裏通りをぶらぶらしていたら、なんとこんな看板が！
「眼鏡喫茶」だって。実を言うと……って、このブログを覗いている方の大半はご存じだろうけど、僕は眼鏡フェチである。眼鏡をかけた女性が大好きだーーーーーーっ！ いや、大声で主張するようなことじゃないですね。
なので眼鏡喫茶という名称には思いっきり心惹かれたのだが、この看板の雰囲気から察するに、どうやら女性を対象にした店のようだ。メイド喫茶の逆パターンで、眼鏡をかけたスーツ姿の男性が接客するんじゃないだろうか。
※帰ってから検索したら、実際そうでした。
http://www.love-all.co.jp/
そのまま裏通りを進んだら、いつのまにか住宅街に入り込んでしまった。プリントしてきた地図によると大勝軒は大きな通り沿いにあるはずなのだが、その道がどこなのかわからなくなってしまったのだ。
でもまあ、まだ11時ちょい前だったので、時間の余裕はある。なので、そのまままっすぐ進むと、なんとも可愛らしい電車が走ってるじゃん。一両編成でオモチャみたい。
※帰ってから調べたら、都電荒川線でした。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/
そろそろ本腰を入れて「大勝軒」を見つけなきゃ、と思って大通りがありそうな方向へ進む。頭上に高速道路が走っているあたりまで進み、信号の標識を見ると「東池袋」という文字。店の正式名称が「東池袋大勝軒」らしいから、この辺で間違いないだろう。そう思いつつ左に曲がって少し進むと、あった、あった、ありました、大勝軒。
※「大勝軒」のホームページ
http://www.tai-sho-ken.com/top.html
店の入口には食券を買う自販機。その横に恰幅の良いご老人が座っている。あ、ホームページに載ってた方だ（山岸一雄というお名前でした）。「定番メニューはどれです？」と声をかけてみると、「あのね、もりそば。麺が冷たくて、スープが熱いの」とのお答え。じゃあ「もりそば」に決定。値段は700円だ。さっそく自販機で食券を購入し、店に入る。カウンターはほぼ満席だが、隅っこがひとつ空いていたので、そこに座った。
さて、味の感想。スープは甘辛く……というより甘口で、「とろみ」がある感じ。人によって好みは分かれそうだが、僕としては好きな味だ。普段ほとんどつけ麺を食べないので、いちいち麺をスープにつけて食べる、ってのも新鮮。スープの温かさと麺の冷たさのバランスもなかなか良いし、麺の柔らかさもちょうどいい。
食べ始めてしばらくしてからスープの底に大きなチャーシューが沈んでるのを発見し、ちょっと感激。まあ、チャーシューが入ってるのは当然だろうけど。
しかし、この麺、ちょっと量が多い。Tさんによると「普通盛りでも大盛りです」とのことだったが、実際かなりのボリュームだ。もちろん残すつもりはまったくないから黙々と食べ続けるわけだが、終盤になると、さすがに味に飽きてきた。というか、当たり前だけどスープが段々冷めていくから、「スープの温かさと麺の冷たさのバランス」が崩れていくのだ。うーん、次に食べる機会があれば、温かい麺を注文しようかな。
4分の3ぐらい食べたところで、唐辛子の調味料を入れてみた。ピリッとした刺激が心地いい。そっか、こうやって途中で味を足していけば飽きることはないんだ。ひつまぶしみたいなもんですね。
そんなこんなで、無事に完食。関係ないけど、この「完食」という言葉、いつのまにか世間一般で普通に使われるようになったよね。確か、いわゆる「大食い選手権」みたいな番組で生まれた造語だと思うんだけど。
このあともう少し散策するつもりだったけど、ドトールで橋本治の『巡礼』を読んでいたら、すっかり夢中になって最後まで読んでしまい、時間がなくなっちまいました。トホホ。
以上で池袋ぶらり旅レポート、おしまい。
