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種々

世界の片隅でキラへの愛をこっそりと囁くブログ

共に生きることでしかとれない責任

2012-03-14 22:45:00 | SEED DESTINY
ちょびっと前回記事の続きも兼ねつつ、
恋愛というより、男女として共に死んでいった議長とタリアというのは、SEEDの恋愛ないし男女が人生を重ねることへの一つの結末かな、というか、他のキャラは大抵、さぁ、これからといったかんじですし、
29話みても、キララクとギルタリは、対比的に語られてもいるし。

恋とか愛とかだけではなくて。
相手の価値観とか人生に、不可逆な、取り返しのつかない変化、変質を与えた関係。
なによりも、それを背負う覚悟。
監督ツイッターの一連(ってもここ数日見てないんですが)の中で、まだしも具体的な・・・とまでは言えなくとも、
ヒントになりえる言葉は、覚悟、なんじゃないかな、と。

タリアは、自分が関わった、繋がった男が、どういう風に生きていったか、みたいなところで。
これは私の責任だ(私の原因だ)を思った部分もあったのではないかと。
私のせいで、ってのはちょっと違うし、選んだのは、あくまで議長なのだから、議長以外の人間に責任はないというのが前提で。
相手の人生に自分が関与しているという感覚。そして関与の自覚だけでなく。
もっと言えば、関与したい、あるいは関与したことに責任を持ちたい。そういう相手であるということ。
相手の人生を許せるか、そんな雰囲気というか・・・
「愛」というよりは「情」的なニュアンスの方が強いかもしれない。それこそ、しょうがない人ね、的な。
タリアがより愛しているのはやはり子供なんだろうな、と。
ただ、より責任を取らなきゃいけないと感じたのは、議長なんだろうな、というか。(日本的な言い方をすれば、親権は父親側が持っていたみたいだし)
そういう意味では、一緒に生きなければならない人だったのに、離れてしまった。それが相手の人生を変えてしまった。
大仰な言い方をすれば、絶望のその端の一端でも希望に転化するために。一緒に生きられなかった代わりに、一緒に逝く。彼の人生の意味を変える。その最後の意味を。ここまで彼を導いてしまったのはかつての自分なのだから。
他者本位と自己本位が裏表としてあるような、そんなような・・・

キラ(←)フレとキララクにもそんなニュアンスがある。
その責任とか覚悟を、先に決めたのは、それぞれ女性の方。
フレイの方は、あって謝りたい、そしてキラが一人で苦しんでいるのならば、ただ傍にいることしかできないけど、それゆえに、私が傍にいる。
愛も含んでいるけれど、イコールではなくて。
ただこれは、けっこうフレイの方の一方通行の気配があった気配を感じる。
キラは「守る(償う)」以上の未来を、フレイとは考えていなかったと思うし。

キララクについては、それぞれ愛情よりも責任(負い目含む)が先行しつつ、(ラクスのポット回収・人質・返却・決意・フリーダム譲渡。「大丈夫?」という言葉から、キラはラクス側のリクスを弁えていただろうし)
そこに共に歩める道、恋愛的な思慕、共感。それが付随していった感じながら、
徹底的に自体(というか関係性)が動いた、というか固定されたのは、キラの出自が判明した。あの時の「貴方を見つけて私は幸せになりました」「あなたにここにいて欲しい」かな。
貴方は悪くない的な一般論ではなくて、ただ私の幸せと願いと引き換えに、キラの存在を肯定した。
キラの生の意味そのものを、自分ひとりで負ってもいい、というだけの覚悟だったと思うし、
これからの、運命39話まで、キラがその手をとる覚悟を決めるまでの物語だったのかなーと・・・・
君の幸せの為に。それ(君の幸せ)を願う僕のために。そんなループを作ることが、共に生きるために・・・。

リマスタ12話―フレイの選択

2012-03-10 01:22:34 | SEED DESTINY
10分遅れた気がしたのはきっと気のせい気のせい・・・

10年前と変わらぬ一言を。

ふざけるなよこいつら>ヘリオポリス組

結局のところ、ヘリオポリス組の面々は、キラがなんのために戦っていたのか理解しちゃいなかった、と。
マリューさんが言っていた通り、友達を守りたい一心で、そのためだったけれど、
俺達は残るけれど、お前は行けよって、それ本気でいってるのかと。
人質取られて戦わされていた、その等の人質が残るって言っちゃったわけで・・・
数話後の、あの伝説の僕がどんな気持ちで戦ってきたのか、誰も気にもしないくせに、っていうの、
こんなに苦しかったのに、辛かったのにってだけじゃくて、君達を守りたかったのに、っていう
そういう気持ちも汲んでもらえなかったっていうわだかまりもあるんじゃないかなと思っているんですが・・・
これストックホルム症候群ですかね?(ただ、かなり稀な症状だっていう話も聞いた気が・・・
小説版では、クルーゼに親しみを感じるフレイにもその可能性をにおわせる描写があったかな)
しかも、シャトル前、フレイの名前を出すなよ、責任感じるに決まっているだろうが・・・
なまじ現状に適応しちゃってたヘリオポリス組は、色々と見えなくなっていたというか・・・
選択肢が現われたという現状で、いくらでも選びなおせる、と錯覚しちゃったのかな・・・
4話のときとは比較にならない、取り返しのつかない選択。
軍に入りたいなら、一度はキラと一緒に降りてキラを本当に解放して、両親とも話して、ちゃんと決めるべきだったはずだったのに・・・

ただ、そのキラ自身も、友人達の選択に関わりなく、
かなり迷っていたのも事実・・・ムウさんのあれ呪いだよな・・・>君はできるだけの~
結局、艦を降りることにしたキラと、残ったヘリオポリス組を分けた境目というのは、
対応した大人の違いってだけなんだな、と。
ハルバートンとマリュー、
ナタルとホフマン。
この1クールの悲劇、キラとフレイに、サイ達の選択の軽さが問われがちだけど、
子供が短慮を起こせばそれを止めるのが大人の役目のはずなのに、そのあたりが全然機能してなかったのも事実。
むしろ利用しにかかった。

フレイの演説、おそらくフレイは相当聡明って設定になっているんだと思う、
カガリもそうだけど、ラクスに比べて、あまり頭がいいっていう見せ方をしてない(もっと直感的ないし感性的なイメージを前面にだしつつも)そのあたりは、こういう皆(というかキラ)を巻き込むやり方というよりは、
キラやクルーゼやイザークの苦しみを理解していく伏線でもあるのかも。(カガリもけっこう頭いいと思ってるんですよね)
彼女達自身が、身分ある父の娘の立場で、あまり聡明さを求められていなかった気配に、特に疑問も反発も感じていなかったというか・・・フレイや歪んだ形で発揮され(そしてその聡明さと生来の優しさゆえに自分で軌道修正かけるんですが)
カガリは、これから育てられるはずってところで、父を失い、状況に潰されかけつつも、立て直して、さあ、これから(運命終了時)って感じがする・・・
この演説の凄いところは、フレイって、マリューの「黙りなさいなにも知らない子供が」「戦争をしてるんです、貴方達の外の世界では」という言葉を聞いてないってところで、
そのフレイが、軍の大人にとって説得力のある(というか、彼らの自負心をベースにした、何も知らない子供であったことのアピール)話が出来たというのが凄い。
そして、マリューにそう責められていたサイ達にとっては、その時の侮りと否定再びという心境でもあったのかも・・・
ただ、フレイがどのくらい「言葉の内容」を本心で言っていたのかは不明だな・・・まるきり虚構ってこともなくて、
今から思えば、程度には本心だったのか・・というか。
皮肉なことに、見事なまでに(この場にいないキラの分まで)皆の、これでいいのか?という不安を「代弁」してしまった。
その言葉の内実をむしろ備えていたのは、キラやサイ達の方。
帰る場所のない(と思い込んでいた)フレイが、帰る場所のある皆の背を押してしまう、。
父の庇護下にあった自分、その父を守れなかった(ラクスの件は父を守ろうとしたことであるし)自分、
そしてもう戻れない自分、とりかえしのつかない選択という自覚は、キラ達よりはよほど強く
そしてやはり父しか見ておらず、キラやサイ達の未来のことはほとんど見てないのも事実なんだろうな、と・・・
そして、フレイを軍に残した軍の思惑は、フレイの言葉に感銘を受けてではなくて、
あくまでアルスターの遺児というところで、プロパガンダに利用するため。
利用しようとしたものは、あまりに大きく、状況に飲まれ、皮肉なことに彼女自身の振り絞った勇気と選択が、彼女を死地に導いてしまって。
相手がキラとの関わりだけで済むものではなくなっていたんだろうな、とも。


アスランとラクスの関係が、前回で致命的な距離ができたなら、
個人的にはこの回は、サイとフレイの終わりの回。
この時、フレイを止められるのは、サイだけだった。
それが本心かと疑問をもてるのも、本心だとして、君は戦場になんていちゃいけない、頼むから降りてくれ。
これを言うべきは、言えるのはサイだけであり、失った家族の変わりになれるのもサイだけのはずだった。
だけど、サイは、(おそらく違和感がなかったわけじゃないだろうけれど)
主観ですが、フレイの立派な言説に、遅れを取ったとばかりに、自分の面子を取り繕うことを優先した気がする。
>フレイの言ったことは、俺も感じてたことだ
フレイを戦場に残すことを、彼女の心がどこにあるかを、それを見縊り、見過ごした。
大切な少女が死ぬかもしれない危険。
稚拙な復讐に己が手を染めようとしている事実。周囲を侮り利用しながら。
アスランと似た経過で、婚約者を失っている気がする。
聡明な少女達は気付いたんじゃないかと。この人は自分を見ていない、と。大切に思ってくれていることはしっている、だけど。
それはたまたま間が悪かっただけ、たまたま見ていて欲しいときに見ていてくれなかっただけだったのかもしれない。
相手への気持ちは元々少女達の方が強かったと思うし、戦争さえなければ曝されることもなかった試練にアスランとサイは落ちた感じもする・・


ところで今回、アスランとナタルに奇妙な共通点を感じた。
一人のラクスとして、逢えたのにもうお別れなんて寂しいというラクスに、
プラントでは皆が心配していると、一人のアスランとして応じなかった。
(こういうところが振られた理由のいったんなんじゃないかな・・・)
キラの処遇をマリューに問うに、私はこう思う、といわずに、艦の誰もがわかっていると、
対相手(ナタルの場合はこの場にいないキラかな、彼、彼と言ってるあたり、後ろめたさもないわけじゃないのかと)
にキチンと向き合わずに、大きなもの、自分(たちの)立ち位置や役割を引き合いにだすあたりが、
キラを選んだラクス、マリューとナタルの分かれた道、そんな一面もあるのかな、と。

しかし、いくらなんでも民間人の子供を、両親人質にとって戦わせようというのは、ありえない。
ここのおかげで、無印リアル視聴時は、ナタルかなり嫌いだった。
これは軍人の発想なんてものじゃない、狂人の発想だとすら思う。
しかし、その以前から、ハルバートンは、みょうにナタルに冷たいな・・・失礼じゃないか?ってシーンも・・・

あと、何と戦えばいいのか~、なんだかこの時点で、ラクスの対アスランが変わり始めている気がする・・・仕掛けているというか。ラクスにとって、最大の誤算というか、盲点は、クルーゼな気がする。
クルーゼと、対キラ、対パトリックのみならず、アスランにも。
ここでラクスの放った仕掛けが、クルーゼに、むしろ逆の意図で、回収、利用されたというか。
戦争なんだから、友達といえども撃たなければ自分も仲間も守れないぞ、的な。
それを受けてか、イージスに乗ったアスランは、(一見)凛々しく格好良かった気も。

流れ覚えているつもりで、意外と忘れてるっていうか、
マリューさん、あそこまでしっかり誠実に謝っている、というかお礼を言っているのが(いい意味で)ちょっとショックだった。
厳密に言えば、あれで民間人の子供に人殺しをさせた責任が取れるかって言えばそんなわけないんですが、
ハルバートンへの言もあわせて、この段でキラのこと一番分かっているのはマリューなんじゃないかな、というか・・・
逆に、駄目マリューさんそんなことしたら逆にキラ残っちゃう・・・!と思った。
当初の関係に関わらず、運命でのキラとマリューの信頼関係って、ここがベースなんだろうな、とも・・・
これはキラ、フレイ、サイやトール、ミリィ、カズイの為以上に、マリューやエルの感謝に答える為に(逆行為ですが)残った面もありそうだなぁ。

居場所/自分が存在する意味

2012-03-07 23:52:53 | SEED DESTINY
なんとなくキラとフレイの方向性のイメージがこんな感じ
フレイにとってのキラが居場所、
キラにとってのフレイは、自分の存在する意味

キララクが、恋愛っぽくないというのは、よく言われるし、そういう面もあるとは思うけれど、
それ以上にキラフレは恋愛っぽくない気がする・・・

こんなこというとキラファンとして失格なのかもしれないけれど、
なんとなく最近思ったのは、フレイの最後の言葉が届かなくてよかった、って思ったんですよね、
フレイに死なれて、フレイの言葉が届いて
「嬉しい」って思うか?「報われた」って思うか?
キラは別にフレイに好きになってもらいたかったり、受け入れてもらいたかったわけじゃないよね?と・・・
届いていたら、むしろキラは立ち直れなかったんじゃないかって。
(・・・なんとなく、それを望んでいる無印キラファンもいる気がするけれど・・・・・)

フレイがキラを一番理解してるってよく言われるけど、
私は納得半分、どっかで、そうかな?という感触があって、
「可哀想なキラ」キラが苦しんでいることを確かにフレイは、自責の呵責に塗れながら理解したけれど、
キラが戦うのは、キラなりの決意なりあって、「なぜキラはその苦しみを享受したのか」というところまでは踏み込んでないというか・・・
可哀想ってだけじゃなくて、
戦っても、もっとあけすけにいえば、誰かを殺してでも、なにかを成そうとする、
その強さ、傲慢さ、そういう怖さ、みたいなところをほんとに汲めていたかというか・・・
キラはその言葉を言われた時に、「違う」っておもった面もあったんじゃないかな、と。
フレイの言葉が違うってわけじゃないけれど、
「それだけじゃない」っていう違和感や
そして、キラ自身「わかってもらうこと」を望んでいたわけじゃないってことがわかったというか・・・
これがほしかったわけじゃない、というか・・・
わかってくれていた、そういう衝撃もあったとは思うし、
キラの「苦しみ」同調することで、フレイ自身の傷を深くすることを恐れて、切り離しにかかったかもしれない。
ここでフレイが決壊したのは、ひとりぼっちになったフレイに気遣って、キラも両親とも面会を拒否したって思ったからだけど、
確かにフレイの為って面もあるけれど、
キラ自身がその後言っていたように、キラ自身でも両親に会いたくない理由があったからで(=なんで僕をコーディネイターにしたの?って言っちゃいそうで怖い)
そういう意味では、この場面、フレイの思いこみもあるはある。
AAクルーは、確かにキラのパイロットとしての側面ばかりを見て、キラが苦しんでいるという事実を軽視しがちだったけれど、
フレイの言葉はそれでそれでキラに逆方向のイメージをかぶせてしまっている様相もあったのではないかな、とか・・・


もし、フレイがキラを「理解」していたなら、
フレイは、戦場にとどまったかな?と。そんなことをキラが望むかな、と。
フレイはフレイで、AAにキラが居るなら、キラの苦しみをわかっているのは私だけ、キラを戦場に留めたのは私、(まさかあの時の女の子(=ラクス)がキラの心身を現状支えているなんて夢にも思わなかっただろうし)そういう責任感もあったかもだけど、
結局フレイはもう平和な世界に、自分の居場所を見出せなかった、
というか、もう戻れない、という諦観と、捨ててきてしまったという「錯覚」
父を亡くした時に、もう帰る場所がない、と思いこんだことが、フレイにとっての転換点だったのではないかな、と。
アラスカで、AAに戻ろうとしたのは、(キラは死んだと思っているのだから)自分の居場所がそこにあるとおもったのではないかな、と。
戦場で、キラの傍のみが自分の居場所と、思い定めてしまったというか・・・
居場所としてのキラ、という期待もあったかもしれない。
キラにとっては、オーブの、僕たち間違ったんだ、で終わっていた。
フレイが戻ろうとしなければ、戦場から離れる機会に、下がっていてくれていれば。キラにとってはそれが一番フレイに望むことだったんじゃないかと・・・
ただ、フレイは戦争の怖さも、戦いを止めたという強い思いもあって(キラのこと関係ない部分でも)
でも、彼女が描ける自分の果たすべき責任は、キラに謝るということで、でもその先に・・・。
フレイのつけるべき落し前は、ただキラと理解しあうこと、という範疇を超えてしまっていた気もするので・・・・

・・・なんだかまとまらないorz

図星と言われますが・・・

2012-03-05 03:19:30 | SEED DESTINY
フレイの「本気で戦ってないんでしょう」について。
まぇ、該当回感想でも触れたんで蒸し返しなんですが、
だからどうだっていうのかというのが正直な感想(キラ馬鹿なもので)

そもそもキラが本気で戦えばどうにかなった状況というわけでもなく、
相手は曲がりなりにも一応とりあえず(おい)ザフト側のエースで、
キラが本気をだしてないにせよ、アスランなんて3割も出してないだろうし、
そもそもまともな訓練も受けていない人間になにを言うのかと。
状況に対しては、とりあえず死力を出せって視線そのものがそれどういう奴隷根性?と思ってしまいもするし・・・

キラとしては、極端な話自分が死なないようにするってだけで十分な気もするし・・・
どっちかっていえば、本気が無意識にしろ意識的にしろどのくらい手を抜いていたかって部分よりは、
キラはストライク搭乗自体を断固として拒否して投降を進めたらどうなっていたか、という点の方が可能性としは現実的な仮定なのかな。
キラは中盤以降ラクスに洗脳された、と元ファンとかアンチに言われがちですが、
そもそも、無印前半で(主に)ムウに洗脳されていた気がする・・・
いみじくも、キラ本人が言っていたように「僕がやんなくちゃ皆死んじゃうと思っていたから」
フレイの本気で戦えってなじりとか、俺達が弱いから、俺達の責任ってのが、さらに後押しする感じで。


キラの中途半端なお人好し加減が、この状況を可能にしたのかな、と。
フレイになじられた時、キラが全然違う性格で、ブチ切れて、じゃあお前がやれよと、
ストライクのコクピットにフレイ叩きこんで数時間も放置すれば、それはそれでその後の人間関係の泥沼はなかった気がしないでもないし・・・(フレイの精神状態がさらに取り返しつかないことになったとしても)


ムウなりマリューなり、もっと自分達が拘束した学生たちの状況のケアできなかったのか、というのも今更ですが・・・
眼前で父親殺された女の子がいて、同胞を殺し合う為コクピットに押し込められたなんの軍事訓練も意識訓練も受けていない男の子が居て、それぞれの精神状態や人間関係がおかしくなるのなんて当たり前の話で、
ヘリオポリス組全員(カズイやフレイも、当然キラも)色々厳しいこと言われつつも、逆にあれでよく踏みとどまって、
なんだかんだでそれぞれの選択していったのは、ありえないレベルで凄いことなんだな、と・・・

環境と状況と・・・

2012-03-05 01:28:14 | SEED DESTINY
トーミリをおままごと気分というのは酷じゃないかな、というか・・・なんか違くない?と思う。
16歳の学生の恋愛におままごと気分要素が強いのは当然じゃないかなーというかですね。


と話変わってアスカガについて、私は運命後以降は、アスカガ推奨なんですが、この2人の関係に萌えてるかっていうと別にそうでもないんですけどねー
この2人、というか、アスラン→カガリの、無印での接近というか、
多分に状況的に、気楽さ、がベースになっている気がする・・・あまりナチュラルとコーディネイターを乗り越えたカップルというよりは、キラを仲介して、キラの身内という信頼、そこがベースになっているカップルなイメージなんですよね・・・
キラと血縁、キラの幼馴染。
そして、アスランの基本的には身内にすら見せられない姿をたまたまカガリが見てしまったとうか・・・(キラを殺した直後とか)逆に、カガリはキラやラクスなら弁えていた(と言いつつ、キラもラクスも無印時点では把握しきってなかった気がするけど)アスランのプライドの高さみたいなものを侮ることになった気がする。

そして、アスランがけっこう、考えることをやめたがっていた時に、たまたまストレートな物言いのカガリが現れたというか・・・
けっこう血のバレンタイン以降、アスランなりに考えて(いたつもり)だったことが、ほとんど意味がなかった(わけでもないのですが)感じになってしまい、
キラと(わだかまりはあれど)共闘できるようになったのは嬉しいけれど、それはアスランが考えていた形とは全く別の形(アスランが妥協したような形)だし、
ラクスのことはもうしょうがない。(婚約は解消されたし、ラクスはキラのことが好きみたいだし(そう見えただろうし)
父やザフト(プラント)に問題があるのは明確とはいえ、じゃあ、地球軍の行いと相殺されるのか?というところにストレスもジレンマもありつつ、現状この場においては飲み込まざるをえないし、
考えるのに疲れていた時に、カガリの物言いは染みたんでしょうが、
逆に、かつての総括も込めて、現状やこれからについて考えざるをえない時に、
かつて、頼もしくも新鮮にも感じたカガリのキャラが、カガリは同じことしてるのに、今度は無神経なそれに見えてしまったんじゃないかなーと・・・

環境によっても、周囲の期待を反映させることによっても、
その人の姿は変わるし、それを受けるその人自身のありようも変わるというか・・・・

アスランが、こうであるべき、とキラやラクスに望んだ姿というのは(のん気でいい加減なキラ、浮世離れしたラクス)
それは確かに、キラとラクス自身がそうでありたい自分でもあって、
そうであれない現状を見てくれないアスランだからこそ、離れざるをえなかった反面、
そういうアスランだからこそ、2人にとって大切な人であるのかもしれないし、
無印前半、八方ふさがりのキラにとっては、お前は戦うな(戦わなくていい)というのは、蜃気楼とわかっていたとしても、希望になっていたかもしれなくて・・・。


環境、置かれている現状にとって、その人のパーソナリティなどたやすく乗り込まれしまう。
パトリック・ザラの「権力基盤」というのは、彼を選び支持した人間というのは、
ナチュラルへの優越感と復讐心を満たしてくれるという期待で彼を選び、
その期待を背負っていた側面もきっとあって、
アスランが、個人として父として、息子としての語りかけでは、彼を翻意させることはきっとできなくて、
立場や権力や権限、それは、一種、自分をそこに押しやった人間の期待への増幅装置の側面もある気がして、
アスラン自身すら、それに呑まれてる感じがする。
自分に力を与えてくれた人の為に。
「我らが誤った道を行おうとしたら君もそれを正してくれ。」
議長のその上っ面の言葉に反して、自分を肯定してくれて力を与えてくれた議長(の行う正義)に固執し、戦っていくことになって、
たとえ偽物を立てるリスクに目をつぶり、そこに不信を抱く仲間の言をいなし、ラクス暗殺の情報を軽視し、眼前でキラを殺されてなお、
自分自身の鼻先に銃を突きつけられる、その時まで・・・・

逆にカガリにとっては、期待と信任のなさに、心が折れたのかな、と。
父の遺志、オーブの理念、側近たちにも、(かつての)オーブの民(=シン)にも、否定されて、
それでもなお立つだけの力がなくて。

私が、アスランは、オーブでアスカガにしてくれないかなーと思うのは、
どちらかといえば、アスランの「見たい姿」というのが、
ザフトのアスラン・ザラではなく(ザフトでやり直す機会は曲がりなりにも議長は一度与えてくれたんだけど、アスラン自身がそれに失敗したイメージ)
身内と死を背負いながら、その遺志を模索しながら、重く難しい立場にある者を、支え切るという形で「やり直して」欲しいと思っているんだなーと思っていたり・・・
けっこう、パトリックとカガリを私は重ねているのかなーと・・・

立場が絡めば、そうありたい自分ですら曲げなければならない、
それはコクピットで孤独に戦わなければいけなかったキラでもあり、
同胞の暴走を止めようと立ちあがったラクスでもあるのかなーと・・・

11話―目覚める刃

2012-03-03 01:06:17 | SEED DESTINY
結論から言うと、見られませんでしたorz
今夜ちと飲み会で、けっこう場違いなところ入れてもらったという会でとても美味しく楽しかったのですが、
(カルチャーショックがいくつか、白文帳が長野県にしかないってマジですか?)
11時前には帰れたんですが、パソ君がOPでストライク起こしたorz
機動までと起動してからしばらくが調子悪いんですよね・・・ある程度時間たつとそれなりに動くようにはなるのですが。
なのでOP終盤ストライクの場面で止まったOPを泣く泣くみながら、DVD持ってきてオリジナルを見ていましたorz
・・・・空しいorz

相変わらずキラ以外には興味のない感想ですので・・・

どうもAAメンバーにモヤモヤした前半。
なぜ意味のない軍事裁判をしたのか?というか、キラへ恫喝か!??(゜Д゜#)と短気を起こしかけてしまった(いや起してるだろすでに踏みとどまりましたみたいなところいうな)
・・・ナンセンスでも、キラ自身や艦の為には、”ここ”(=軍)のルールをわきまえてほしいということも込めてですかね・・・
人質にするために助けたわけじゃない、というあたりが確かにキラがラクスを逃がしたモチベーションなんだろうなと思いつつ、
ムウさんのするなら彼女だよなってのは伏線?キラまで睨んでいるので、その可能性はまぁ、考えてもみないんだろうな。
あくまで、軍人というより大人が、子供を叱って罰を与えたって雰囲気ですかね。

サイが・・・今回は、サイがよくわからなかった。というか、製作サイドがサイをどう見せたいのか、というか・・・
ちょっと心配してたって、前回の信じてるは方便か!?、
このあたりキラがどうとったのかもわからなかったな・・・(悪い方面に複雑そう)
ショックってほどでもないけれど、やっぱり僕の居場所はここだとも思えるようなやり取りでもないと思うし。
ただ「よかった」って喜んでていいの?サイは?
キラは友達と殺し合ってるんだよ?凄まじい無神経を内包してると思うけど・・・
しかし、ここで重要なのは、フレイがこれを聞いてたってところなんでしょうが・・・
フレイの「戦争って嫌よね」に「ん?」となるサイって結局なんだったんだろう・・・
アスランの対ラクス感情と一緒で、その時々感じたものを見ないふりでスル―してきてしまったゆえに
(アスランだったら先週のクルーゼ止めた姿とか)
結果婚約者を失うことになったとか?
今回だけ見てれば、カズイの方がキラの心配してるというか・・・
「わかってる」感じ、「キラは違う」
キラは違うと「わかっている」カズイやフレイの方が、キラの事を「わかっている」感じがする。
アスランやサイは、自分はキラを大切に思っている、という自己満足的なところに目が眩んで結局、全然見えてない気もするし・・・

アスランとラクス、ここお互いの相手への気持ちがどうもよくわからない・・・
アスランと呼ぶラクスの声は、アスランが大事なんだな、というのは感じた。
色々役割があっても、ラクスにとって一番大切な人はアスランという前提でまだラクスは動いていて
恋の高揚とかではないんだろうけど(多かれ少なかれ内包はしてるんでしょうが・・・)
ただ、監督の言いようをみるに、けっこうラクスの方は、早くも(よほどのことがない限り人生を共にする相手だということは決まってもいるし)恋とか好意を超えた、相手と重なるものを構築しようとしているのかな?とも。
ただ一方的にアスランを支えるとか癒すとか、あるいはそれこそ銃後の守りみたいに、相手を立てる、とかじゃなくて、
もっと一緒に背負えるもの。
けっこう前の監督ツイッタを見るに(当時もネタにしたけれど)ラクスの差し出した手をアスランが避けたのがけっこう致命的でここから2人は離れていった、と言っていたので(多分)
この手を拒絶したのは、自分たちにあったかもしれない相手への恋愛感情というよりも、
相手を自分を共に生きていく人として背負い合えたかもしれない道を閉ざされた気分だったのかな・・・
それを前提にみてれば、けっこうラクスがショック受けてるようだったし、
ラクスにとっては、やはり現状は、キラはアスランの友人というあたりにいるのだろうけれど、
とても強くてとても優しい、
ある程度、現状やキラの立場への思慮をかけることにはっぱをかける意味合いを込めつつ、
思いがけず出会った人であるところのキラ、その出会いに対する純粋な喜びもあったのかな・・・
アスランの方が対ラクス感情がよくわからなかったな・・・大切じゃないはずがないけれど、
シンもそうだけど、強い痛みや怒りや無念(家族の理不尽な死)に際して、世界をものすごい単純化して、
それこそ2色、敵と味方、仲間と仲間でない者、正義と悪。いい人と悪い人。
そうしてかろうじて受け入れていて、
アスラン自身の個人史においては、血縁を抜かしてもっとも近かったであろうキラとラクスが、
自分の違うものの見方をするという、そのものを拒絶してる感じもする気もする。
キラのこともラクスのことも拒絶しつつ、友人、婚約者という立場を疑っていない感じもするし・・・
ラクス・クラインという女性の優先順位がアスランの中でさがっているようにも、壁を作っているようにも見えるし・・・

ただ、私がアスラク嫌いなのって、この2人の関係に依るというよりは、
ラクスを返してくれたキラに対して感謝もしてない様子や(なんかキラの行動当たり前だといわんばかりにスル―だし、いくらAAの行動が卑怯だと言ってもそこはキラの責じゃないし、ラクスが戻ったならキラもって気持ちはわからないでもないけれど・・・キラの行動、キラにはわからなくてもアスランにわからなかったはずがない、軍の世界でどれだけの罪か。キラの”裏切り”で帳消し(どころかマイナス)なの?)
アスランがラクスと出会い関係を築いてきたその時間に別の場所で、キラが築いてきただろう、キラなりに守ろうとしている関係を、友達なんかじゃない大切なんかじゃないとばかりに(自分に都合が悪いというモチベーションで知りもしない癖に)切り捨てたからで、
ラクスのことは別に好きじゃなかったとでもしないと、アスランのこのあたりの感覚納得できない・・・
誰かを大切に思う気持ち、誰かと未来を考える気持ちをこの時アスランが知っていたなら、なぜそれをキラに合わせて想像できなかったのかという違和感かな・・・



そしてフレイ。なんだか麻痺してるような気もするし、どうでもよくなってる気もする・・・
大好きな家族を失ったという以上に、もう帰る場所はない、という底辺の諦観から出発してる気もするし、
自身の言葉を弄ぶことももうなんとも思っていないんだろうな、とも感じるし・・・
製作サイドの因果の報復は凄まじいと感じた、
正直、キラの前で子供に話しかけている様子は、子供を利用するなよ・・・とも感じたけれど、
その子を守れず泣き崩れるキラに近づき、その子供と同じ死に方をすることになる(キラにとってもどれだけの衝撃か)
そしてその「戦争っていやよね」「みいんなやっつけてもらわないと」「でないと終わらない」(台詞曖昧)
敵であるものを全部滅ぼせば、戦争は終わる。
その思考の最悪の具現した形である核の情報を、最悪の具現者たるアズラエルに渡すことになる、という・・・
始まりは、子供の思いつきに過ぎない程度のものだったのかもしれない。
キラはコーディネイターで嘘吐きで・・・




帰る家のないもの。
それはキラも同じかもしれない。同胞の手を、友人の手を取らなかった。自ら断ち切った退路。
ここにあるものは、守る責任、守れなくて奪ってしまってめちゃめちゃに傷つけて、でも自分を許してくれた女の子がいる艦。
目覚める刃、キラとフレイ。柄と鞘を失った者同士??
フレイの(エルへの)言葉に、懸念のようなものを感じてもいる感じでもありますが・・・・







抗うことの出来ぬ流れの中、自ら選んだというものならば、せめて、その意味を。

2012-02-29 22:48:04 | SEED DESTINY
分かたれた道。果たしてキラに「選択肢」なんてあったのかな、というのが・・・
「友達」だから守るんじゃなくて、
守らなくちゃいけないから「友達」って言ったんじゃないかな、と。

キラってムウに「君は違う」「君は力がある」って、
皆から「切り離された」印象があります、あの4話で。
なぜ、キラにパイロットとして働くよう、皆の前でって、ちょっと思ったんですが。

友達と友達じゃなかったんじゃないかって。
力ある者と、力ない者。
「君の責任だ」って、ぽいっとばかりに、手の中に押し込まれた無力な命。
しかも、この艦に乗っている多くの民間人って、キラが(良かれと思って)連れ込んじゃった人達だし。
退けるわけがない。
ここでキラが退いたら、もうキラはキラではいられなくなる、そんな感じもします。
友達として好きっていったらアスラン、国とため同胞の為に戦っているのもアスラン、
そして自分に優しくしてくれたラクス、一緒に行けたら。
でもそれをしたら。

そんなものを背負って生きられるか。「友人」を見殺しにして。
これは、好き嫌いの問題じゃなくて、限りなく人間らしい、良心の問題なんだと
(なので、アスラン脱走のメイリンの行動も、恋心ってよりは、
大きなもの(=軍)に殺されそうになっているアスランへの庇護意識がベースだったかな、と。元々憧れていて、助かってほしい、力になりたい、役に立ちたいと、短い間で行動がエスカレート(シャワー、回路侵入、車を調達等)

(監督のツイッタで、守るというのは理屈じゃなくて本能のようなものって意見もあったかな、と。)


個人的にちょっと思っているんですが、
キラは責任感を、アスランは使命感をベースに動いている印象があって・・・

キラの場合、確かにアスランほどには大きなビジョンはないですが・・・
キラの場合、ただ、眼前の、「自分がこれをした場合」「自分がこれをしなかった(できなかった)場合」
方法の、極めて「具体的なビジョン」を見比べて「よりマシ」な方を選んでいるイメージがありまして。
自分したしたこと、しなかったことで「必ず起きる現実」を比べて。
フリーダム搭乗後、そしてオーブの理念を再評価した以降は、また軸が一本できたイメージもありますが・・・。

アスランの場合、「そうあるべき状況(世界)」平たくいえば、「青写真」と現実を引き比べて、
後者を前者に引き寄せようとするイメージがあります・・・
今目の前に見えている現実、あるいは対面している個人の、個々の状況はいまいち見えてないのかなぁ、と・・・
以下ちょっとアスランdisりっぽくなるので苦手は人はお避け下さい。



アスランを語るに、悩みぬく、考え抜くというのはほとんど常套句ですが、
個人的にはもやっとします、どうもアスランの悩み(思考)のトレースができない。
状況認識に対する楽観が垣間見える・・・というか。

特に運命のアスカガにおいては、アスカガが熱心に好きか嫌いかという層はおくとしても、
けっこう見方(感触)が分かれるなぁ、と思います。
運命後も、結局アスカガじゃない?って層と、あれはどう見ても破局してるって層と。
あと、アスランに同情的な層と、カガリに同情的な層と。
私は正直、運命ではカガリに同情した層です。

アスランがザフトに戻った時、オーブが連盟に加盟することも、他の男と結婚することも、予測できるものとして、なおそれでも、最悪オーブと敵対しても、極端なこといえば、カガリを見殺しにするくらい覚悟でザフトに戻ったものだと思っていたので、
以降、結婚や連盟に驚いている様子に正直驚きました・・・というか、この時点ではそうでもなかったけれど、
ダーダネルスにおいて、それがほんとに寝耳に水の裏切りだと思っていることに正直驚いた・・・というか、
想定してなかったの?ほんとにカガリがなんとかできると思っていたのか?と。カガリの置かれている状況全然見てなかったんじゃないかって。


おりしもリマスタで、アスランがラクス捜索時に見せた、宇宙で行方知らずになったラクスの置かれている状況への緊張感のなさや、
キラが置かれている状況を、本当に「わからなかった」のか?と。(©慟哭の空)
そして、ドラマCDでの、キラとアスランの思考の対比・・・・戦争なんておこるはずない、人はそんな愚かなはずがないというアスランの述懐と、(のほほんとした口調で)本当に戦争が起きたら、プラントだって危ないと思うけど、月には連合の基地があるからね、と言っていたキラ。
そのあたり、思考の在り方っていうか、
アスランはどうも大切な人の状況を、「危機感をもって考えられない」
正直、優しくて誠実なんだろうけれど、共感力と想像力の欠如がある気がして、(これは、キラやカガリやラクスやシンそれぞれに対して)それは性格や思考の問題じゃなくて、ただなまじ対外的な「鎧」(家名や赤服、彼自身の優秀な成績)な立派な分、隠れてしまっている、幼さなんだと思っているのですが・・・・
確かに、優しさや誠実さの質は、キラより上かもしれないけれど、それを支える気性が実はけっこう幼いというか・・・

なんだか、自分が「認めさえしなければ」その悪い状況は「固定」されない。というある種頑なな・・・・
そして、「悪い自体」が固定してしまった時の、激烈なまでのとりつくしまのない、怒りと拒絶。まるで信じたのに裏切られた、とでもいうような。
当初の楽観と、深刻な事態。それに対する暴力的な対応。

「戦争なんておこるはずがない」→軍属になって、その意識は、キラや巻き込まれた友人(民間人)の立場への想像も拒絶
「・・・民間船ですし・・・」→人質→「卑怯な」
キラの敵対、俺が撃つといいつつも、キラに仲間を殺される事態をほとんど想定しておらず→俺がお前を撃つ
あと、前述の、カガリはなんとかできる→なんとかできない→呼び出して怒りの発露
等々


どうも、「こうであるべきの社会」のイメージが強すぎて、そっちに引きずれている気がします・・・
そういう意味で、どっか「こうである社会」を力ずくで作ろうとした議長と似た部分があるような気もします・・・









リマスタ10話ー分かたれた道

2012-02-29 21:00:02 | SEED DESTINY
あまり重要があるかどうか定かではないリマスタ感想遅くなりました~
以下某キャラを(ry


・・・あっ、やばいあまり覚えてないorz


「卑怯な!
救助した民間人を人質にとる、そんな卑怯者と一緒に戦うのがお前の正義か!?キラ!!」

10年前当時から違和感ばりばりの台詞。
こういうの聞くとアスランってあんま頭良くないのかな?と思う
キラが「正義の為」に戦っていると思っているのかな?
ストライクの上で再会した時、キラは私服姿だった。「僕は地球軍じゃない」「あの船には友達が乗っている」ついでに相手(AA首脳部)は民間人を人質にとる卑怯者。 アスランにはこの程度の情報はあるのなら、
ヘリオポリス崩壊(というか連合機体奪取=自分たちの軍事行動)に巻き込まれる形で身柄を拘束された上、民間人の学生の友人を人質に取られている、くらいの憶測ができてもいいのではないかな?と。(それが事実かどうかはというよりは、キラ側の事情を察しするための、想像しえる状況のひとつとして)
そうして戦わされている相手に卑怯だの正義に悖るって指摘が通るって思ってるのかな?と。
事実を指摘すればその意見が通るって思っているなら、アスランはやっぱ幼いのかな、と思う・・・


「俺達が弱いからだろう」
「あんた、自分がコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょう」

そんなこと言われる筋合いないとしか思えないのですが・・・
アスランの台詞と合わせて、事実っていえば事実なんですが・・・
どうでしょう。
ここでキラへのフレイの言葉が図星って指摘はよく受けますし(監督さんのツイッターでもそんな話題が最近でてたかな)
でも図星だからどうなんだ?って話じゃないのかと・・・
フレイと・・・あと、作内外への運命あたりから強くなったキラやラクスへの批難に感じる違和感なんですが。
なんで他人が自分のために命がけで尽くしてくれて当たり前って、感覚で物言う人が多いんだろうと。自分より強い恵まれた優れた相手だとしても・・・。


1クールを見るに、キラがどれだけ「酷い」言葉を受けてきたかといことが改めて。
というか、まっとうに生きてきた人間の価値観的に「これを言われたら人間として男としてどうよ」的な言葉が多い。
裏切り者、嘘吐き、卑怯者(間接的だけど)


といいつつ。
おりしも最近ガンカフェで並びながらぺらぺらと見てみた本にあった文章。
引用の引用の引用みたいなことになっちゃうのですが
斎藤誠と言う方の言葉で「人々が絶望するのは、人から『大丈夫だ』と言われていたのに、大丈夫でなくなった瞬間ではないか」
そう見れば、キラの言動は迂闊だったんだろうし、
もしかしたら、父を撃ったザフト兵に対する以上の憎悪をキラに感じていたのかもしれない・・・・

閑話①善意からでた言葉でも、それが裏付けのない言葉だったなら、結果が相手を裏切れば、それは容易に絶望を与える。
これを骨身にしみて感じていたからこそ、運命のキラは偽ラクスに対して「皆を騙している」と嫌悪感を覚えたのかもなぁ、と思えるかな、とも思ったのですが・・・
閑話②ところで、無印戦後以降、キラとラクスの間って、フレイの話というのはどのくらい了解されているのかな、と。
この流れをみるに、ただキラ経由でラクスとフレイの関係があったわけでもないですし、
当然ラクスも(キラとの関係抜きで、キラとフレイが今後ああゆうこのになっていくなんて想像もつかないでしょうし)フレイのことは気にかけていたはず・・・と思うのですが・・・
お互い意図的に話していないというパターンも、キラが洗いざらいしゃべっている可能性もある・・・
逆にだとしてら、よみがえる翼での大丈夫、と約束での大丈夫、が重い言葉だったということになると思うのですが・・・



ところで、ラクスってどの時点でキラがストライクパイロットだって知ったんですかねそういえば。
前回の、マリュー達と話していた時点では知らなくて、
ここのキラ様も戦われるんですか?あたりでうすうす察して~という流れなんですかね・・・

キラの慟哭。
なんだか泣いているというよりは、なにかを吐きだしているような・・
そしてラクスとの会話。
ここでカズイがキラとアスランの関係を知り、早々にヘリオポリス組にその情報が渡る。
キラにとっては、ラクスがアスランの婚約者だということを知る。
ラクスにとっては、少年らしい衒いを見せつつも、ラクスの手を拒絶しなかったことと・・・
あと、アスランの話題になった時に、キラが嬉しそうに笑ったことが大きかったのではないかな、と。

カズイの暴露。
それぞれキラに隔意を持ちだしているヘリオポリス組で、
それでもキラに(主観的に)好意的なのが、サイ、トール、ミリアリア、
そして主観的に否定的なのが、カズイとフレイ、けっこうただコーディネイターへの隔意ってだけでなくて、キラのせいでって被害者意識も抱えてそう・・・根拠は乏しいですが。
ただ、あっさりしゃべったのは、キラへの悪意ってわけじゃなくて、
自分ひとりで抱えられないので、主にサイへっていう意味で、仲間内に判断を任せたって感覚が強そう。
そのあたり、フレイに罵倒されたキラを直接慰めずに、サイに任せたトールとミリィの判断と五十歩百歩の部分もありそう・・・


そしてラクス返却。
この辺りは、ただ少年らしい正義感というだけでなくて、ラクスとアスランへの負い目って部分もありそう。
母を失って、そしてさらに幼馴染(キラ)に(相手から見れば理不尽に)敵対されているアスランの、婚約者。
自分を癒してくれたように、アスランを癒してくれるだろう人(アスラン自身がその手を避けちゃったのですが)
そして、彼女を探し守ろうとしていたザフトの人間を殺して、彼女を、彼女と敵対する陣営(しかも人質にしちゃうし)に連れてきてしまったこと
AAに乗ってから、キラがマリュー達の意に反して、行った行動が、故障した救命艇とポットを回収すること。
そのこと(=自分の行動)に対して責任を取る、という意識が、
ラクスを返し、自分は残るという行動に影響してるのかもなーとも。

サイとミリィとキラ、
軍人だとしたら銃殺刑相応って認識はないにせよ、
AA拘束当時からの理不尽への抵抗って部分もあるのかな、と。
サイも正しくあろう、全うであろう、優しくあろうという意識は人並み以上にある人で、
でも相手を無意識に傷つけてしまうこともあるという、そんな根の深さ。

しかし、ムウとマリューも心情的には協力者って感じかな。
そしてクルーゼにせよ、パトリックにせよ、なんだかまだまだアスランの事を子供扱いしてるなぁ、とも思う・・・


「いろいろありがとう、キラ、アスラン貴方も」

祝・ラクスのキラ呼び捨て開始。(ところで現状キララクスの名前まだ一度も読んでないのかな)
これ見ると、ラクスって、対相手というか、認める人の境界はすげぇきっぱりしてそう。
だけど、この状況見るに、この時点ではラクス、キラ(とAAクルー)の命は諦めていたんだろうな、と。
(自分を返す行為そのものがそうとうヤバいんだし、キラもまた民間人だってことは察しているかもだけど)
そしてアスキラ決別。ここはちょっと別記事で。
ラクスが、別の側面を見せつつ、(多分察した人はこれで察したんだろうな~)
泣きながら、自分が守ると選んだ場所へ。













夢物語

2012-02-24 02:44:01 | SEED DESTINY
無印の初期見てると、やっぱ私は運命の方が好きだなーと思うのですが、
なぜかっていえば、運命ってのはファンタジーだからかな、と思ったのですが・・・
ドラマとして安心して見ていられる(ストーリーの展開の仕方が)ってのは無印の方ですし、
実のところ運命の方がリマスターで今みたいに毎週放送されたらちゃんと見られないかもしれないなって思いもするんですが。

無印ってのは、作品全体が落しパートな感じがします・・・
けっこう、キラがフリーダムに搭乗後は、キラ自身もストーリーも飛翔モードに入ったと見せかけて、
結局その高揚は40話までだったんじゃないかなーとか・・・
オーブとウズミを失い、アスランとパトリックが決別し、ラクスもまた父を失い、ラクス参入するも、
キラが出自を知り、両者殲滅戦に至る破壊兵器を持ちだし、ラクスの言葉はほとんど届かず、
キラはフレイを守れずクルーゼを否定できず、アスランは父を失い。

希望は残したんだと思います。
最後のキラとアスランとカガリの笑顔。キラが身に着けていたラクスの指環。

もしここで終わっていたら。

キラは実はジェネシスに焼かれていたのかもしれない。
生き残ったとして、心身の傷を超えて日常に戻れるか?火種になりえる出自と傷を持つキラと、大きな名を持つラクスとは一時的な繋がりを超えて一緒に生きていけるか。アスランとカガリ、ナチュラルとコーディネイター、巨大な、それぞれが歴史に良くも悪くも名を残す父をもつ2人が、本当に一緒になれるのか。ナチュラルとコーディネイターは本当に共存できるのか。人は変われるか。

運命ってのは、無印キャラにとっては救いパートなのかな、とも思ったりします。
可能性として示した希望。それを具体的に描いたのが、運命だったのかな、とか。

その為に、SEEDシリーズは、運命において、世界観(リアリティ)の閾値を変えている印象を受けます。

アスランとカガリについては、個人的には無印後より運命後の方が可能性があるかな、という感じも受けます。(根拠は乏しいですが)無印時に抱えていた危うさ(ほんとにお互い好きなのか?ナチュラルとコーディネイターの差異を、一時の共感を超えて、寄り合わせられるか。お互いの政治的な立場は)が、概ね運命において全部露呈して、ある程度お互い認識できた気配があるので。

そしてアスラン。
アスランにとって、運命というのは名前を取り戻す物語でもあったのだと思ったり。
アスランのみならず、自らの名前を失うのはほとんどすべての人間にとって耐えがたい苦痛であったはず。
アスランには、デュランダルが必要だったのだと思います。
かつて、キラにフレイが必要だったように。
認めて欲しい相手。に認めてもらうことが。
キラは自分が守っている相手に。アスランは、自分の望む所属の長に。父と同じ立場に立つ者に。
(たとえ、相手に思惑があったとしても)
カガリやラクスやキラでは多分できなかった。キラ達がアスランの苦しみに築いていないわけではなくて(インジャスを渡した時、キラとラクスの行動と言葉は、議長のものと概ね同一だから)アスランにとって彼らは庇護対象だから。
アスラン自身が、自らを、理想や想いを託せる大人の男性(それはアスラン自身の幼い価値観もベースにしつつ)でないと多分だめだった。
エリートとか、それに連なるものではなく。ただ自分の名。父の汚名と、自分自身の罪、汚れて纏えなくなったそれを、
デュランダルはどんな思惑であれ、一度浄化し、アスランに返してくれた。
この過程は、アスランの人生において、必要なことだったんだと。
それでも取り返したつもりが、所詮それは借り物で。
しかし、迷走の果て、かつての仲間、戦争が起こる前、大切な時間を過ごした2人の後押しを受けつつ、
自分自身の望みをベースに、その名を取り戻すのが、アスランにとっての救い。



キラにとっては守ること。キラは自分自身の名前とか属性については、
人殺し、という、愛情深い両親に大切に育てられた人間にとって、タブー中のタブーであるそれを、
覚悟も自覚も、それを正当化する所属もなく、理由も乏しいまま、犯してしまった上に、
生まれる前からの自分の在り方も否定されて、
自分ひとりの名前や存在への執着はすでにないだろうけれど。
この世に生きる縁。誰かを大切に思う気持ち、求める気持ち。一人だけ。
物語の作り手は、もう一度だけ、キラを立ちあがらせた。
今度こそ守れれば。最後の正直、次はない。
キラの意思という形で与えられたその希望を、キラは果たせたのかな、と。
「本当に嬉しい。」
守れないことが辛い。もう誰も死なせたくない。守るという誓いであるというよりは、最後通告。
ようやく果たされたそこで、義務と脅迫から始まったキラの戦いが、やっと願いと望みに昇華されたのかな、と。天空のキラ。


無印キャラが、運命で死ななかったのは、彼らの落しパートが、無印で終わっていたからかな、と。
(カガリ除く、おそらくカガリの落しと救い(決意は)両方運命で行われている父の死とそれを乗り越えるという意味では彼女自身自力に近い形で無印でやってる感じもしますが)
運命キャラにとっては、無印キャラが100話かけてやっている落しと救いを、50話でやっている上、
半分以上尺を持ってかれているわけだから、密度はやや薄くならざるをえないだろうけれど・・・・


世界観の閾値を変えているからこそ、
死者だって生き返るし死んでなかったし→ムウさん・・・まぁ、やりすぎはやりすぎだけど、私的には肯定派。
キラとフレイで果たせなかった魂の邂逅は、シンとステラではなせて、
キラに謝りたいと命をかけたフレイの言葉は届かなかったけれど、
ミーアは、利用してしまったラクスを守って謝ることができた。
そして、アスランにとっての名前が、彼女にとって、一人の女性にとっては、自分の顔。
名前もそうだけど、それを、ラクスに知ってもらい託せたことで、取り戻すことができたのかもしれない・・・。

クルーゼは、自分であり自分でなく、自分と違う友を得て自分と違う道を選んだことで救われたのかな、と。

と、ここ数週間はこんな風に考えていました・・・・

個人的な違和感

2012-02-20 23:28:35 | SEED DESTINY
今回はアスランdisり記事になると思われますので、
そういう記事が苦手な方は回避お願いします
あくまで個人的な感想の話なので読まれた方いても流し見でお願いします・・・




言葉の使い方の話なんですが・・・
どうもアスランの言葉というものの認識というか使い方に(・ω・`)?
と思っている部分があるので、なんとなく、私の違和感はどこにあるのかなーと思ってるあたりをですね・・・

例えば、キラとラクスは言葉を使用してるイメージがあります
議長は言葉を利用してるイメージがありまして、
じゃあ、アスランは言葉を武器にしようとして(失敗)してるイメージがあるのです・・・

アスランは一見言葉による説得をしようとする場面は多いかと思うのですが・・・
対キラ、対パトリック、対カガリ・・・シンもそうなのですが、シンはちょっと前者3人とはまた違ってきているとおもうので別項目で。

身近な人と対立した時ですね・・・実のところ、この3人の対談に対しては、私はアスランの説得を受けた方に同情的でして・・・
アスランは説得できるというある程度の気概を持って望んでいると思われるのですが、
基本的な前提が甘いというか、
目標設定が不当に高いと思うのです・・・
要は、「自分の言っていることは正しいのだから、自分の言い分が全面的に通るはずだ」と思って望んでいる気配を感じるのです・・・「全面的に」

武器を持って相手を退ける、つまり撃墜・・・ストレートにいえば、対立者を殺す、消す。
真面目なアスランは、武器ではなく言葉で事態を改善すべき、という提言には耳を貸すのですが、
アスランの場合、武器を言葉に置き換えただけ、に感じることがあるのですが・・・
言葉によって、相手を「排除」しようとする。
それは、「相手の間違いを指摘する」「相手を否定する」
という形で、相手を退けようとするのです。
相手との和解に対して、武器をとって殺し合っている時と、自分側の目的設定を一切変えていない。
とにかく、敵対者を排除する。
ただ、武器ならこちらの力が大きければ、強ければそれが叶いますが、
言葉による指摘は、相手に無視されたり、あるいは相手が我慢してしまえばそれで終わり。
「仕方ない」撃つしかない。
聞かないなら撃つしかない。
聞くというのは、こちらの言うことを聞くということなのかと?


相手を間違いを指摘する、相手が間違っていると否定する。「そうしてあげれば」相手は聞くはずだ。自分は相手にとって大切な人のはずだから、それが正しいのだから。

私が相手側(キラとカガリとパトリック)に同情したくなるのは、
上官ないし仲間(キラはクルーゼ、カガリはタリア、パトリックはキラ(達))に機会を欲しいと頼む時には、
殊勝げなんですが、
いざ相手を目の前にしゃべりだすと、なんかこう上から目線の説教モードで、
ダーダネルスの会談も、キラはおそらく最初の方の段階で、これは話し合いじゃなくて文句言いに来たな・・・
と感じたんじゃないかなーと思っていたりするのですが・・・・

キラやラクスが、言葉で、と言った時に、
相手(敵対者や自分の立場の違う他者)に対して、まったく違う方向に思考を変えさせたり、翻意させようという気はないかと思っています。
言葉でできることは、自分の望みを伝えること。
相手の望みを知ること。相手の立場を知ること。
対立部分について、(目的を見失わないレベルでの)武力行使も覚悟してるかと思います。
1対1で、共通点と差異点を探ること、それは譲歩点や妥協点を探る作業になるのではないかな、と思っているのですが、

アスランの場合、100対0で、自分の言い分を通そうとする気配を感じます、
自分の方が正しいから。(確かに正しいといえば正しいのですが・・・軍属でもなくコーディネイターのキラが、連合にいることがおかしいことも、パトリックがナチュラルを皆殺しにしようとすることが常軌を逸していることも、カガリのやり方が上手くないことも、事実なんですが・・・)
そしてその態度やもの言いで、相手の立場や想いに対する理解と思いやりのなさを露呈してる感じすらします・・・
確かにアスランの言っていることは正しい。
だけど、その正しさを通せない事情が、彼はにはそれぞれあって(友人を見殺しにできないキラ。同胞に安寧を齎したいパトリック、単純に力不足だったカガリ)
それを明らかに汲めてない。
むしろ現状、アスランは、現在進行形で、彼らにとって深刻な脅威であることに自覚すらない。
(現状、キラとキラの友人たちを武器を持って追いかけ回しているのはアスラン達だし、パトリックは、核情報を持ってアスランが脱走したことに深刻な脅威にされされていた(=自分の息子のせいで、同胞が核の脅威にさらされるかもしれない。アスランはまずはここを踏まえて話をすべきだったと)、そしてキラが言った通り、全部カガリとオーブのせいにして、カガリの守ろうとするものを撃っていた(是非の問題じゃないです、アスランの方が正しいのでしょう、彼の立ち位置が齎してるに過ぎない正義だとしても)

相手がなにを思って自分と敵対しているか、その彼らの方に自分ができることはなにか、
それを探ることをせずに、
とにかく、言葉で解決(=相手の翻意)を齎そうとして、それが通らないと。
ただ、言葉を強くする(より相手を否定し罵る言葉を選ぶ)ことにのみ注力してしまい
「俺がお前を撃つ」とまで言ってしまったり、
「俺もです」と切り捨ててしまったり、
「綺麗事を言うな」と切り捨ててしまったり、と。
結果自体を悪化させるだけの結果になってしまっている気がするのです・・・


ナポレオンの言葉で、人はその制服どおりの人間になる、
という言葉があるみたいなのですが、
アスランは、赤服を着ている時、その正当性と優越性に、本来の気質を呑まれている気配を感じるので、
私はアスランは赤服着てない時の方が好きだなーと思っていたりします・・・