週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ!
☆『福田村事件』 <シネマトゥデイ>
関東大震災直後に起きた実際の虐殺事件を題材にしたドラマだそうです。監督は森達也。
※上映館/シネマスコーレ/伏見ミリオン座(9/24~)
☆『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』 <シネマトゥデイ>
高校生男女によるラブストーリー、という僕が一番好きなジャンルの映画。監督は『美しい彼』シリーズなどの酒井麻衣。主演は人気ボーイズグループ「JO1」の白岩瑠姫と、『おとななじみ』で好演していた久間田琳加。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高
☆『アステロイド・シティ』 <シネマトゥデイ>
ウェス・アンダーソンの新作。砂漠の街を舞台に、宇宙人が到来したことで巻き起こる大騒動を描いているそうです。スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスなど、キャストはやたら豪華。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/伏見ミリオン座/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『私たちの声』 <シネマトゥデイ>
様々な国の女性が主人公のオムニバス。日本からは、監督としては呉美保、役者では杏が参加。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
◎『炎上する君』 <シネマトゥデイ>
ふくだももこの新作。西加奈子の小説の映画化で、女性を取り巻く現実に憤る二人の女性が主人公のようです。
※上映館/シネマスコーレ
◎『ウェルカム トゥ ダリ』 <シネマトゥデイ>
サルバドール・ダリの奇想天外な人生を描いた伝記ドラマだそうです。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『スイート・マイホーム』 <シネマトゥデイ>
齊藤工の監督作。新居で奇妙な現象に見舞われる家族を描いたホラーです。主演は窪田正孝。
この作品、試写会で観ました。齊藤工のホラー演出の手腕はなかなかのもので、正直言ってストーリーには意外性は乏しい(だって、あの人が怪しいって誰でも分かるじゃん)ものの、スクリーンを凝視せずにいられない緊迫感は見事でした。
<少しネタバレ>後味は良くありません。ラストには「そんな場面は見たくなかった」と感じる人が多いかも。というか、真っ当な感性を持つ人なら大抵はそう思うはず。『イノセンツ』で猫を●されたシーンに嫌悪感を持った方には、こちらもオススメできません。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/伏見ミリオン座/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『こんにちは、母さん』 <シネマトゥデイ>
山田洋次の新作。『母べえ』『母と暮せば』に続く「母」3部作の3作目だそうです。主演は吉永小百合と大泉洋。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
○『ホーンテッドマンション』 <シネマトゥデイ>
ディズニーランドのアトラクションの映画化だそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
○『バカ塗りの娘』 <シネマトゥデイ>
父と同じ漆塗り職人の道に進もうとする女性を描いたドラマだそうです。主演は堀田真由。
※上映館/伏見ミリオン座/イオンシネマ名古屋茶屋
○『PATHAAN/パターン』 <シネマトゥデイ>
インド映画。テロ組織との戦いに身を投じる諜報員が主人公だそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ大高
『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』 <シネマトゥデイ>
※上映館/109シネマズ名古屋
名演小劇場、大須シネマ、三越映画劇場、シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。
福岡の大洋映画劇場が来年3月で閉館するそうです。ずっと前、福岡へ社員旅行に行った時、一度だけ寄りました。観たのはクリント・イーストウッド主演の2012年公開作『人生の特等席』だったので、ほぼ10年前ですね。昭和っぽい佇まいの情緒ある映画館でした。
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すんません、またしても映画の感想とかは追記します。ただ、実はちょっと体調が良くないので、遅くなるかも。
やたら頭が痛くて仕方ないんですが、コロナではない! そう信じています。と言いながら、明日、念のために診察を受けてきます。
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あちゃー、まさかの陽性。そう、コロナの抗原検査を受けた結果、見事に陽性判定を下されてしまいました。まさか自分がコロナに感染する日が来るとは……。特に根拠はありませんが、自分だけはコロナになることはないような気がしていました。
どんな症状が出ているのかは、また改めて書きます。では、気を取り直して映画の感想などを。
●観た映画
『MEG ザ・モンスターズ2』※ステイサム好きにはオススメ(当然ですが)
一時期のハリウッド映画にはやたらと中国資本が入っていて、中国人キャストの見せ場が妙に多かったり、中国の商品のロゴが不自然に映り込んでいることが多々ありましたよね。アメリカと中国との関係が悪化するにつれて、そういう作品を見ることは減っていましたが、この映画は久々にその手の案件。主演は我らがジェイソン・ステイサムなんですが、その相棒は中国人で、ステイサムにとって娘のような存在である少女も中国人です。で、この二人にたっぷりと見せ場が用意されています。
それはともかく、どでかいサメをはじめ海洋生物が次々と出てきて驚かせてくれるので退屈はしませんし、ここぞというところではもちろんステイサムが大活躍してくれるので、満足感は得られます。というか、僕としてはスクリーンの中でステイサムが楽しそうに暴れているのを見るだけで満足できるので、同好の士には断然オススメです。まあ、ステイサム好きは放っておいてもご覧になるでしょうが。
『エリザベート1878』※観る価値あり
40歳になったオーストリア皇妃の1年間を描いた作品。まず驚かされるのは、彼女がどこかを訪れるたび、出迎える人々が彼女を讃える歌を合唱すること。それも「その美しさは永遠」みたいな、美貌を称賛する歌詞ばかり。内面ではなく外面ばかりを褒め讃えられているわけです。そんなん、プレッシャー以外の何物でもないでしょ。
とことん皮肉屋で反骨精神に満ちたエリザベートは、そんな人々を眺めて「私の老け具合を見てるわ」と言ったりもします。うんうん、ひねくれて当然。そしてエリザベートは奇行に及んだり、家来や身内に理不尽な要求をしたりして、さらに孤独になっていきます。まあ、「それはさすがにヒドくない?」という行いもあるんですが、それだけ彼女が長く孤独や重圧と闘ってきたということでしょうね。奇矯な振る舞いが痛快に思える箇所もありますが、全編を通じて彼女の痛みと憤りと虚無感が伝わってきました。ちなみに、衝撃的なラストシーンに関しては、史実と違うみたい(だよね?)。
19世紀の話ですが、今に通じる部分も多々あるかと思います。というか、日本の皇室の方々も、エリザベートほどではないにせよ日々いろんなプレッシャーに苦しめられているんでしょうね。
●読んだ本
『不道徳ロック講座』神舘和典
『踏切の幽霊』高野和明
●お気に入りor気になるMUSIC
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暑い暑いと言ってるうちに、もう9月。ちょっと秋めいてきた……と言いたいところですが、まだまだ暑いですね。
みなさま、夏バテにならないように気を付けて。そして、コロナにもご注意を! 感染した自分が言っても説得力はないでしょうが。