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ドクダーさとうの自然情報

ドクダーが見つけた身近な自然情報

ヌマムツ

2013-09-14 22:49:20 | 自然
コイ科。
 外見はカワムツによく似ており、事実2000年頃までカワムツと同種で扱われていた。しかしカワムツとの交雑がないこと、鱗が細かいこと(側線鱗数カワムツ46-55、ヌマムツ53-63)、体側の縦帯がやや薄いこと、胸びれと腹びれの前縁が黄色ではなく赤いこと、カワムツが河川上中流などに住む流水適応型に対しヌマムツは湖や大河川などの緩やかな流れを好む止水適応型である事などから別種とされ、2003年に新和名「ヌマムツ」が決まった。
 止水適応型のためにカワムツに比べて水質汚染に強い。産卵期の雄は追星が現れ腹部が鮮やかな桃色(婚姻色)になる。

シマヘビ

2013-09-02 21:23:47 | 自然

ナミヘビ科。全長80-150cm。
 通常は淡黄色の体色に、4本の黒い縦縞模様が入るが、縞がまったくない個体もいる。体の細さに比べて鱗は大きく、皮膚に柔軟性がないため、あまり大きな餌は飲み込めない。虹彩は赤く、瞳孔は縦長の楕円形。

川を泳ぐシマヘビ
  




シロオビトリノフンダマシ

2013-07-28 21:24:03 | 自然
コガネグモ科。
 シロオビトリノフンダマシは横に長い楕円形の腹部で、中央に白い帯、その後部に黄褐色の部分がある。つやがあって、濡れた糞に見える。
 昼間は、低木や草の葉の裏面に、足を縮めた姿でじっとしている。
 何とも不思議な形で、クモには見えない。


マルタニシ雌

2013-07-07 21:02:37 | 自然
タニシ科
 巻き貝。
 淡水産種で、北海道以南の日本各地および朝鮮半島に分布し、水田、河川、池沼などにすむ。殻高60ミリ、殻径44ミリに達する。
 胎生で夏に幼貝を産みます。冬は乾いた田のくぼみの中ですごします。
 茹でたり、味噌煮や和え物として食用になります。
 参照 動画:2012年7月16日
 

シュレーゲルアオガエル幼体上陸

2013-06-23 21:05:54 | 自然
アオガエル科。
 森林から近い水田や湿地に生息する。よく似ているモリアオガエルとは、白目の部分で区別でき、モリアオガエルが赤色に対してシュレーゲルアオガエルは金色となります。また、コロコロッという甲高い鳴き声で、モリアオガエルのややくぐもった低い鳴き声とも、区別できます。
 2013年4月29日産卵から約1ヶ月半、オタマジャクシから幼体として上陸しました。小さいながらもカエルです。まだ尾が残っていますけれど。

参照:2013年5月11日シュレーゲルアオガエル卵塊

シュレーゲルアオガエル卵塊

2013-05-11 22:45:53 | 自然
アオガエル科。体長はオス3cm-4cm、メス4cm-5.5cmほど。
 体色は腹側は白く背中側は緑色をしているが、保護色で褐色を帯びることもある。虹彩は黄色。
 外見はモリアオガエルの無斑型に似ているが、やや小型で、虹彩が黄色いことで区別できる。また別科のニホンアマガエルにも似ているが、より大型になること、鼻筋から目、耳にかけて褐色の線がないこと、褐色になってもまだら模様が出ないことなどで区別できる。
 水田や森林等に生息し、繁殖期には水田や湖沼に集まる。繁殖期はおもに4月から6月にかけてだが、地域によっては2月から8月までばらつきがある。
 繁殖期になるとオスは水辺の岸辺で鳴く。鳴き声はニホンアマガエルよりも小さくて高く、「コロロ・コロロ…」と聞こえる。卵は畦などの水辺の岸辺に、泡で包まれた3cm-10cmほどの卵塊を産卵する。泡の中には200個-300個ほどの卵が含まれるが、土中に産卵することも多くあまり目立たない。孵化したオタマジャクシは雨で泡が溶けるとともに水中へ流れ落ち、水中生活を始める。


ヘビ(アオダイショウ・ヤマカガシ)

2013-01-02 19:56:31 | 自然
新年
 あけまして
  おめでとう
   ございます

本年もよろしくお願いします。

今年は巳年ということで、
爬虫類のヘビを二つ。アオダイショウとヤマカガシです。


 ヤマカガシ

 体が細長く、四肢がないのが特徴。胴と尾の区別は、一般に総排出口から先が尾とされる。骨格を見れば、胴体には肋骨があるが、尾にはない。
 森林、草原、砂漠、川、海等の様々な環境に生息する。環境に応じて地表棲種、樹上棲種、地中棲種、水棲種等、多様性に富む。変温動物。
 食性は全てが動物食で、主食はシロアリ、ミミズ、カタツムリ、カエル、ネズミ、魚類、鳥類など種類によって異なる。
 生態系の重要な位置を占め、最近都市では、さっぱり見なくなった。

モズのはやにえーツチイナゴ

2012-12-29 23:27:59 | 自然
モズのはやにえ


 モズには、とらえた食物を小枝や刺(とげ)に突き刺したり、ひっかけたままにしておく習性があり、それら小枝などに放置されたものが「モズのはやにえ」とよばれる。はやにえにされるものとしては、昆虫、トカゲ、カエル、魚、小哺乳(ほにゅう)類、小鳥などです。

 参照:2007年12月18日

 木に刺さったツチイナゴ。よく見ると、触角や口が動いていました。
 写真は、ツチイナゴと近くにあったムカデのはやにえ。
  

ハリガネムシ

2012-10-04 21:55:25 | 自然
ハリガネムシ


ハリガネムシ(針金虫)とは類線形動物門ハリガネムシ綱(線形虫綱)ハリガネムシ目に属する生物の総称。体に伸縮性がなく、のたうち回るような特徴的な動き方をする。体は左右対称で、種類によっては体長数cmから1mに達し直径は1〜3mmと細長い。内部には袋状の体腔がある。表面はクチクラで覆われていて体節はない。カマキリ(主にハラビロカマキリに寄生)やバッタ、ゴキブリ等といった昆虫類の寄生虫として知られている。


ニホンイシガメ幼体

2012-09-30 22:50:29 | 自然
イシガメ幼体


開発による生息地の破壊、水質悪化、ペット用の乱獲などにより生息数は減少している。地域によっては絶滅する可能性が高い場所もある。周辺を見れば、ミシシッピアカミミガメばかりである。市準絶滅危惧(NT)

参考:2009年9月2日