※いつにもまして主観的なエントリです~
私はこう解釈したという話ですのでテキトーに読み流してください~・・・
クルーゼの言葉ですが~>正義と信じ、わからぬと逃げ~~
正義と信じているならば、まだ上等じゃないかと・・
けっこうもっと手前の感覚で、
「少なくとも自分は悪くない」「相手(敵側)が悪い」「(自分も悪いけど)相手の方が悪い」
客観的にどちらが悪いかとか、なにを改めればいいかではなくて
とっさのときの、あるいはそこから対処しようとするときの、思考回路としてですね・・・・
わりと、SEEDにおいて、メインキャラの「分岐点」というのは、
この思考回路の切替、にかかわってきている気がしてます。
相手への否定や怒りを前提とした自己正当化を脱し、
自分がなにをしたか、なにをしたいか、を引き受ける、という点で。
そして、メインキャラの場合、それは搭乗機の変更によって契機になるかな、と。
ここの対象になるのは、キラ、カガリ、シン、アスランかな、と。
それぞれ戦争や、祖国への不信や敵対からスタートしつつ・・・
皆、それぞれの形で周囲への「責任」を問うている印象、
キラは、自分を戦わせようとするAAクルーへの反発や、追跡してくるザフトへのやりきれなさ。>貴方たちは卑怯だ、もう僕たちを放っておいてくれ
カガリは、父への反発と、非自己陣営への無意識の侮り>お父様の裏切り者、やはりそういう考え方なのか、お前たちザフトは
シンはオーブへ、次いで連合やロゴスへの激しい怒り、
アスランは、ナチュラルへの怒りと、それに賛同しないキラの裏切りに対する被害者意識、度を越した父への批判と否定。運命における連合やオーブに対しする避難と敵対。
それぞれに正当なものであり、それ自体は否定されるべきものではないとしても・・・
彼らの転機が「MS搭乗」とセットな演出になっていることを思えば、
「力持つ者への責任」として、
ただ、「悪者捜しをする」「人のせいにする」という態度を改める、というのをひとつの成長(変化)として位置付けているのかな?と。
ちなみに、それぞれに潜伏期間があるな、と思います。
キラはわりと初期から(もともと自罰的なキャラという位置づけでもありますし)そしてフリーダム搭乗を転機として。
キラの「守るためとはいえ、もう銃を撃ってしまった僕だから」が一番ストレートかな、と。
カガリは、ユウナとの結婚を決意した時からを潜伏期として、暁搭乗において。
シンは、アスラン(&メイリン)撃墜から、議長に「自分もレイと同じ気持ちです」と宣言した時に。
(シンだけ機体搭乗が潜伏期契機になっているかな、と)
アスランが、二度目の脱走から、「俺は戦うだけの人形にはなれない」インジャス搭乗ですかね>「アスランでしょう?」
カガリは、実のところ私、運命の方が好きなんですよね、というか、無印はかなり否定的。
運命において、評価という点では、シンやアスランより上かもしれないくらい。
結婚を決意した時から、カガリは「化けた」かな、と個人的には思っています。
すくなくとも、それ以降、他人を責めることは減ったかな、と。
力不足ではあるものの、少なくとも、問題が起こった時の思考回路は変わっているかな、と。
自分を責める。それゆえの「カガリは今泣いてるんだ」というキラの台詞がでてきたのかもだし、
28話の、アスカガも、個人的には、カガリに共感。
自分の無力・間違いに泣く女と、他人(というか、雇用主兼恋人の・・・はず)の無力と間違いに憤る男、
の構図には、前者に共感かな、と。
(まぁ、ユウナをぶん殴った時の開き直りぶり等、気になるところはありますが・・・)
なので、
キラの「みんなカガリとオーブのせいだって、そういって君は撃つのか?」
ラクスの「悪いのは、ロゴス、彼ら、貴方ではないのだという、言葉の罠に陥らないでください」(だっけ?)←
というのは、ものすごい本質的な指摘なんじゃなかと思うわけです。
客観的に見て、カガリや、ロゴスが悪くないって話ではなく、
彼らが悪いから=だから自分は悪くない=彼らは撃たれるべき=自分は撃っていい、撃つ権利がある=彼らを撃てば世界はより良くなる
という「=」に至る思考回路の寸断が目的かな、と。果たしてそうか?という疑問の刃で。
言い方を変えれば、「一人称を主語にして話をする」
「また戦争がしたいのか、あんたたちは」「連合がなにをやっているかお前たちだって知っているだろう」
その物言いの中に「発言者」はいない。
「僕がそうしたかったからです」「俺はただ戦うだけの人形にはなれない」「俺もレイと同じ気持ちです」「僕は戦う」
誰かを糾弾する言葉より、「拙く」思える。軍所属に所属していた当初より、成長しているようには見えないかもしれない。
連合を撃っても、ザフトを撃ってもダメだ、そんなことは今まで散々やってきたのだから、と。キラ。
じゃあ、キラ達の答えはなにか、といえば。オーブの理念。
「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない」
「撃ってはならない、自身の敵ではないものを撃ってはならない」
「痛みを分かち合うって、それは一緒になってプラントを憎むってことではないはずだ」
「皆の敵」「真の敵」なんて「いない」
ただ、「自分の敵」がいる。
「他人の敵」と戦ってはならない。
そんな感じなのかなーと。
・・・なので、実のところアスランはオーブ軍服着てからの方が好きなんですよ。
・・・私が最近(本編では)アスカガ推奨なのもそれがあるからかな、と。
私はこう解釈したという話ですのでテキトーに読み流してください~・・・
クルーゼの言葉ですが~>正義と信じ、わからぬと逃げ~~
正義と信じているならば、まだ上等じゃないかと・・
けっこうもっと手前の感覚で、
「少なくとも自分は悪くない」「相手(敵側)が悪い」「(自分も悪いけど)相手の方が悪い」
客観的にどちらが悪いかとか、なにを改めればいいかではなくて
とっさのときの、あるいはそこから対処しようとするときの、思考回路としてですね・・・・
わりと、SEEDにおいて、メインキャラの「分岐点」というのは、
この思考回路の切替、にかかわってきている気がしてます。
相手への否定や怒りを前提とした自己正当化を脱し、
自分がなにをしたか、なにをしたいか、を引き受ける、という点で。
そして、メインキャラの場合、それは搭乗機の変更によって契機になるかな、と。
ここの対象になるのは、キラ、カガリ、シン、アスランかな、と。
それぞれ戦争や、祖国への不信や敵対からスタートしつつ・・・
皆、それぞれの形で周囲への「責任」を問うている印象、
キラは、自分を戦わせようとするAAクルーへの反発や、追跡してくるザフトへのやりきれなさ。>貴方たちは卑怯だ、もう僕たちを放っておいてくれ
カガリは、父への反発と、非自己陣営への無意識の侮り>お父様の裏切り者、やはりそういう考え方なのか、お前たちザフトは
シンはオーブへ、次いで連合やロゴスへの激しい怒り、
アスランは、ナチュラルへの怒りと、それに賛同しないキラの裏切りに対する被害者意識、度を越した父への批判と否定。運命における連合やオーブに対しする避難と敵対。
それぞれに正当なものであり、それ自体は否定されるべきものではないとしても・・・
彼らの転機が「MS搭乗」とセットな演出になっていることを思えば、
「力持つ者への責任」として、
ただ、「悪者捜しをする」「人のせいにする」という態度を改める、というのをひとつの成長(変化)として位置付けているのかな?と。
ちなみに、それぞれに潜伏期間があるな、と思います。
キラはわりと初期から(もともと自罰的なキャラという位置づけでもありますし)そしてフリーダム搭乗を転機として。
キラの「守るためとはいえ、もう銃を撃ってしまった僕だから」が一番ストレートかな、と。
カガリは、ユウナとの結婚を決意した時からを潜伏期として、暁搭乗において。
シンは、アスラン(&メイリン)撃墜から、議長に「自分もレイと同じ気持ちです」と宣言した時に。
(シンだけ機体搭乗が潜伏期契機になっているかな、と)
アスランが、二度目の脱走から、「俺は戦うだけの人形にはなれない」インジャス搭乗ですかね>「アスランでしょう?」
カガリは、実のところ私、運命の方が好きなんですよね、というか、無印はかなり否定的。
運命において、評価という点では、シンやアスランより上かもしれないくらい。
結婚を決意した時から、カガリは「化けた」かな、と個人的には思っています。
すくなくとも、それ以降、他人を責めることは減ったかな、と。
力不足ではあるものの、少なくとも、問題が起こった時の思考回路は変わっているかな、と。
自分を責める。それゆえの「カガリは今泣いてるんだ」というキラの台詞がでてきたのかもだし、
28話の、アスカガも、個人的には、カガリに共感。
自分の無力・間違いに泣く女と、他人(というか、雇用主兼恋人の・・・はず)の無力と間違いに憤る男、
の構図には、前者に共感かな、と。
(まぁ、ユウナをぶん殴った時の開き直りぶり等、気になるところはありますが・・・)
なので、
キラの「みんなカガリとオーブのせいだって、そういって君は撃つのか?」
ラクスの「悪いのは、ロゴス、彼ら、貴方ではないのだという、言葉の罠に陥らないでください」(だっけ?)←
というのは、ものすごい本質的な指摘なんじゃなかと思うわけです。
客観的に見て、カガリや、ロゴスが悪くないって話ではなく、
彼らが悪いから=だから自分は悪くない=彼らは撃たれるべき=自分は撃っていい、撃つ権利がある=彼らを撃てば世界はより良くなる
という「=」に至る思考回路の寸断が目的かな、と。果たしてそうか?という疑問の刃で。
言い方を変えれば、「一人称を主語にして話をする」
「また戦争がしたいのか、あんたたちは」「連合がなにをやっているかお前たちだって知っているだろう」
その物言いの中に「発言者」はいない。
「僕がそうしたかったからです」「俺はただ戦うだけの人形にはなれない」「俺もレイと同じ気持ちです」「僕は戦う」
誰かを糾弾する言葉より、「拙く」思える。軍所属に所属していた当初より、成長しているようには見えないかもしれない。
連合を撃っても、ザフトを撃ってもダメだ、そんなことは今まで散々やってきたのだから、と。キラ。
じゃあ、キラ達の答えはなにか、といえば。オーブの理念。
「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない」
「撃ってはならない、自身の敵ではないものを撃ってはならない」
「痛みを分かち合うって、それは一緒になってプラントを憎むってことではないはずだ」
「皆の敵」「真の敵」なんて「いない」
ただ、「自分の敵」がいる。
「他人の敵」と戦ってはならない。
そんな感じなのかなーと。
・・・なので、実のところアスランはオーブ軍服着てからの方が好きなんですよ。
・・・私が最近(本編では)アスカガ推奨なのもそれがあるからかな、と。