2番目の楽しみ

ラン歴20年目を迎えた古希男子。楽しいと感じるうちは思い切り!

札幌国際スキーマラソン 10回目の完走 

2017-02-07 08:41:20 | XCスキー

快晴微風で絶好のレース日和。

文字通り晴れ晴れとした気分でスタートに立った。

ドーム内では2年前の旭川バーサー大会でお会いした

大阪のMさんやクラブの仲間などと近況などを

話しながらリラックスすることができた。

 

昨年1分超えた4時間を何とか切ってフィニッシュするのが今年の目標。

スタートはウェーブの後の組。なぜか速いい人もちらほらいるけど

作戦なんでしょうか。

前の組と違ってスタートの混雑もなく,前後左右とも

余裕があってとても走りやすい。

登りでは後ろからのプレッシャーを受けることもなく

マイペースで進むことができる。いい感じのスタート。

 

とおもったけど板の滑りはあまり良くない。

まだ雪温が上がっていないせいだろう。

きっと後半は大丈夫と言い聞かせる。

それでも最初の長い下りで全然スピードが出ないのはがっかり。

 

9km付近で突然滑りが良くなり俄然やる気に。

ここからの緩い登りはコースの中で一番好きなところ。

登りでもぐいぐい押していけるからだ。

しかし1kmちょっとでその滑りが影を潜め

また苦しくなる。16km過ぎの長い登りでは

いつもよりパワーが足りなくてここも勢いに乗れない。

このあたりで昨年の大失速を思い出してしまい

今年もまずい展開になったとマイナス思考に。

 

19km以降のもう一つの長い登りが終わると

中間点。2時間6分。この時だけ時計を見た。

やっぱり,体内時計で感じていた通りだ。後半の

落ち込みを考えると4時間は難しい。

 

それでもところどころ滑りが良いところに

救われて白旗山競技場へ到着。わずかに応援がいる貴重な場所なので

いつもは最高スピードで駆け抜けていくところだけど

完全に流し状態で通過。エイドはスポドリだけで

あとはバナナ一切れ,チョコ1個だけだった。携行していた

ジェルは面倒なのもあって使用せず。(これも良くなかった)

 

白旗山からは緩いけど8kmくらいの登りが続く。

前半は元気だったけど昨年同様35km過ぎから足が出なくなる。

まずかかとが痛む。(長い距離では必ず出る症状)

左腕が動かなくなる。(ポールを引き上げられないので引きずってしまう)

そして今回はランニングでも出たことのない

両足太もも前側の膝近くの筋肉が攣ってしまった。

蹴りだした足を引き戻すときになかなか戻せない。

力が出ないからだ。シューズの中では足指5本が揃って

攣ってしまう状態がたびたび起きて,止まっては伸ばして,もとの形に

しなければならなかった。塩分がかなり不足したか?

テンションが低く,集中が落ちてくるとこういう経験したことのない

状態に体が反応してしまう。集中を切らさないことがこんなに大切なのか。

しみじみ実感。

 

それでもそんな走りでも抜いていくこともあり

みんな苦しんでいるのだと,自分を励ます。

この沢沿いは転落したら一巻の終わりもあるかなという

コースで気は抜けません。

 

ボロボロ状態で38kmを過ぎていよいよ最後のポイント焼山に向かう。

初めて参加した時にあまりの急登坂に驚いて途中で

休んだこともあった。その後は力もついて押しながら

すんなりと通過できるようになっていた。(過去形)

今回も止まりはしなかったものの,後ろの人に迷惑をかけていないか

かなり気にしながらやっとの思いで通過。

「もう今年で50kmは卒業しよう」と思った瞬間。

 

残り7km,下りでも棒立ち,ポールは右手だけ使用

ということで全然スピードは上がらない。

ラスト2kmは疾走区間のはずが,パワーが残っていない。

フィニッシュも見栄の滑走に持って行けずお疲れさん状態だった。

 

4:11:41,9回目の50kmでワースト。(1回目のみ25km完走,計10回)

それでもあえてプラスを見出すとイーブンのレース。25kmが2時間6分だからジャストだ。

そしてネットに載った記録では目標としているランナーさんも

それなりに落ちている。変なところで安心。

 

終わってからドーム内で大阪のMさんと函館のsakagさんが

並んで歩いてきてびっくり!

どうして?と思ったら,Mさんがブログ経由でsakagさんの写真を

見ていて声を掛けたとのこと。そういう時代なんですね。

 

「弱音を言っていたら」両人から相手にされず,簡単に卒業できる

雰囲気ではなかった。(笑)

再挑戦するには課題を克服しなければ。

左腕,スケーティング,エイド,そしてワクシングか。難しそう。

 

快晴のスタート前

 

 

知り合いの知り合いのお二人にドーム内で

左大阪のMさん,右は函館のsakagさん。

もうすぐ山の本が出ます。楽しみです。

 

 

Mさんと記念の一枚

 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 幸福度の尺度のカテゴリーに | トップ | 久しぶりに新しい蕎麦屋さんへ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
喝を入れてもらいました (tony)
2017-02-08 09:52:38
sakagさんコメントありがとうございます。
70台で余裕をもって完走できるなんて私には
想像できません。素晴らしい体力ですね。
自身のふがいなさに思わず弱音を言いましたが
見事にsakagさんから喝を入れられた気分です。
スタート前に仲間二人が今年から25kmに行ってしまいなんとなく安易に私も行きかけました。(笑)
もう少し楽しめるように工夫をしてみようと思います。

昨日ジョグしてみると筋肉痛はなくかかとの痛みが残ってるだけなので
予定通りおおたき,恵庭は走れそうです。
また良いコンディションで滑ることができたらよいですね。
返信する
ワックス教えて! (tony)
2017-02-08 09:45:52
わんわんさん,遠路お疲れさまでした。
短い時間でしたがいろいろとお話しできて楽しく過ごせました。
スタミナの点は私と共通しています。練習量不足での50kmチャレンジで立派な完走だと思いますよ。
それにしてもよく滑ったというのが羨ましいです。
私も心を入れ替えてスタンドなどを購入しようか検討中です。
sakagさんと歩いてきたときはびっくりでしたー。
いろいろと面白い出会いがあって狭いクロカン仲間ですので
大会ごとに楽しみが増えてよいことですね。
苦しみや楽しみを分かち合って談笑できる貴重な存在です。これからもよろしくです。
返信する
出会いの妙? (sakag)
2017-02-08 03:35:26
まずは、お疲れさまでした。
思うように滑走できなかったようで、その細かな分析も読ませていただき、勉強になりました。あれだけランで鍛えていらっしゃるのに腿が痙攣というのも珍しいですね。書かれているように気温が高く発汗に伴う塩分不足でしょうか?エードで「塩がないですか?」と聞いていた人がいました。
私の今回は、なぜかいつもはヘロヘロになる後半に体力が残っていたこととワックスの合い具合が良かったようで、後半にタイムを詰めれたことが収穫でした。エードはスポドリとミニシューでした。23kmで持参したゼリーを飲みました。

それにしても、森さんからのご挨拶、その後、彼とは一度別れたのに、中で偶然3人での出会いに、その妙を感じました。tonyさんの「なぜ2人で?」といった顔がおもしろかったです。

昨夜、詳しい参戦記をHPの方にアップしました。
「おおたき」や「恵庭」でもお会いできるかな?
返信する
お疲れ様でした! (わんわん)
2017-02-07 22:02:23
tonyさま、いや〜日曜に大阪の自宅に着いたのは22時40分過ぎでグタグタに疲れました(^^;; この日tonyさんもワタシと全く同じ膝上の前太ももの痛みだったんですね!それでもそのタイムは素晴らしいです。


こちらは5時間切りが精一杯でセカンドワーストでした。ワックスはマメにしてますので、スキーは滑りました。中盤までは登り坂で前の人のストックや板を何回も踏むくらい(苦笑)なのに後半失速病はマラソンと同じです。


色々な人との再会は楽しい札幌強行旅でした。旭川45キロとどっちがキツいですかね?
返信する

コメントを投稿

XCスキー」カテゴリの最新記事