少年トッパ

今さらながらのコロナ日記

コロナに感染してしまいました。とりあえず、備忘録として症状などを書き残しておきます。
まあ、今やコロナに感染したことがある方はまったく珍しくないので、誰の参考にもならないと思いますが。

2023.8.29(火)
夜、息子が発熱。

8.30(水)
息子、検査を受けてコロナ陽性と判明。

8.31(木)
自分、妙に身体の節々が痛むような気がするが、気のせいだと思い込む。
ちょっと喉がイガイガ&ヒリヒリするような気もするが、気のせいだと思い込む。

9.1(金)
いつものように朝5時頃に目が覚め、二度寝したりして6時に起床。
少し頭が痛いような気がするが、気のせいだと思い込もうとする。
いつもなら朝食はトースト+ヨーグルト+ミルクコーヒーだが、あまり食欲が湧かないのでヨーグルトとミルクコーヒーだけにする。
※正確に書くと、ヨーグルトにはスライスしたバナナと砕いたチョコレート、さらに黒ゴマきなこを加えるのが自分流。
昨日に続いて妙に身体の節々が痛むような気がするが、気のせいだと自分に言い聞かせて普通に仕事場へ。

昼少し前から熱っぽさを感じる。体温計で測定したら37.4度。平熱が低い(36度以下)なので割と高熱じゃん、と焦る。
頭が痛くて仕方ない。食欲が湧かないので昼食は食べず。

午後になり、ますます頭が痛くなる。身体もダルくなる。座っているのも苦痛。
急ぎの仕事は入ってないのでしばらく机に突っ伏していたが、その姿勢自体が苦痛になってきたので、床に古雑誌を敷いて横になる。
再び体温計を熱を測ったら37.5度。

10分ぐらい横になっているつもりだったけど、目が覚めて時計を見たら1時間ぐらい経っていた。ちょっと焦る。
よく眠ったおかげか、少し体調が良くなってきた気がする。というか、そう思い込もうとする。
しかし、さすがに「検査を受けなきゃマズい」という気持ちになって、かかりつけ医(とはいえ特定健診で年に一度行く程度)に電話し、発熱していること、もしかしたらコロナかもしれないと相談する。
できれば今日中に診察してほしいと思っていたけど、クリニックの方(医者ではなく、たぶん看護師さん)によると「発熱して12時間経たないと正確な検査ができない」とのこと。
つまり自分の場合、もしも発熱スタート(って言い方はヘン?)が今日の12時なら、同じ日の18時や19時に検査しても正確に判定できないので、検査をするなら明日以降がいい、ということらしい。
それならばと、明日10時に来院して検査してもらうことにする。
そんなことを話している間にもまた頭が痛くなってきたので、その旨を告げると、市販の頭痛薬を服用することを勧められる。
「バファリンとか」と言われたが、事務所の救急箱を漁って出てきたのは「カイテキIP錠」という聞いたこともない薬。
まあ、自分の場合、滅多に薬を飲むことがないので知らないだけなのかもしれない。うわっ、よく見ると有効期限が約2年前!
それでも、コンビニや薬局に行く気力が湧かないので、これを飲むことにする。

服用してしばらくじっとしていたら、徐々に頭痛が収まってきた……気がする。
いや、気がするのではなく、どうやら本当に収まってきたようだ。
さっきまでの状態では駅まで歩くのも難しそうだったけど、これなら大丈夫そう。
とは思ったものの、まだ外に出る気力が湧かないので、最近一番のお気に入りWebラジオ番組(どの番組なのかはナイショ)を聴き、心を休める。
ついでに、おやつ時間に食べようと思っていた菓子パンを食べながらコーヒーを飲むが、どちらもあまり味を感じない。
いわゆる味覚障害ってヤツ? でも、風邪をひいた時だって食べ物の味を感じなくなることはあるので、コロナの症状というわけではない……と、この期に及んでも自分に言い聞かす。
夜8時頃、ようやく心身ともにまずまずマシな状態になってきたので、地下鉄に乗って帰宅。

家に着き、昼に食べるはずだったサンドイッチを加熱して食べる。
そのあと、当ブログを更新。誰に強制されているわけでもないのに、律義に金曜の夜に更新しているので、血を吐くような思いをしながら(これはウソ)作業を進める。
風呂に入ると体調が悪くなりそうなので、寝間着に着替えて布団に入る。保冷剤をタオルで巻き、それを頭にのせる。
そのままさっさと寝ればいいのに、イヤホンをはめてポッドキャスト番組を聴く。
金曜の夜は「アフター6ジャンクション」で「ムービーウォッチメン」のコーナーがあるし、月曜から金曜までほぼ欠かさず聴いている「荻上チキ・Session」も当然聴かなきゃ(日々のニュースはこの番組でチェックしております)。
しかも「ムービーウォッチメン」の今回の課題映画は『バービー』である。
この画期的な作品を宇多丸がどんな風に語るのか、と耳をダンボにして(という言い回し、もはや古い?)聴く。
……って、いつの間にかコロナとは関係ことばっかり書いてますね。失敬。

そんなこんなで「ムービーウォッチメン」の『バービー』評を聴き、そのあと「荻上チキ・Session」を聴こうと思ったけど、難しい話題が出ても頭に入りそうにないので、
ものすごくお気楽に楽しめる藤原さくら&日高七海の「今ファミレスにいるんだけど隣の席の女子が話してる内容がジワジワきてるんだが共有してもいいですか?」を聴いてから就寝。

9.2(土)
朝6時半頃に目が覚める。食欲も湧かないし、布団から出るのもイヤだったけど、寝過ごして検査の時間に遅れるのは絶対に避けたいので、7時半頃に起床。
当初の予定では、この日は映画を3本観る予定だったけど、もちろん全部断念。事前にチケットを買っておかなくて良かった。
ちなみに朝イチで観るつもりだったのはシネマスコーレでの『福田村事件』だったんだけど、この日は森達也監督と主演の井浦新が舞台挨拶を行うと告知されていたので、どっちみち超満員で入れなかったかも。

昨日と同じく、朝食はヨーグルトとミルクコーヒーのみ。
クリニックへ行くまでにはまだ2時間近くあったので、TVerで『トリリオンゲーム』を視聴する。
このドラマ、内容自体もまずまず面白いんだけど、目黒蓮と今田美桜が映画『わたしの幸せな結婚』の時とはまったく異なるキャラクター像を何の違和感なく演じていて、それが何とも愉快。
特に今田美桜の演技は見事……って、またしてもコロナと関係ないことを書いてますね。
それにしても、このドラマ、今田美桜に福本莉子に吉川晃司と、過去に映画やドラマで目黒蓮と共演したことがある役者さんが多いような気がするんですが、それは意図的なもの?

ドラマを30分ぐらい見たあたりで座っているのがシンドくなってきたので、再び布団に横になる。
寝過ごさないようにアラームが30分後に鳴るようにタイマーをセット。

結果的に約30分後に起きたけど、アラームが鳴ったことにはまったく気付かず。音が小さすぎたみたい。
ドラマの残りを見てから着替えて、いざクリニックへ。

昨日の電話からは「なるべく10時きっかりに来てほしい」というニュアンスが感じられた。
まあ、コロナ感染しているかもしれない者が待合室に長時間いたら困る、ってことでしょうね。
なので、クリニックの周囲を3分ぐらいウロウロしてから、10時2分前に、いざ中へ。

受付で名前を告げると、すぐに奥へ入るように指示される。
部屋に入ると、ソファに腰かけてお待ちください、とのこと。
言われた通り座って待っていると、しばらく経ってから看護師らしき女性が入ってきて、体温測定をしながらの問診が始まる。
「いつから発熱したのか→昨日の朝もしくは昼前ぐらい」「のどは痛むか→ちょっと痛む」「下痢や吐き気は→それは全然ない」といったQ&A。この時の体温は37.1度。
「では、検査を行います」ってことで、話には聞いたことがある抗原検査ってヤツを受けることになる。綿棒を鼻の穴に突っ込む、というアレである。
「どちらの鼻の穴がいいですか?」と聞かれるが、それに即答できる人、いるんだろうか? 「どっちでも」と言うしかないじゃん。
「ちょっと痛いかもしれませんよ」と言われたけど、実際に突っ込まれたら(ちなみに左手側の鼻)、痛いというよりは、ものすごくくすぐったい。ただ、それもほんの5秒程度。
綿棒を抜いた看護師さんは「しばらくお待ちください」と言って部屋を出る。どれくらい待つんだろうか、と思いながらソファに身体を沈めると、部屋の外から「陽性でした」の声。
ええっ、もう分かったの? 看護師さんが検査キットを持ってきて、この部分が変色したら正常に検査ができた証し、この部分まで変色したら陽性の証し、などと説明してくれる。
そっか、陽性か。つまり自分も、ついに新型コロナウィルスの感染者になってしまったわけだ。ようやく流行に乗ることができてうれしい……わけないじゃん!
何の根拠もないけど、自分が感染することはないだろうと漠然と思っていたので、けっこうショックだった。

と、検査&結果発表までは短い時間で終わったけど、ここからが妙に長かった。
というか、待合室にはけっこうたくさんの人がいたから、肝心のドクターが忙しかったんでしょうね。
30分以上待たされて、ようやくドクターと対面。喉の様子を診られ(腫れてますね、とのこと)、聴診器を胸や背中に当てられ、前々日(8/31)に発症したと思われるから9/5まで療養してください、と言われる。つまり火曜日まで。

さて、いよいよ運命の瞬間。そう、会計である。急速に不安感が募り始める。
前日にネット検索してした時には「5000円以上かかった」という書き込みも目にしていたけど、実際どうなのだろうか。
とりあえず財布には現金が2万円ほど入っている。これで足りないことはないだろうが、このうちの大半が財布から飛び立つことになると、9月に観られる映画の本数は5本程度になりかねない。それはマズい。
と、ビクビクしながら受付に立つと「2700円です」という声。ほっ。CDアルバムより少し安く、映画2本分より少し高い(シニアの場合)値段で済んで、大いに胸をなでおろす。

処方された薬は以下の3種類。すべて錠剤です。
◎エトドラク錠 ※痛みや炎症を抑える薬。「病気そのものを治す薬ではなく、病気によるいろいろな症状や苦痛をやわらげる薬」とのこと。1日2回・1錠ずつ。
◎トラネキサム酸錠 ※口の中や喉の炎症を抑える、アレルギーを抑える、出血を止める、という薬。1日2回・2錠ずつ。
◎カロナール錠 ※熱を下げたり、痛みをやわらげたりする薬。熱が高い時、または疼痛時に服用。
エトドラク錠とトラネキサム酸錠は朝食後(1日目の今日は昼食後)と夕食後に必ず飲み、カロナール錠は高熱の際か頭痛がひどい時に飲んでください、とのこと。

薬とその説明書、領収書、明細書を受け取ると、そそくさと待合室を出る。ここで咳でもしてウイルスをまき散らしたら大変だ。今、自分は危険なウイルスの保持者なのである。
ほら、自分の胴体に大量の爆弾を巻き付けた、もしくは巻き付けられた人物がよくハリウッド映画には出てくるじゃん。ああいう人になった気分。歩くウエポン、それが俺だぜ。危険な男だぜ。
しかし、そんな妄想に耽っている時ではない。急いで帰ろう……と思ったが、すぐ近くのスーパーでヨーグルトと牛乳を買う。もちろんマスク着用で。

家に帰って、母に電話。コロナになったから明日はそっちに行けなくなった、と報告。何とも申し訳ない気分。姉にもメール。
友だちとか仕事関係の方々にもメールしようかと思ったけど、それは明日以降にする。

まだ食欲は湧いてなかったけど、朝に食べるはずだった食パンを焼く。それと、またミルクコーヒー。
食べ終えてから、処方された薬のうち、エトドラク錠とトラネキサム酸錠をさっそく飲む。さほど頭痛はひどくないので、カロナール錠はやめておく。
布団に入り、横になる。目が覚める頃には、きっと症状は奇跡的に回復しているだろう、と信じて。

1時間半ほどで目が覚める。頭と喉の痛みは軽くなった気がするものの、奇跡的なほどには回復していない。当たり前か。
起き上がるのが億劫なので、読みかけだった本を開く。つまり、読書できるほどには回復してきたわけである。
読んでいるのは、レジーという人の著作『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』。
ほら、ここ十年ほど、やたらと「教養としてのナントカ」という本が書店に並んでるじゃん。で、若者を中心に、手早く教養を身に付けたがる傾向が強まってますよね。
そういう風潮について考察を巡らせる一冊。勉強になるなぁ、と思いながら読み進めていたら止まらなくなり、結局最後まで読んでしまう。
勉強にはなったが頭痛がぶり返してきたので、再び目を閉じる。病気でダウンしてる時に本を読んじゃダメですね。

再び目が覚めたのが何時だったのか、今これを書いている時点(4日の18:30頃)では思い出せないけど、とにかく起きてから夕ご飯。
と言っても、まだ食欲が湧かないし、木曜に買ったままだったデカくて甘いクロワッサンが残っていたので、コーンスープを飲みながら食す。もうちょい栄養があるものを食えよ、と思いつつ。
食べ終えてから、またエトドラク錠とトラネキサム酸錠を服用。カロナール錠は服用せず。実際には頭も喉も少し痛かったので飲もうか迷ったのだが、いざという時のために残しておこう、というセコい心理が働いたのである。

昨日は風呂に入らなかったけど、夏場に2日続けて髪の毛を洗わないのはイヤなので、この日は入る。
その前に、自分にとって毎日のルーティンである腹筋50回と腕立て伏せ10~20回。これも昨日はサボったけど、今日はこなそうとする。
腹筋はさほど苦にならず。でも、腕立て伏せをする気力は湧かないので、やめておく。
風呂に入って髪と身体を洗い、歯も磨いて、また布団に入る。今日は布団に入ってばかり。
しかし、もう何度も寝たのですぐに眠れそうにない。ってことで、いつものようにイヤホンでポッドキャスト。
まず、毎週楽しみにしている他愛ないポッドキャスト番組(どの番組なのかはナイショ)を聴いて心を安らげてから、
「荻上チキ・Session」の「【特集】朝鮮人虐殺の実態とその教訓~関東大震災から100年」。
ここ数年、関東大震災の際に起きた朝鮮人虐殺を「なかったこと」にしようとする動きが活発化しており、しかもそれに政府が思いっ切り加担しているという現実には唖然とする。
そう思っている方々はもちろん世の中に数多くおられるわけだが、それでもそういう「歴史修正」「歴史改竄」の動きは止まらない。
海外でも「ナチスによる虐殺はなかった」というようなことを平然と主張する者たちがいて……って、またしてもコロナと関係ないことを書いてますね。

そのあと、「武田砂鉄のプレ金ナイト」の「ニュースエトセトラ」(1週間の主要ニュースを振り返るコーナー)を聴いて就寝。
朝になって起きたら、きっと嘘みたいに回復していることを願って。

*     *     *

以上、「コロナかも」から「コロナ確定」までの5日間の記録でした。ご清聴、じゃなくて、ご一読いただき、ありがとうございました。って、最後まで読んだ人、いる? コロナと関係ないことばっかりで失敬。
書きながら飽きてきたので、たぶん続きは書かないと思います。

コメント一覧

トッパ
毎週見てますさん、こんにちは~。
僕の場合、頭と喉の痛みがキツかったですね。

ホント、もう二度と感染したくないですよね。お互い気を付けましょう!
トッパ
SKDさん、こんにちは~。

誰かの参考になればと思って書き始めたんですが、
コロナと関係ないことの方が多くなってしまいました。
とりあえず、頭痛薬や解熱剤は常備しておいた方がいい……って当然ですね。
ともあれ、少しでもお役に立てたなら良かったです。
毎週見てます
とりあえず回復・・・よかった! 実は去年、私も感染しました・・・。喉がものすごく痛く、一日が長~いのがつらかったです・・・。もう感染したくないです~。
SKD
最後まで拝読いたしました。
後れ馳せながらお見舞い申し上げます。

今のところ私の身近でかかったのは、友人の娘さん一家、娘の義理兄一家くらい?
まだまだ遠い存在と思っていたコロナが、一気に近づいた感じです。
なるほど、なるほど、参考にさせていただきますね。

引き続きご自愛くださいませ🙏
トッパ
ごむながっち、まいど~。
ご心配おかけしましたが、とりあえず回復しております!

最近また感染状況が悪化しているようですよね。
お気を付けください……と言っても、何をどう気を付ければいいか分からないっすよね。
自分の場合、翌日に検査&診察してもらえたので、運も良かったと思ってます。
ごむなが
最後まで読みました(笑)、お大事にぃ〜
僕は未体験ですが、5類で緩んできているし自分もいつ患ってもと思っています。自分はインフルとかで高熱が出るとしゃべり続ける癖があるので、そのハイテンションとても理解できます。えへへ
でもさすがとっぱさん、1ミリも時間を無駄にしていませんね!でもそこはほら、見習わなくてもいいかな?なんて。あはは
ゆっくり体を休めて下さいね〜にゃにゃあ〜ん
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