今はだれも住んでいない私の実家。
母と父が亡くなってからも、兄一家がずっと住んでいたのだけれど、7,8年前に仕事の都合で兄一家が福岡へ引っ越し。
同じ敷地内に叔母(母の妹)が1年くらい前まで住んでいた。
その叔母も一昨年亡くなり、本当に誰もいない実家はそのままになっていた。
近所に住んでいる私や妹が時折、様子を見に行っては草刈りをしたり、危険なところはないか見ていたのですが、とうとう取り壊しになることに・・・。
同じく誰も住んでいらっしゃらないお隣と一緒に、大手コンビニチェーンが借り上げ、5月には店舗がオープンするのだそう。
すでにお隣は取り壊し完了、2月からは実家の取り壊しにかかるとのこと。
生まれ育った思い出深い家が亡くなるのは寂しいものです。
長男が幼稚園に通っていた頃まで私の実家で母が面倒見てくれていたので、このニュースは長男にとっても感慨深かったよう。
引っ越していったときに、生活用品をそのまま置いて行ったので、大量の品物が片づけようにもどうしようもなく、結局兄はそのまま解体の時に処分してもらうことにしたとのこと。
それでもやはりこのまま処分されるのはもったいないので、この2日間で私と妹でなるべく引き取り、引き取れないものはリサイクルショップに売りに行った。
叔母の家にもたくさんの遺品があり、写真などは叔父に引き取ってもらうことにした。
母は家庭菜園やお花が好きで、庭にもたくさんの樹木や植物を植えていた。
どれか1本、記念に持ち帰りたいと思ったのだけど、何年もほったらかしだったので大きくなりすぎていて掘り上げるのに手に負えず、かろうじて玄関にあったバラを1株掘って持ち帰った。
住む人がいなくても、植物はどんどん大きくなっていくんだなぁ・・・。
持ち帰ったバラはうちの玄関近くに植えた。
母の代わりに私がお世話をするので、ここで元気に大きくなってください・・・。
最後に実家の外観を写真に収めて帰ってきた。
たくさんの思い出をありがとう