都立に入る!

都立高校は甲子園に行けるか

◆都立から甲子園出場はかなり厳しい
硬式野球はサッカー同様、圧倒的に私立高校が強い。
「野球、サッカーが強い」は宣伝効果が抜群だから、私立高校はセレクションをやって有望な選手を集める。
特待制度を使い、他の都道府県からも選手を獲得する高校もある。

まずはここ数年の春・夏の東京都大会の結果を見てほしい。
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ここ4年間で、甲子園に行った都立高校はない。

2000年以降、甲子園に出場した都立高校は下の3校。
甲子園での成績も載せてある。

2001年夏 城東高校
1999年夏に続き2度目。残念ながら両方とも初戦敗退。

2003年夏 雪谷高校
都立の星と期待されるも、1回戦でPL学園に1-13で敗退。

2014年春 小山台高校
1回戦で履正社に0-11で敗退。

残念ながら、甲子園では1勝もしていないのだ。

春の甲子園には21世紀枠というものがあり、原則公立高校が選ばれる。
「本来(勝てないので)出場できない公立高校にも甲子園に出てもらおう」という狙いである。
例えば2018年春は伊万里、膳所、由利工が選ばれたがすべて公立高校。
21世紀枠ができた2001年からの18年間、私立が選ばれたのは1校(土佐高校)だけだ。


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この表は甲子園に出場した高校の公立・私立の割合を示したもの。
ご覧の通り、圧倒的に私立が多い。

かつては公立高校も甲子園に出てはいたが、近年その割合は減り続けている。
私立高校は優秀な指導者を招き、特待生制度を使い全国から有望な選手を集めている。
公立高校はその都道府県に住むものしか入れないため、選手獲得には制限がある。
生徒を集め育てる面では、私立高校の方が有利である。


◆都立で強いところは?
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春・夏の大会でベスト8に入った高校3年前まで並べてみる。
小山台のみ2回。
最近では国分寺、片倉がベスト8に入った。

高校野球は毎年、選手が入れ替わる。
指導者は毎年入れ替わるわけではない。指導者の質と、いい選手(特にピッチャー)がいれば上位には食い込める。

去年の夏、私は東東京の決勝戦をテレビ見ていた。
序盤は優勢に見えたものの残念ながら試合運びを見て、小山台が勝つイメージを持てなかった。
「場慣れしている感」が二松学舎にはあった。小山台には緊張感が悪い意味で蔓延していたように思う。

とはいえ、小山台は練習時間の制約もある中、東東京準優勝という立派な成績を残した。来年も期待している。

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