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ドクダーさとうの自然情報

ドクダーが見つけた身近な自然情報

カムルチー

2012-09-26 22:07:55 | 自然
タイワンドジョウ科。成魚は全長30-80cmほどで、大型個体は90cmに達する。
 体は前後に細長い円筒形をしている。体色は黄褐色-緑褐色で、体側には円形の黒っぽい斑紋が2列に並ぶ。口は大きく、下顎が上顎よりも前に突き出ており、鋭い歯が並ぶ。同属の類 似種タイワンドジョウは体側の斑紋が3列に並ぶことがあり、斑紋も細かく不定形なので区別できる。
 他のタイワンドジョウ科の魚と同様に鰓の上部に上鰓器官を持ち、口から空気を直接吸いこんで酸素を取りこむことができる。摂氏10度前後の気温であれば、3-4日程度なら水から出ていても生きているという。
 細長い体とヘビに似た頭部から、英語では"Snakehead"(スネークヘッド)と総称され、釣りや観賞魚の愛好家はこちらで呼ぶことも多い。雷魚と総称される。
 日本には自然分布していなかったが、カムルチー、タイワンドジョウ、コウタイの3種が移入されたと言われている。要注意外来生物。



スッポン幼体

2012-09-15 21:57:39 | 自然
スッポン幼体


スッポン科。最大甲長は35cm。
 他のカメと異なり、甲羅表面は角質化していないので軟らかい。この甲羅の性質のため、他のカメよりもかなり体重が軽い。また水中だけでなく、陸上でも非常に素早い動きを見せる。
 この個体は甲羅干し中を捕獲した幼体で体長4センチほど。

参考:2010年8月10日

アズチグモ

2012-09-01 22:18:27 | 自然
カニグモ科。
 斑紋には変異があるが全体に真っ白なのが目を引く。また、とんがり眼鏡をかけたような眼域は特徴的である。
 腹部は後方が幅広いおむすび型、といった形。前端は丸く平らで、後端は大きく丸みがある。
 斑紋には個体差が大きい。基本的には白いクモで、全身が地色は黄色っぽい白からクリームがかった白である。ほとんど全身が真っ白な個体もあるが、たいていは多少とも褐色の斑紋があり、それは頭胸部では眼のすぐ後ろの両側、腹部では前端中央、そのやや後方に横線、一番幅広い部分に横線が入り、歩脚にも帯が入る。
 野山の草や低木の上に住んでおり、都市部では稀だが人里周辺でも見られる。両前脚を広げてほかの昆虫などを待ち伏せる。花の周辺で擬態し、チョウやハチなど飛来する昆虫を捕らえることが多く、自分より大きな獲物をよく捕らえる。



ニホンアカガエルかえる合戦

2012-02-07 20:37:27 | 自然
ニホンアカガエルかえる合戦


アカガエル科。体長は、雄4~5cm、雌5~7cm。
 早春に繁殖を開始するカエルです。今年も雨の後、定点観察を続ける湿地で始まりました。
 繁殖場所は、早春でも水が溜まっているような湿田や湿地などで、日当たりの良い浅い止水に産卵する。水田や河原の水溜りなどに産卵する。卵塊に含まれる卵数は1000を越える。卵塊は黒い卵の入ったゼリー状の塊りで、一度に産み出される。卵塊は押しつぶしたような球形をしているが、ニホンアカガエルの卵塊はヤマアカガエルの卵塊に比べて弾力性がある。
 繁殖期が終わると再び斜面林の落ち葉等に潜り5月ごろまで冬眠する。

抱接写真は、2007年2月23日 参照。
幼生写真 2007年4月28日 参照。卵塊写真 2011年2月11日 参照。

シロキクラゲ

2011-12-22 22:38:05 | 自然
シロキクラゲ科。食用キノコ。
 春から秋にかけて、広葉樹倒木や枯枝に発生する。形は不規則で、花びら状と表される。子実体はゼリー質で白く、半透明。キクラゲ同様、乾燥すると小さく縮み、湿ると元に戻る。
 形は不規則で多数の小裂片に分かれ、八重咲きの花またはハボタン状となる。径5~10センチメートル。
 中国では「銀耳」と呼ばれて栽培され、乾燥品として出回っている。主にデザートなどにされる一方、不老長寿の薬としても珍重されている。


ヤマカガシ

2011-10-14 22:37:50 | 自然
20111008ヤマカガシ


ナミヘビ科。全長は70~150センチ。
 頭胴長は55 - 120cm。体色は地域により非常に変異に富むが、主に褐色の地に赤色と黒色、黄色の斑紋が交互に並んでいる。
 頸部背面には黄色の帯があり、幼体でより鮮やかで、成長するにつれてくすんでくる。この黄色の帯も個体によっては表れない。 胴中央付近の背面の体鱗数は19列。鱗には強いキールがある。
 平地や、山地でも標高の低い場所に生息し、特に水辺や水田地帯、湿地周辺などに多い。
 有毒のヘビである。



ニホントカゲ幼体

2011-08-16 17:47:47 | 自然
爬虫類 トカゲ科。
 幼体は体色が黒や暗褐色で5本の明色の縦縞が入る。尾は青い。
 オスの成体は褐色で、体側面に茶褐色の太い縦縞が入る。繁殖期のオスは側頭部から喉、腹部が赤みを帯びる。メスは幼体の色彩を残したまま成熟することが多い。
 草原や山地にある日当たりの良い斜面等に生息する。冬季になると日当たりの良い斜面の地中や石垣等で冬眠する。
 食性は動物食で、昆虫類、クモ、甲殻類、ミミズ等を食べるが、果実を食べることもある。天敵はネコ、イタチ、アナグマ、ヘビなどの肉食動物である。
 繁殖形態は卵生。