[2020年11月6日 更新]
今回は都立高校全日制の総合学科10校の男女比を集計した。
都立高校は全日制普通科(単位制は除く)だと男女それぞれの定員が決まっている。この制度のある公立高校、都立以外では群馬県の高崎商業高校だけ。非常に珍しい仕組みだ。
その他の都立高校は男女枠が決まっておらず、女子の方が多い高校もあれば逆もある。今回は総合学科について、最新の数値を見ていこう。
都立総合学科の進路実績については2か月前、ブログ記事にしたのでそちらを読まれたい。
<過去記事:都立総合学科の大学進学率トップは>
◆10校すべて女子の方が多い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/b7/26fe5b3f57f49b19fe6218e9ee02833d.png)
令和2年度の各学校経営シートから、全校の男女生徒数をそれぞれ列挙した。
もっとも男子の比率が高い東久留米総合でも、やや女子の方が多い。
この男女比と、現役での大学進学実績はリンクするのかも調べてみた。
以下のパーセントは最新の大学進学率である。
大学進学 | |
東久留米総合 | 64% |
つばさ総合 | 49% |
青梅総合 | 53% |
葛飾総合 | 49% |
町田総合 | 28% |
世田谷総合 | 47% |
王子総合 | 36% |
若葉総合 | 36% |
晴海総合 | 52% |
杉並総合 | - |
特に何らかの傾向は見つからなかった。
女子の割合が高い=大学進学率が高い というわけではない。
また、23区内と多摩地域との差も特にない。
合格基準レベルが最も高いのは晴海総合だが、大学進学率は3番目。
男女数がほぼ同等の東久留米総合がトップである。前年度も東久留米総合がこの10校のうちでトップだった。
◆男女比は学校生活を送るうえで重要
数字の上では傾向がなかったが、女子の割合が高いということは部活動などの学校生活にも影響は大きい。
詳しくは書かないが、そういう点も意識しておくといい。
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