昨日、高知県最東部の室戸市、東洋町に行ってきました。各支援者との打ち合わせの合間に避難タワーを視察しました。
抜けるような青空、視界の180度以上が見える綺麗な海を見ていると地球が丸いと実感できます。
その真ん中に橋が・・・・・。いえいえ、「津波避難用人工地盤」です。
海水浴場の人工地盤、そのすぐ後方には国道があり、そして海面とさほど差のない平地に住宅地があります。
町議の方にお話をお伺いすると総工費、なんと約6億円。その内なんと1割を町が負担をしたらしいです。定員700名。後方の住宅地の住民も避難が出来るようにとの事で建設したらしいですが、いざ津波が来たら誰が海に向かって非難をするのか?(確かに)
など議論があったそうです。
案内板をよーく見ると。
次の南海地震の津波高の想定では、
・2003年中央防災会議では、9.9m。
・今年3月31日の内閣府の有識者会議での「最悪のケース」の推計では、18.4m。
やばい。
そしてその後方の町中心部の住宅地へ。
3機の避難タワーが設置されています。
第2号。町議さんの話では、高さ約12m、3600万円程度。
第2号よりも大きく立派な第3号。
14m、6.000万円弱。定員70人程度。
私は、特に県の第二期の南海地震の想定を見て、強い危機感を持ち、県議時代から避難タワーの有効性と整備促進を色んなところで話していました。
しかし、当時の関係者からは、「いつ来るか分からない。」「平常時にも避難タワーが別の用途使えるようにする為の案がない。」「子ども達が遊んだら危険。」などと作らない理由を探すかのようなお話を聞いて口惜しい思いもしてきました。
そして、東日本大震災の発生。
今後、県内でも避難タワーなどの避難施設を続々と整備する市町村が増えていますが、有効な整備を望みます。
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知事のサブマリン構想を新聞で拝見しました。
ただ、新聞記事では書かれないリスクが当然あると思います。
人口で考えたら、そんなに数は作れないし、避難してくるまでにハッチを閉めないといけない状況で地元の人はハッチを閉められるでしょうか?
広大な海岸部にご年配の方々が多く生活をされているこの地域です。町内会単位でもっとシンプルな避難具が高知にはあるんじゃないでしょうかね?
全てを国や自治体でカバーできそうもないこの事態にそう言った避難具への補助のようなものが確立したらいいなと思っています。
そこには大切な人が住んでいるから。
知事のサブマリン構想についてのご意見ですが、おっしゃる通りの懸念もあると思います。
しかし、今回の提案は、国に対しての(仮)南海地震特別措置法の設置に向けての要望や、南海地震が起こる前の事前の認証事業の提案、獲得に向けての動きと連動しているように思います。
その呼び水としての意味もあったのではないかと推察します。
勿論、新提案は、意味があるものと考えますし、避難タワーや避難ビル、地下のサブマリン構想など地域、地域に応じた避難施設の整備に向けて、検討する上で有意義な提案であると思います。
あの新聞記事により、私も様々な県民の方からご意見を頂きました。このような県民の方々の話題から、関心へそして行動へ移るような活動を政治も行政も取り組まなければならないと思います。
知事とは色んな機会でお会いする事がありますので、高知市民さんの貴重なご意見は必ず伝えさせて頂きます。
今後も忌憚のないご意見をお待ちしております。ありがとうございました。