カスミサンショウウオ卵嚢
晩冬から春先にかけて、サンショウウオは産卵の季節を迎えます。この時期にいつもの場所で、カスミサンショウウオの産卵調査をしています。今年も産卵が2月23日から始まりました。
サンショウウオは水中の小枝や石の裏などに1対(2房)の卵のうを生み付けます。たまり水に産むタイプを止水性のサンショウウオと呼びます(止水性の中には多少流れのある場所に産むものもいる)。カスミサンショウウオは止水性です。卵のうの端は、水中の小枝や石などにくっついています。バナナ型の卵のうです。卵のうとは、多くの卵が入っている袋です。一個一個の卵はこの中で成長して,やがて幼生が外にとび出してくる。