少年トッパ

斉藤和義ライブ@Zepp Nagoya(2007.06.02)

 今さらながら、先月の斉藤和義ライブの感想を少々。ごく一部の方々からのリクエストに応えてみました。まあ、先週でツアーも終わったことだし。

 とにかくもう、サプライズ。これに尽きるんじゃないかな。「おおおおっ」「なんじゃそれっ」「うわわっ」という感じで、計3回。完璧に目論見に乗せられた感じですわ。
 まず最初のサプライズは、1曲目の『愛の讃歌』。あまりにも有名な名曲であるが、それを斉藤和義が歌うとは全然予想していなかった。しかも何の予告もなく1曲目に持ってくるもんだから、感激するよりもキョトンとしちまった。例によって歌い方は少々頼りなげである。でも、それがまた女子のハートをキュンキュン鳴らしてやがるんだろうなぁ。これ、ぜひCD化してほしいもんです。
 3曲ぐらい歌ったあと、最初のMC。「フラワーカンパニーズです」だって。こらっ。その後のMCでは相変わらず「えー」「うー」「あー」が多い多い。しかし、それが持ち味になってるんだから、つくづくトクなキャラである。

 ギター1本での『キャンディ』には惚れ惚れ。すげー上手いじゃん。原曲通りなんだけど、それをギターだけで再現するとは大したもんである。お見事。
 中盤で披露された『月影』は僕が大好きな曲。完成度の高さでは斉藤和義の曲の中でベスト5に入るんじゃない? そのあと、緞帳が下りたステージで『ウェディング・ソング』。客席の女子は酔いしれまくり(たぶん)。
 緞帳が上がり、よく知ってるイントロが大音量で耳に飛び込んでくる。『ダーリング』だ。さあ、ここからは、やかましい曲ばかりのロケンロールショーだいっ。と思ったら、その時、この日最大のサプライズが! な、なんと巨大な女体の下半身がステージ上に出現しているのだ。衣装は『紅盤』のジャケットと同じ。えっと、ご存じない方は下記のアドレスをポチッと押してみて。

http://www.jvcmusic.co.jp/saito/

 ジュリーよりも少し弱々しく、でも妙に胸をかき乱す声で斉藤和義が歌う。会場はもうノリノリである。しかししかし、なんじゃあの巨大下半身は。すげえ。というか、アホである。でも、これがやけにリアルで艶めかしいのだ。赤い下着が風でそよぐたびに胸がドキドキ。目の毒じゃん。
 それにしても、どうやって運んだんだろ。そのままの大きさじゃ大変だから、もちろん組み立て式だろう。素材は何? というか、そもそも立体なのか? 尻の部分はともかく、脚は板か何かにエアスプレーとかで描いたのかな? それともゴム製? 空気を入れて膨らませるの? ああっ、気になってライブどころじゃないっ。
 そうこう頭を悩ませているうちに、熱気に包まれたままライブは終盤に向かう。もともと緩やかな曲調だったはずなのに、いつの間にかライブで拳振り上げソングへと変貌した『WONDERFUL FISH』。そして『ロケット』を経て、『ベリー ベリー ストロング 〜アイネクライネ〜 〜アイネクライネ〜』! ひゃっほう。♪胸に鳴り響くティンパニー♪
 ここで本編終了。斉藤和義とメンバーたちがステージを去り、同時にアンコールを求める拍手。僕も手を叩くのだが、巨大女体オブジェが何で作られているか、どういう構造になっているのか、どうやって運んだのか、という疑問で頭の中はいっぱいである。ああ、気になる。
 そういえば開演前のアナウンスでやけに「撮影は絶対にダメ」ということを繰り返していたけど、あれはこのオブジェを撮ってネットとかに載せちゃダメ、ってことを言いたかったんだろうね。っつーか、こんなもんをステージ上にドドドーンと置いてるのが世間に知られたら、「斉藤和義=超スケベ男」ってイメージがますます定着しちゃうんじゃない? もう定着してるか。

 さて、アンコール。ここで本日ラストのサプライズ! なんと斉藤和義が普段とは全然違う出で立ちで現れたのだ。頭にバンダナを巻き、袖なしGジャンとTシャツ、そしてサングラス。うわわっ、浜省!
 もちろん、曲は『君に会うまでは』だ。いつもは必ずギターかキーボードを弾きながら歌うんだけど、この曲のみハンドマイク。いやぁ、しかし浜省コスプレとはね。ただ、最近また痩せたみたいで頬がコケてるので、浜省じゃなくて長渕みたいじゃん。いっそのこと『俺らの家まで』を歌っても良かったんじゃない? 「機嫌直してぇ」「せっちゃん!」という掛け合いもできるし。
 アンコール2曲目は、今やすっかり代表作となった『歌うたいのバラッド』。そして『やわらかな日』『俺たちのロックンロール』と続き、最後は『歩いて帰ろう』。もう楽しい楽しい。ステージでも客席でも(って周りを見ていたわけじゃないけど)、みんな笑顔。いつもながら最高に愉快な気分にさせてくれて、ライブは終了。
 あれ? そういえば今回は、恒例の「楽器総取っ替え」のコーナー(メンバー全員が自分の担当じゃない楽器を持って演奏するという企画。前回、斉藤和義はドラムを叩きながら『彼女は言った』を熱唱)がなかったじゃん。でもまあ、いいや。サプライズが多くてたっぷり楽しめたから大満足。

 ただ、正直言ってオールスタンディングは好きじゃないので、次回は座席アリでお願いします。場所を確保したりするのが面倒だもん。

コメント一覧

トッパ
へーっ、そんな音が聞こえてたんですか。じゃ、ラ
イブが始まってから裏でスタッフが膨らませてたの
かな。
ヒラヒラに弱いのは、ほとんどすべての男の習性だ
と思います。悲しいサガですね(笑)。

そういえば生中継されたみたいですね。残念ながら
見てません。

どっちみち立ってみるわけですが、やっぱり座席が
ある方が断然いいっすよねぇ。
kako
あのお姉さんの下半身は前列にいた人が言うには、シュコシュコ空気を入れる音が聞こえてきたって言ってましたよ。ヒラヒラすると男性諸君はやっぱ、ドキドキしちゃうんですね?(笑)

>妙に胸をかき乱す声・・まさにそんな感じです。
ファイナル生中継、観ましたか?

私も座席アリがいいっす(・_・)
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