えー、先週土曜日に甲斐よしひろのライブに行ってきました。場所は大府勤労文化会館。JR共和駅から歩いて10分ぐらいです。
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これは共和駅の前に鎮座ましましていたオブジェ。空き缶やペットボトルなどで作られているようです。ちょっと薄汚れてますね。
しかし、ライブが終わって再び駅に戻ると、なんと! ♪光ってるよ お前が♪
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って、ピンボケしまくりですね。失敬。
ライブ会場では久々にお会いする方も多くて、とても楽しい時間を過ごせました。会釈したもののお名前が思い出せない、という方もいらっしゃいましたが、たぶんお互い様でしょうね。ははは。
***** 以下、曲目は出してないけどネタバレっぽい内容あり *****
で、肝心のライブなんですが……うむむ、どう語ろう。それなりに楽しめたわけですが、はっきり言って最近は甲斐よしひろのライブそのものより、ファン仲間たちとの再会を楽しむ気持ちの方が強いです。もしも一人で行って、知っている人とも全然会わなかったら、ものすごく味気ない気持ちになるでしょうね。
ってことは、つまり、ライブそのものにはあんまり満足できていない、ということになるわけじゃないでしょうか。なんちゅうか、まだるっこしい言い方をしておりますね、我ながら。
いや、もちろん、ほとんどの曲が身体に馴染んだものだから、当然ながらこっちも盛り上がります。一緒に歌ったり手を叩いたりします。でも実は心の中では「ああ、またこの曲かぁ。でも楽しまなきゃ損」とか思っていたりするわけです。それがまあ、正直な気持ちです。
あと、今回のライブでどうもイヤだったのは、何ヶ所かでカラオケを使っていたこと。スタジオ録音盤と同じ伴奏で聴かせたい(もしくは歌いたい)という気持ちがあったのかもしれないけど、観客としては少々シラケます。いや、これが甲斐さん一人がステージで弾き語りをするライブなら何曲かカラオケを使っても構わないけど、今回は他にも三人のミュージシャンがいるわけです。アコースティックギター、エレキギター、パーカッションという編成なので出せる音も限られてくるでしょうが、その編成だからこそ放つことができるグルーヴとか勢いってものもあるんじゃないでしょうか。あらかじめ録音してある音を流すのは、最初っから勝負を避けているように感じちゃいました。偉そうなことを言ってすんません。
もうひとつ、その場で声にエコーをかける、ってのもあんまり好きじゃないなぁ。もちろん、ライブで耳に入る声ってのは、常にマイクやらアンプやらスピーカーやらで増幅された声であるわけですが、できるかぎり「歌い手のナマの声」に近い状態で聴きたいもんね。
などと不満を並べちゃいましたが、ある曲では背筋がゾクゾクするような緊迫感を味わえたりもしました。どの曲なのかはナイショ。というか、会場にいた方々に「どの曲が一番良かった?」と訊いたら、たぶん7割ぐらいが僕と同じ曲を挙げると思います。ホント、あれは見事でした。
それにしても紙ジャケ! あ、ご存じない方のために書くと、甲斐バンドのアルバムが12月に紙ジャケでCD化されるんですよ。1枚2500円(2枚組は3000円)で、計17枚。
二十数年前にLPで買って、さらに十数年前にCDで買ったものを、また買おうとは思いません。こちとら、そんなに裕福なわけじゃないもんね。そうは言いつつも「貴重音源ボーナストラック収録予定」なんて聞いちゃうと、心が揺れるのも事実。ああ、悲しきファン心理。