[2019年1月28日 更新]
Vもぎ、Wもぎのデータに加え、おりぐちが長年で集めた数値を一覧にしたもの。
女子については明日、公開する。
単位制を含む普通科中心だが、一部は専門学科(国際、多摩科技高校など)も含む。
定時制は含まない。
数値はVもぎ偏差値で合格率80%のものと思っていただきたい。
「合格率80%」とは、この偏差値の受験生100人いたら、80人が受かる というレベル。
ほぼ合格が固い偏差値 と思ってもらっていいだろう。
倍率が低い高校は当然偏差値も低くなる。
なお「合格率60%」なら、合格するための最低ライン と思えばよかろう。
ただし、都立高校は調査書点(=内申点)が得点の3割を占める。
偏差値が高ければ受かるわけではない。偏差値が低くても受かる場合もある。
あくまで"目安"として考えて欲しい。
このブログ以外では、自分の塾でしか見せていない。
◆BFはボーダーフリー
偏差値35でもまず受かるだろうというレベルである。
いわゆる「偏差値が低い高校」「最下位クラス」と見てもらって構わない。
大森、蒲田のように3次募集をする高校なら、受検番号さえ書けば5教科のテストが5点ても受かる。
◆絶対に都立に行きたいなら、すぐ準備を開始せよ
どこでもいいのなら、都立高校に受かるのはたやすい。
ただし表の偏差値55以上の高校は倍率も出る。
最低でも表の偏差値はとれるようにしておきたい。
「受かると思っていたのに、入試当日に失敗して不合格」は、たまにあるが、
「落ちると思っていたけど、入試当日にヤマが当たって合格」は、まずない。
「落ちると思っていたけど、入試当日にヤマが当たって合格」は、まずない。
そのために必要なことは2つ。
1つは模試対策。
Vもぎは毎月受け、推移を見たい。
偏差値55以上の高校は、SかA判定を2回取れなければ諦めたほうがいい。
もう1つは過去問対策。
都立過去問題の傾向などは、以前の記事を読まれたい。
また、買うべき過去問題集については、先日お伝えした。
<過去記事:2020年入試 都立高校 過去問題集 これを買おう>
◆都立離れの理由は?
何回も言ってきたが「私立高校授業料の実質無償化」と「私立大学入学定員管理の厳格化」により、
都立の中下位高校に行くくらいなら、私立大学付属の高校に行ったほうがいい
と考える保護者や高校受験生が増えたからだ。
しかし、「都立に入りやすくなった」と考えるのは早計である。
これは、都立高校の偏差値別「受験倍率」を集計したものだ。
※偏差値はVもぎ60%合格率
偏差値50以上の高校は倍率1.5倍を超えている。
1.5倍とは「3名受けたうち1名が落ちる」ことを意味する。1/3の確率で落ちるのだ。
33名なら11名が落ちる計算だ。
逆に偏差値39以下の高校は1.1倍以下。
1.1倍とは「11名受けたうち1名が落ちる」ということ。
33名なら3名が落ちる計算だ。
つまり倍率1.5倍は倍率1.1倍より、落ちる受験生数が3.7倍も多いということだ。
偏差値39以下は普通科が少ない。
人気が下がっている工業科などが中心である。
普通科に進み、大学進学を考えているのなら偏差値50以上の高校には入ってほしい。
キミが中1~中2なら、まずは定期テストのみでいい。
国数英社理の5教科は当然だが、実技4教科の点数も取れるようにしておかなければならない。
中3で急に、テストの点を取れるようにはならない。
すでに自分の勉強方法が見つかっていて、結果が出ているならそれを続けるといい。
時おり、見直すことだけは怠らないように。
もし実技教科の勉強方法が分からなければ、素直に誰かを頼るといい。
塾でももちろんいいのだが、実技教科を教えてくれる塾はまずない。私の塾でも実技教科は指導できない。
実技4教科の定期テスト対策なら「スマイルゼミ」が現時点ではいちばんいいと思っている。
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