Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

小沢民主党 その2

2006-04-12 03:03:01 | 政治
昨日の記事に関連して。

昨日の記事を読み返してみると、私の意見がない様にも受け取れるので、もう一度靖国の問題に対してはっきりと自分の意見を述べるために今日も書く。

最近、無宗教の戦没者追悼施設を建設する、という話を聞くが、私にはどんなものを作ろうとしているのか想像もつかない。だからそのようなものは建設する意味もないと思っている。

この世に体を持たぬ人を宗教抜きでどう扱うというのだろう。あの世の存在を説くのも宗教だ。人間には魂があって、亡くなった方の霊を慰めることを説くのも宗教だ。だから「宗教抜きで追悼施設を」、という言葉自体がおかしい。

どこの国にも、どこの人種にも宗教はある。それが普通だ。日本のように政教分離を成し遂げている国のほうが少数派だ。アメリカのアーリントン墓地は国立かもしれないが、紛れもなく宗教施設である。イスラム教の国々が、アーリントン墓地はキリスト教だからどうにかしろ、などというだろうか。言うはずがない。彼らにも宗教があって、守るべきものが他の国にもあることぐらいは理解しているのだ。

だから中国があそこまでこの問題に介入してくるのは、ある意味日本人を試しているのだろう。「戦後日本人は骨抜きになったと聞くが、それは本当だろうか。」「国の文化、歴史、そういう日本人の骨格に関わる問題に、日本人は譲歩してくるだろうか。」譲歩してくるのなら、「思ったとおり、日本は恐れるに足らず」で、これまでよりももっと様々な要求をエスカレートさせてくるだろう。だからここは絶対に譲歩してはならない。A級戦犯の分祀ということも、靖国神社に任せればいい。一宗教のやることなのだから、政治家にとやかく言われる筋合いはないはずだ。日本には日本の法律があるのだし。

中国も昔、眠れる獅子、と恐れられていたことがあった。ところが日本につつかれて、ふたを開けてみると、意外ともろいことが明らかになり、諸外国から介入されることになった。

小沢氏が参拝をしようがしまいが、それは自由だ。だが大国におもねるようでは国民は支持しない。政治とは権力闘争ではなく、国民の生活を維持、向上させていくものだ。小沢氏の民主党がそのために何が出来るか、みてゆきたい。国民も馬鹿ではない。民主党が本当に国民のためになる議論を真剣にすれば自然と政権とは近づいてくるものだ。

そういう議論が活発になることを期待したい。

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