私のゼロ戦のその後です。
飛行回数は96回になりました。最近は仕事が終わる時間はもう外は真っ暗です。ですから時間の変わった11月以降、ほとんど飛ばしておりません。が、しかし飛行回数が目標の100回になかなか到達しないのにはほかにも理由があります。
一番の原因は引き込み脚の強度不足です。
このために予備バッテリーがまだあっても飛行を続けられないことが最近多いのです。
これは私の使用した引き込み脚ユニットの問題ではなく、度重なる墜落、補修を繰り返した結果、どうしても元に戻らなくなった部分があちこちに生まれ、ついに決定的な強度不足に陥ってしまいました。
脚を指でつまんで少し前後に圧力をかけてみると明らかにユニットの土台と、それを取り付けてある翼が一緒に動いていることがわかります。瞬間を亀裂に流し込んでみたり、出来るところはエポキシを使ってみたりしていますが、それでもこれ以上は良くならないというところまで来ています。
考えてみれば駄目にした引き込みユニットの数は12ペア、実に24個もの引き込みユニットを壊しました。今取り付けてあるのは私の手持ちの最後のユニットです。「これを壊すともう引き込みは終わり」という恐怖もなかなか次のフライトに行けない理由かもしれません。
それにしてもこのゼロ戦は私に引き込み脚の魅力を存分に味わわせてくれた飛行機でした。(もう過去形?)
ゼロ戦を飛ばすこと、そして引き込み脚にすることは私の長年の夢でした。
自分から離れていくように風下にタキシングし、こちらにUターンさせアイドルで一息。そこから徐々にスロットルを上げ、同時に右ラダーを適度に当てながら真っ直ぐこちらに滑走させてから自分の手前2メートルほどのところで少しだけエレベーターアップで離陸。浅い角度で目の前を通過させてから引き込み脚を収納しつつ徐々に高度を上げる。
これが私のお気に入りの離陸パターンでした。
もちろんいつもうまくいったわけではありません。
今回のゼロ戦の経験で引き込み脚の調節は結構シビアなことを知りました。少しでもがたがあるとすぐに事故を起こしてしまいます。逆に言えばそれだけ大きな負担が離着陸時にかかっていると言えます。今思えば離陸前にきちんと整備、確認しておけば今まで壊したユニットは半分で済んだと思います。車輪の向きを確認する。車輪が別の方向に回転しないか確認する。車輪がスムーズに回るか確認する。こんな単純なことをするだけでこれまで起こした事故は半分で済んだ筈です。ひいては機体の損傷ももっと少なくて済んだでしょう。
「車輪の向き」はもちろんどちらも真っ直ぐです。これは実際に機体後部を手で持って地上で前に走らせてみてどちらかの脚が外側や内側に行こうとしていないかをみて確認します。「車輪の回転」は機体をいろいろな角度で持って手で回してみてスムーズに回るかをみます。「車輪が別の方向に回転しないか」これも手で少し回してみて簡単に回らないか確認します。これはすべて離着陸がきれいに成功するかどうかに重要なことです。
より実機感ある引き込み具合にするためにサーボディレイを取り付けたり、サーボに安定的に電力を供給するために外付けBECを取り付けたりしました。それほど引き込み脚での離着陸にはこだわりがありました。
100回のフライトをひとつの区切りにしようと思います。この次はフラップに挑戦してみたいですね。
飛行回数は96回になりました。最近は仕事が終わる時間はもう外は真っ暗です。ですから時間の変わった11月以降、ほとんど飛ばしておりません。が、しかし飛行回数が目標の100回になかなか到達しないのにはほかにも理由があります。
一番の原因は引き込み脚の強度不足です。
このために予備バッテリーがまだあっても飛行を続けられないことが最近多いのです。
これは私の使用した引き込み脚ユニットの問題ではなく、度重なる墜落、補修を繰り返した結果、どうしても元に戻らなくなった部分があちこちに生まれ、ついに決定的な強度不足に陥ってしまいました。
脚を指でつまんで少し前後に圧力をかけてみると明らかにユニットの土台と、それを取り付けてある翼が一緒に動いていることがわかります。瞬間を亀裂に流し込んでみたり、出来るところはエポキシを使ってみたりしていますが、それでもこれ以上は良くならないというところまで来ています。
考えてみれば駄目にした引き込みユニットの数は12ペア、実に24個もの引き込みユニットを壊しました。今取り付けてあるのは私の手持ちの最後のユニットです。「これを壊すともう引き込みは終わり」という恐怖もなかなか次のフライトに行けない理由かもしれません。
それにしてもこのゼロ戦は私に引き込み脚の魅力を存分に味わわせてくれた飛行機でした。(もう過去形?)
ゼロ戦を飛ばすこと、そして引き込み脚にすることは私の長年の夢でした。
自分から離れていくように風下にタキシングし、こちらにUターンさせアイドルで一息。そこから徐々にスロットルを上げ、同時に右ラダーを適度に当てながら真っ直ぐこちらに滑走させてから自分の手前2メートルほどのところで少しだけエレベーターアップで離陸。浅い角度で目の前を通過させてから引き込み脚を収納しつつ徐々に高度を上げる。
これが私のお気に入りの離陸パターンでした。
もちろんいつもうまくいったわけではありません。
今回のゼロ戦の経験で引き込み脚の調節は結構シビアなことを知りました。少しでもがたがあるとすぐに事故を起こしてしまいます。逆に言えばそれだけ大きな負担が離着陸時にかかっていると言えます。今思えば離陸前にきちんと整備、確認しておけば今まで壊したユニットは半分で済んだと思います。車輪の向きを確認する。車輪が別の方向に回転しないか確認する。車輪がスムーズに回るか確認する。こんな単純なことをするだけでこれまで起こした事故は半分で済んだ筈です。ひいては機体の損傷ももっと少なくて済んだでしょう。
「車輪の向き」はもちろんどちらも真っ直ぐです。これは実際に機体後部を手で持って地上で前に走らせてみてどちらかの脚が外側や内側に行こうとしていないかをみて確認します。「車輪の回転」は機体をいろいろな角度で持って手で回してみてスムーズに回るかをみます。「車輪が別の方向に回転しないか」これも手で少し回してみて簡単に回らないか確認します。これはすべて離着陸がきれいに成功するかどうかに重要なことです。
より実機感ある引き込み具合にするためにサーボディレイを取り付けたり、サーボに安定的に電力を供給するために外付けBECを取り付けたりしました。それほど引き込み脚での離着陸にはこだわりがありました。
100回のフライトをひとつの区切りにしようと思います。この次はフラップに挑戦してみたいですね。
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