すっかり錆びてしまった洞爺湖の記憶を思い出しながら。
2回目は去年と違って晴れてよい天候に恵まれた。
とにかく参加者の多いのにまずびっくり。
去年は雨で全体を眺める余裕もなく,
・血圧が高めであまり期待していなかった
・スタートにやたらと時間がかかる(1分20秒くらい)
・アップダウンがほとんどない
・温泉街を2回走ったと思ったら,対岸の街だった(勘違い)
・雨で寒くて最後は手足の感覚がなくなってきた
・でも疲れが少なく初のサブ200達成したこと
などが記憶に残っていた。
今年は少しだけずるして3時間以内の真ん中辺に並んだら
それでも50秒以上かかった。来年出たらもっと心臓に毛をはやして前へ。
今年も前2週をトレランで過ごし,フル対策はあまりやっておらず
しかも,急な下りをあほな走りをして左足ハムを酷使していた。
期待しないでスタート。知り合いランナーが増えたので
忙しい。常にきょろきょろ見回しているので,一度だけ
注意を受けた。ごめんなさいです,今後注意します。
あの最初の折り返しで皆さんに声を掛けていたときのこと。
5km23分台,お,去年より2分も早い!
これは予想の範囲。いつもの通り自分のペースにある人を
追いかけて,調子よければ次のランナーへ前進,という具合。
10km21分台,15km,20kmと同じく21分台で刻んだ。
これは実力よりも上の人をペースメーカーにしたせい。
25km22分台に落ちて足が重く感じる。
30kmで23分台,35kmで24分台と着実にペースダウン。
ほぼ想定内。そして問題の38km地点,
応援してくれた走友に手を振り声を掛けてさあラスト
頑張れば昨年並みの16分台も可能だ,と気合。
そこから100mも行かないうちに左足ハムががくんとショック,
攣ってしまった。予感はあったので驚きはしないけど
生まれて初めての体験。
少しもんで屈伸してぽんぽんと叩いてみた。
ゆると走り出して間も無く2回目は激痛を感じた。
まずい,リタイアのみじめな姿をちょっとイメージ,
そんなことよりまずゆっくりと伸ばして曲げてもみほぐす。
祈るような気持ちでそーと動き出した。
今度は予感がしないので,だましだましスピードを
上げていった。
残りは4kmもない,何とかゴールしたい。
焦りはなかったけど,再び攣らないことを祈るばかり。
それでもぎりぎりのスピードにするのは,いつもの負けず嫌いだ。
40km通過,後で見ると26分台で走っていたけど,時計はもう見ていなかった。
どんどんゴールが近づき完走は見えてきた。
去年と違ってどんどん抜かれる。でも悔しくはない。
羊蹄山を色んな角度から眺め,湖面を眺め花を愛で応援の方に
手を振り声を掛けた。いつもの自分のレースだ。
去年のひたすら雨中のレースと違い,こんな素晴らしい景色の
中を走らせてもらえる。今までで一番素晴らしいコースだと思った。
XCスキーでは雄大なコースもあるけど,マラソンでは初めて感じた。
遠征マラソンに景色を楽しめるところを探してみたくなった。
ゴール後は皆さんに一通り挨拶をして,足のケアに早めの温泉にした。
初マラソン以来の筋肉のこわばりを感じたけど,
お湯に漬かってからかなり回復した。
前半の貯金がものをいって,昨年より2分遅れでゴールできた。
脚力がついたことを少し実感できた。
ただ痙攣の後遺症が1週たってもまだしっかり残っている。
サロマに間に合わせるとなると,もう超ロング走は無理かな。
山登り練習も大幅に予定変更になってしまった。
楽しめた大会だけど,負の財産も残ってしまった。
ペースの取り方,気持の切り替え方,アクシデントの対応法,
フルを甘く見た前週の練習方法などたくさんの学習を
させてもらった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます