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中国地方のローカル線乗車 - その3

2014年09月05日 | 乗り鉄
金毘羅神宮にある日本一の大灯篭。 確かに大きくて立派。
 何が日本一なのかは良く分らないが、直ぐ傍に「日本一石灯籠」とはっきり書いてある。

 府中駅から福塩線に乗る前に、少し街を歩いて「日本一の大灯篭」を見てきました。 灯篭は1810年の建立だそうで、この神宮は四国の金毘羅さんの遥拝所とのこと。 海から遠い府中の町で金毘羅さんというのは良く分りませんが、近くを流れる芦田川にかつて水運でもあったのでしょうか。
 また途中歩いた街の中心部は御多分に漏れず写真の様にシャッター通り化が進んでいて、いずこも同じ苦しい地方都市の姿でした。


手前が銀座通りで奥のアーケードがあるところは一番街。 
昔バンカースという盤ゲームで最も地代の高かったところもこんな地名だったような。
 朝、8時ぐらいだが道路の中央で写真が撮れるほど、車も人も通っていない。。。

 少し散歩した後、福塩線府中から福山に向かいます。 この日の予定は途中駅の神辺から井原鉄道に乗り換えるのですが、神辺~福山を乗っておかないとまたまた未乗区間として残ってしまうので、一度福山に向い、神辺まで折り返すことにします。 
 福塩線は府中を境に前日乗車した北側(府中~塩町)は過疎地を走る未電化のローカル線でキハ120の単行、南側(福山~府中)は電化路線で沿線には農地も残るものの福山への通勤区間の性格が強く、車両は115系又は105系の2~4両編成と大きく性格が異なります。 出自も北は国鉄の建設、南は両備軽便鉄道として開業しており、南側の平均駅間距離1.7kmと、北側の4.5kmの半分以下になっています。
 福山駅では福塩線はお城に一番近い8番線に到着。 お城を少し見学した後、105系の折り返し府中行に乗って井原鉄道への乗換駅、神辺に戻ります。


神辺駅。105系府中行(左)を見送る。右が井原鉄道の神辺駅に停車中の総社行ITR355.

  井原鉄道は1999年に開業した第3セクター鉄道で、福塩線の神辺と伯備線の総社を概ね旧山陽道に沿って結んでいて、沿線には西から神辺、七日市(井原)矢掛、川辺といった旧宿場町が並びます。 開業が新しいだけに路盤も良好で、キハ120と同様な新潟鐵工製造のNDCシリーズですが、実に快調に走ってくれます。 
 途中、旧山陽道の脇本陣や本陣が残る矢掛で下車、少し街を歩いてみました。 旧山陽道は駅から歩いて10分足らずで、写真の本陣の他、脇本陣も残っており、その他にも古い街並みが随所に残っています。 本陣を見学した際「滋賀県から来た」というとえらくびっくりされましたが、ボランティアガイドさんの説明も聞けて、下車して正解でした。


矢掛の本陣石井家
 奥側の屋根が一段低くなっている所が御成門で殿様などはここから入ったらしい。
 この石井家は以前は造り酒屋で、酒蔵なども一部昔の姿が残っている。

 最後は再び井原鉄道に乗って総社に向かいます。 この井原鉄道の総社~清音は時刻表の標記は下図のように別に線路がある様になっていますが、実際のところ総社、清音両駅共、駅は分離しているものの、両駅間の線路は井原鉄道がJRの伯備線を借用していて線路が別にある訳ではありません。 しかしながら最後の最後で手を抜いて清音で伯備線に乗り換えたりすると将来に禍根を残すことになりそうなので、今回は最後の総社まで井原鉄道に乗って乗車完了とすることにしました。


赤矢印の部分が線路共用箇所。 
線路は共用されていても井原鉄道に乗る時はJRでなく井原鉄道の乗車券が必要。
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