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ピアノを弾く毎日♪ともぴあの教室のレッスンノート

ピアノの効果的な練習法、趣味のピアノ演奏法、楽譜を読むコツなどご紹介!高知市のクラシック・ポピュラーの小さなピアノ教室♪

ピアノの導入教本の使い方

2016年03月22日 | ピアノ教材
こんにちは!

「ともぴあの教室」のともです♪

ピアノの習いはじめのことを、ピアノ教育の場では
「導入」と言います。

導入期の教則本は、たくさんあって、それぞれ
特色があります。

私がピアノを教え始めたばかりの頃は、様々な
教則本を子どもさんの年齢や性格によって、使い分けて
いました。

「みんなのオルガンピアノの本」
「バーナムピアノ教本」
「ともだちピアノ」
「ピアノひけるよジュニア」
「ラーニング・トゥ・プレイ」
「リラ・フレッチャー ピアノコース」
「おんぷの学校」
などなど…。

それぞれ特長があり、シリーズで使うような総合的な
音楽力を育てるものもあります。

ただ、この中には、私が目指している
「すばやい読譜能力を身に付ける」
「音楽的に良い曲でイメージする力を養う」
「クラシック4期すべての奏法につなげられる」
「子どもの個性によって、柔軟に進め方を変えられる」
という条件を、全て満たしてくれるものはなかなか
ありませんでした。

私が使わなかった教則本にも、すばらしいものが
たくさんありますが、それらも私が思うものとは
少し違うのでした。

その後も探し続けた結果見つけたのは、
「がんばれキャッツ」という教則本です!

この本は「おんぷの学校」と内容はほぼ同じですが
読譜のための書く課題を、「ピアノのドリル」という
本に分け、そのドリルも充実した内容になっています。

ですから、子どもさんのペースによって、弾くことと
書くことの配分を変えられて、とても使いやすいのです。

なによりも、この本の特徴は「かたまり読み」という
方法で読譜を始めることです。

この方法はこの本の著者、江口寿子さんのオリジナルで、
他にはない独特な読譜の学び方です。

「かたまり読み」の後に「模様読み」という読譜に
移るので時間はかかりますが、確実に読譜力が
身に付きます。

ただ、「がんばれキャッツ」3冊と
「ピアノのドリル」導入1冊+4冊をすべて終えても
譜面の難易度は、バイエル前半程度です。

なので、小学生の子にこのペースのものを与えると、
曲の満足度が低く、興味が薄れる可能性があります。

そこで、6歳ごろから始める子どもさんには次のような
形にしました。

ラーニング・トゥ・プレイをメインに使い
「クラシック4期すべての奏法につなげる」

ピアノのドリルで「すばやい読譜能力を身に付ける」

はじめてのギロック、という曲集などを併用して、
「音楽的に良い曲でイメージする力を養う」

ということに落ち着いたのです。

そして、それぞれの本の配分をバランスよくすることで
「子どもの個性によって、柔軟に進め方を変えられる」
こともできるわけです♪

それでも、まだまだ教材研究は終わりがありません。

導入だけでなく、その後のステップアップのための
教本は膨大な数があります。

子どもさんに最適なものを見つけるために、楽器店での
教本チェックは欠かせませんね。



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 tomopianoclass@gmail.com

最後までお読みいただきありがとうございました♪
それではまた!