ドクダーさとうの自然情報

ドクダーが見つけた身近な自然情報

オタマジャクシ

2009-03-30 22:17:35 | 自然
ニホンアカガエルとアズマヒキガエルのオタマジャクシ

 ニホンアカガエルの今年の産卵は2月7日でした。アズマヒキガエルは3月15日でした。春早く産卵するカエルたちですが、時期のずれは生存戦略があるようです。
 ニホンアカガエルのオタマジャクシは38㎜ぐらいになりますが、現在25㎜ほどです。
 アズマヒキガエルのオタマジャクシは小型で30㎜ぐらいまでにしかなりません。成体の大きさからは想像できませんね。現在はやっとオタマジャクシになったばかりで、15㎜ほどです。
 今年は湿地に水が多く、こんな様子が見られます。
 

ケリ

2009-03-25 22:32:08 | 
チドリ科。全長36㎝。
 甲高い声で鳴き、「キリッ、キリッ」、「ケリッ」、「ケケッ」というふうに聞こえる。この鳴き声からケリという名がついたといわれる。
 雌雄同色。くちばしは短く、黄色で先端が黒い。足は長くて黄色。目は赤橙色で黄色のアイリングがある。また。嘴の付け根には黄色い肉垂がある。成鳥の夏羽は頭部から胸上部が灰青色で、体上面は灰褐色で、体下面は白い。胸上部と体下面の境目には黒い胸帯がある。翼は先の方が黒く、基半部は白色と灰褐色で、飛ぶときこれらのコントラストが目立つ。尾は白色で黒い帯が入る。冬羽は頭部からの灰青色がやや褐色を帯びている。
 水田、畑、河原、干潟、草原などに生息している。繁殖期は3月から7月。

ヒメカンアオイ

2009-03-01 22:16:04 | 植物
ウマノスズクサ科。カンアオイ属。常緑多年草。
 主に日光が余り届かず人の手がほどよく加わった程度の里山の水の豊富な場所に生息する。乾燥は苦手のようである。
 ハート型の大きな葉に白い斑点があり、葉に丸みがあり花は2~4月にかけて咲く。本種は他のカンアオイ属の種よりも小型であることからヒメカンアオイと名づけられた。
 種子がアリによって運ばれて分布を拡大するので移動速度が遅く、地方によって様々な種に分化しており、お互いによく似ているので、花がないと同定が困難である。
 カンアオイの仲間は絶滅が危惧される種に指定されていることも多いが、ギフチョウの食草としても注目され、保護の対象にされることが多い。