自分探し

もし、トロントへ引っ越して来なかったら、ここまで自分の存在意義とか人生の目的とかを考えていなかったかもしれない。
いままでそれなりに人生の壁にぶちあたることもあったけど、トロントに住んでからの壁は厚くて高くて強固で、未だに乗り越えたという感じはしないな。

試験が目の前にあれば、それに向かって突っ走るのであまり考えることはないけど、こうやって一息つくとまたいろいろ考える。次の頑張りを見せるのにまたエネルギーが必要。。。

というわけで、最近は本当に自分に甘い生活です。
一日中読書にふけってしまいました。こんな時間をもてること自体幸せなんだよね～。

友達に借りた本2冊『がんばらない』と『それでもやっぱりがんばらない』。
ドラマ化もされた有名な医師のエッセイ集。
いろんな患者さん、同僚、友達、家族の話が盛り込まれていて、涙をボロボロ流しながら超特急で読み終えた。
生きること、死ぬこと、平和、医療について考えさせられました。

この本にはいい話がたくさん詰まっているので、希望がもてる気がする。人間まだまだ捨てたもんじゃない。こんなドクター、ナースや医療関係者に囲まれていれば、穏やかに最期を迎えることができそう。

こんなに優しいお医者さんがもっともっと増えて、これが医師の姿となって欲しいと思った。
こんな環境で医療に携わっていきたいと思った。
相手が何を言いたいのかをちゃんと理解できる人になりたいと思った。

とろは、昔から何かと病院と縁があり、いろんなナースやドクターを目にしてきた。

電話でドクターと喧嘩になった時があった。このドクター、本当に最低最悪でした。
「私は、医者だ。私には仮病を使って病院に来る人を止めさせる責任があるんだ。あなたのように責任もない仕事をしている人にはわからないだろうけど。」といわれた。交通事故の後遺症で通院している時でした。痛みがひどく、頭痛、吐き気、平衡感覚もなくて道で転ぶことも何度もあったのに…この人には患者の痛みが全くわからないんだと思った。

旦那から暴力を受けて精神的に参った子の家族が精神科を訪れた時、精神科医に「叩いたり、殴ったりしたくらいですぐに暴力にするのか？そんなことでいちいち来るな。」と怒鳴られた。私的には普通そんなことしないでしょ！？それともこのドクターは家で奥さんを殴っているの？って思ってしまう。

心のない人に医者になって欲しくはないと思う。
忙しすぎて心がギスギスするような現状にも問題があるかもしれないけど。。。



さて、とろは生きている間に何をする？？？
子孫は残せそうにないので、他のことで頑張ろ～。
まだまだ叶いそうもないでっかい夢を思い描くところまでは到達しました。
夢見るだけでも3年前から比べればかなりの前進前進

1日1日無駄にしないように大切に生きていかなければと思います。