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2022年度向け 都立高校受験の基本<4> 出願方法

[2021年9月29日 更新]
都立高校を始めて受験する方に向けて、2022年度(令和4年度)の都立高校受験
の仕組みを基本からお話しする。

昨年度までと同じものもあれば、変更があった点もある。
変更点は分かるように太字にする。
今回は出願方法の違いについて。

◆都立高校の受験チャンスは2回
中学3年生が全日制都立高校に入るためには、以下のいずれか1回に合格しなければならない。
1. 推薦に基づく選抜 (以下、推薦入試)
2. 第一次募集及び分割前期募集 (以下、一般入試)
3. 分割後期募集及び全日制第二次募集・インフルエンザ等追検査
4. 全日制第三次募集

大多数の都立高校生は
・「1」で合格
・「1」で不合格するも、「2」で合格
・「1」は受けず、「2」で合格
で合格している。

「3」と「4」は少なく、上位校ではまず実施しない。※インフルエンザ等追検査は除く
分割募集は詳しくまとめて記事にする。過去記事ではカンタンにまとめてある。


なお昨年度「4」を実施した普通科は21校。
詳しく知りたい方は過去記事を読まれたい。

◆推薦入試は20% 
推薦入試では、普通科は全定員の20%を推薦入試で募集する。
(青山、新宿は10%、八丈は5%)
普通科以外は30~40%と多めになっている。募集難の高校が多いためだろう。
新規募集開始する立川高校「創造理数科」は20%としている。

それ以外の定員を一般入試で募集することになる。
推薦入試は狭き門であることは知っておいてもらいたい。「受けない」という選択はありだ。受けるメリット、デメリットを天秤にかけて考えればいい。
デメリットについては過去記事で書いてある。

◆出願は郵送だが...
2020年度入試までは、受験生が各都立高校まで出願書類をわざわざ持参していた。しかも平日の中学校の授業があるような日に。
出願日の朝に集中するので、たいていの子は待たされる。雨や雪の日に屋外で待たされる子いた。私は教え子には「15:00まで受け付けてるから、14:00過ぎに行けば空いている」と助言していた。これだと待つことがほぼない。

2021年度入試、つまり今春はコロナ禍の中だったので「所属する中学校から郵送する」形式が採られた。郵送ならわざわざ遠い高校まで行かないというメリットがある。
一方、「中学校から〆切よりかなり前に提出するように指示された」ケースも目立つ。
例えば一般入試出願は2021年2月4日(木)必着だった。
それなのに「1月25日(月)までに出せ」という中学校があった。推薦入試の合格発表どころか、推薦入試前日だぞ1月25日は。
絶対に遅れて出すことはならないという中学校の事情は分かるが、あまりにひどい。同じ都内なら2月2日(火)に出せば間に合うだろうに。速達で出すんでしょう?

2022年度は受験生がそれぞれ郵送する形式になった。
都内の中学校に在学している志願者は、出願に必要な書類(調査書を除く。)を、中学校長の確認を経て、都立高校が指定する郵便局に追跡可能な方法により提出する(郵便局留)。

ただし、間に合わそうな場合は持参でもOK。
出願受付期間内に到着するように郵送することができないやむを得ない事情がある場合には、志願する都立高校に連絡の上で、持参により提出することを認めるものとする。 

ラクにはなったが、出願前に記載ミスがないか入念にチェックする必要がある。
不備があれば、「アナタは受験できません」と言われても文句は言えない。

郵送形式なのは推薦入試と一般入試のみ。
分割後期・二次募集は郵送を認めていない。
一般入試で志願先変更した場合も、高校に調査書を返してもらうために行って、再提出先の高校にも持っていかねばならない。

また、インターネット出願できる高校が20倍になった。
これは次回の記事で紹介する。

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