幹らが、「なにを言っても無駄」な校風を作っていく。

我慢しようとは思わない。言える人が言わなければ、何も変わらないから。