種々

世界の片隅でキラへの愛をこっそりと囁くブログ

正義と信じ、

2011-12-29 23:39:14 | SEED DESTINY
※いつにもまして主観的なエントリです~
私はこう解釈したという話ですのでテキトーに読み流してください~・・・


クルーゼの言葉ですが~>正義と信じ、わからぬと逃げ~~
正義と信じているならば、まだ上等じゃないかと・・

けっこうもっと手前の感覚で、
「少なくとも自分は悪くない」「相手(敵側)が悪い」「(自分も悪いけど)相手の方が悪い」

客観的にどちらが悪いかとか、なにを改めればいいかではなくて
とっさのときの、あるいはそこから対処しようとするときの、思考回路としてですね・・・・

わりと、SEEDにおいて、メインキャラの「分岐点」というのは、
この思考回路の切替、にかかわってきている気がしてます。

相手への否定や怒りを前提とした自己正当化を脱し、
自分がなにをしたか、なにをしたいか、を引き受ける、という点で。

そして、メインキャラの場合、それは搭乗機の変更によって契機になるかな、と。

ここの対象になるのは、キラ、カガリ、シン、アスランかな、と。

それぞれ戦争や、祖国への不信や敵対からスタートしつつ・・・
皆、それぞれの形で周囲への「責任」を問うている印象、
キラは、自分を戦わせようとするAAクルーへの反発や、追跡してくるザフトへのやりきれなさ。>貴方たちは卑怯だ、もう僕たちを放っておいてくれ
カガリは、父への反発と、非自己陣営への無意識の侮り>お父様の裏切り者、やはりそういう考え方なのか、お前たちザフトは
シンはオーブへ、次いで連合やロゴスへの激しい怒り、
アスランは、ナチュラルへの怒りと、それに賛同しないキラの裏切りに対する被害者意識、度を越した父への批判と否定。運命における連合やオーブに対しする避難と敵対。

それぞれに正当なものであり、それ自体は否定されるべきものではないとしても・・・

彼らの転機が「MS搭乗」とセットな演出になっていることを思えば、
「力持つ者への責任」として、

ただ、「悪者捜しをする」「人のせいにする」という態度を改める、というのをひとつの成長(変化)として位置付けているのかな?と。


ちなみに、それぞれに潜伏期間があるな、と思います。

キラはわりと初期から(もともと自罰的なキャラという位置づけでもありますし)そしてフリーダム搭乗を転機として。
キラの「守るためとはいえ、もう銃を撃ってしまった僕だから」が一番ストレートかな、と。
カガリは、ユウナとの結婚を決意した時からを潜伏期として、暁搭乗において。
シンは、アスラン(&メイリン)撃墜から、議長に「自分もレイと同じ気持ちです」と宣言した時に。
(シンだけ機体搭乗が潜伏期契機になっているかな、と)
アスランが、二度目の脱走から、「俺は戦うだけの人形にはなれない」インジャス搭乗ですかね>「アスランでしょう?」


カガリは、実のところ私、運命の方が好きなんですよね、というか、無印はかなり否定的。
運命において、評価という点では、シンやアスランより上かもしれないくらい。
結婚を決意した時から、カガリは「化けた」かな、と個人的には思っています。
すくなくとも、それ以降、他人を責めることは減ったかな、と。
力不足ではあるものの、少なくとも、問題が起こった時の思考回路は変わっているかな、と。
自分を責める。それゆえの「カガリは今泣いてるんだ」というキラの台詞がでてきたのかもだし、
28話の、アスカガも、個人的には、カガリに共感。
自分の無力・間違いに泣く女と、他人(というか、雇用主兼恋人の・・・はず)の無力と間違いに憤る男、
の構図には、前者に共感かな、と。
(まぁ、ユウナをぶん殴った時の開き直りぶり等、気になるところはありますが・・・)

なので、
キラの「みんなカガリとオーブのせいだって、そういって君は撃つのか?」
ラクスの「悪いのは、ロゴス、彼ら、貴方ではないのだという、言葉の罠に陥らないでください」(だっけ?)←

というのは、ものすごい本質的な指摘なんじゃなかと思うわけです。
客観的に見て、カガリや、ロゴスが悪くないって話ではなく、
彼らが悪いから=だから自分は悪くない=彼らは撃たれるべき=自分は撃っていい、撃つ権利がある=彼らを撃てば世界はより良くなる

という「=」に至る思考回路の寸断が目的かな、と。果たしてそうか?という疑問の刃で。

言い方を変えれば、「一人称を主語にして話をする」

「また戦争がしたいのか、あんたたちは」「連合がなにをやっているかお前たちだって知っているだろう」

その物言いの中に「発言者」はいない。

「僕がそうしたかったからです」「俺はただ戦うだけの人形にはなれない」「俺もレイと同じ気持ちです」「僕は戦う」

誰かを糾弾する言葉より、「拙く」思える。軍所属に所属していた当初より、成長しているようには見えないかもしれない。




連合を撃っても、ザフトを撃ってもダメだ、そんなことは今まで散々やってきたのだから、と。キラ。

じゃあ、キラ達の答えはなにか、といえば。オーブの理念。
「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない」
「撃ってはならない、自身の敵ではないものを撃ってはならない」
「痛みを分かち合うって、それは一緒になってプラントを憎むってことではないはずだ」

「皆の敵」「真の敵」なんて「いない」
ただ、「自分の敵」がいる。
「他人の敵」と戦ってはならない。
そんな感じなのかなーと。

・・・なので、実のところアスランはオーブ軍服着てからの方が好きなんですよ。
・・・私が最近(本編では)アスカガ推奨なのもそれがあるからかな、と。

ただ、送り手として

2011-12-15 23:53:25 | SEED DESTINY
運命のラストシーン、メサイアの議長とキラの対峙の場面で、
アスランって、キラとレイとタリア(グラディス艦長)の名前を一回ずつ呼んだだけなんだよなーと(今更かよ)

あそこにいる人というのは、なんらかの決意を決めた人ということだったと思いますが、
アスランの役割というのは、主義や思想の表明ではなくて、
(どちらかというとアスランはそれぞれの問題点を見据える役回りかなと)
ただ死にゆく人の送り手として存在したのかなーと。
そして、キラを迎えにきて一緒に帰る、というような(キラにとっても孤独な戦いではないと)

キラにとっては、議長とかタリアとかレイは、
それぞれの立ち位置は知ってても(ある意味アスランよりも)=自分と敵対=対照点や対立軸を認識してる、という感じで。
一人の人間としての彼らについては、面識がないのだからわからないから、
一緒に仕事してきた仲間なり上司でもあった、アスランが、と。
人としての彼らの最後の見送り手として、アスランは参加していたのかな、と。
名前を呼ぶ以外の台詞がなかったのは意図的かな、と。

おそらくアスランは現状、議長のこともラクスのことも否定も肯定もしきれないところにいて、(それぞれに肯定する個所と否定する個所があって、状況+総合的にAAサイドにいる感じで)
議長⇔キラ(そしてレイ) の対立には、参加しなかったけれど、
人としての彼らの選択に立ち会った感じかな、と・・・

それは言うなれば

2011-12-12 01:26:42 | SEED DESTINY
キラとフレイについて、個人的な感触というか、
私の中で、無印後半のキラとフレイについて、お互いに恋愛感情はなかったんじゃないかと思っている・・・というか、
なんというか、最後の場面で生きて再会した場合、恋人になる、というイメージが湧かないのが正直な感触なのですが
(といいいつつ、私の感触は日々コロコロと変わるは変わるんですが・・・)
これは必ずしも私がキララク好きだから、というわけでもないんですよね~

じゃあ、2人のお互いにあるものってなにかな、と思ったときに、
やっぱ責任かな、と。

感覚的には、たとえば子供が、自分の望みでペットを飼うことになって、貴方が面倒みなさいね、と言われるとか、
学校で自分の鉢を預かって自分で植物育てるとか、
あるいは、就職して任された仕事とか、あるいは子供が生まれたとか。

当事者になるということ。
責任をもつということ。

初めての「他者」


キラとフレイというのは、案外処世術みたいなところは似てる部分があるんじゃないかと思ったり。
(少なくとも平時においては)周囲の保護を引き出すというか、人間関係のポジションの置き方というか、
フレイは、父や婚約者が望むように(フレイの思いこみの面もあったかもだけど)綺麗でそして浅はかな少女として、
キラは、アスランと一緒の部分では、甘えた弟分として、ヘリオポリスでは、コーディネイターで優秀だけど、お人好し(無害)で、
みたいな、
演じていたというほどではないし、それほど意識的にやっていたわけでもないけれど。
気質的なところがそれほど似ているとは思わないけれど。
どちらかといえば、「わがままに」周囲に対してはどこか迎合的なところがあった2人が、

戦場という非日常で、お互いの「目的」の為に、
殻に籠るように、二人きりで、過ごしたゆえに。文字通り、誰より近く、肌の触れ合う距離で。
フレイはキラを戦場に留めるため、
キラは戦場で戦う、戦い続ける意味を求めて、

その結果もたらしたものは、相手の傷を自分のせいだと見做し、

「相手を傷つけた」

戦場という場で、2人とも軍人で、直接間接、暴力に触れて行使して。
憎しみとか、傷とか、痛みとか、

幼児のような自他の区別がつききっていない、その先の、「他者の認知」実体以上の自分の加害の自覚と共に。

「他者」の傷み、力、思惑。
敵軍の兵士よりも、自分が戦い傷つけ殺してきた人間以上に、
「実感」として「自分が」「傷つけた」「自分でないもの」

「謝りたい」「守らなくちゃいけない」

それぞれ着けたがった「清算」は結局つけられなかった。(=生き残ったキラの方には=フレイは「誰かを」「自分でないものを」「知る(理解する)」という決着がつけられたけど。キラには肯定的なものはなにひとつ残らなかった)

キラにとってフレイというのは、恋愛の文脈にはなくて、
「他者」「傷つけた」「守れなかった」相手として、強く刻まれているのではないかな、と思ったりもするのですが・・・



この「初めての責任」、みたいなところは、
アスラン→ラクス(戦争前)みたいなところにも感じていて、
個人的に無印当初見ていての感想としては、アスラン→ラクスに愛情はないというのが感触で、
ラクスへの接し方は自分のものを大事にするみたいなところの延長で、
ラクス側も承知していてゆっくり待つつもりだったけれど、
アスランがザフトに入るに際して、アスランの責任感というのが、ラクス飛び越えてプラントとかザフトとかに行ってしまったんじゃないかな、という印象・・・脇にのけて、みたいな。ラクス・クラインという人格、個人じゃなくて、自分の責任の一端に連なるもの、という感じに。
それだけならまだしも、思考停止的に、現状に対して迎合的(=連合を撃つのは正しい、ナチュラルに与するキラは撃たざるを得ない)
になっていったことへの危機感があの最後通告に繋がっているのかな、とか・・・


キラとフレイが生き残ったら、現状のアスランとラクスぐらいの距離感になりそうな印象(※このあたりは私のキララク好きのバイアスがかかっている感じですが)


実のところ、キラもアスランも、好きな異性、というほど成熟しきってない感じもする・・・
運命の合流後とか見てても、同性の友達と一緒の方が気楽だし楽しい、という側面も僅かなりともある気もする反面、
46話の、もう大丈夫だから、は、保護者役からは、解放させようとしているイメージも・・・

そういえばというか今更というか・・・

2011-12-10 00:08:07 | SEED DESTINY
前も書きましたが、運命の構成って、
状況的には
対連合
対ロゴス
為運命プランの
流れで

かつテーマ的には、
前半が、情報と経済
後半が、自由と運命、だったのかなーと思っているのですが
(なので、理想と現実って対比では私は見てないんですよね~~←個人的見解)

この情報って、無印時代から萌芽はあったんだなぁ、と。

パトリック・ザラが危機感を煽る方向で敵側のMSの画像編集してるのを咎めるシーゲルと、
あとフレイという少女を連合がどう使おうとしたのか、というあたりが、
プロパガンダとしてのフレイとしては結局利用されなかったけれど、
・・・連合高官にとっては、ヘリオポリス組の面々というのは(キラはちょっとわからないけど)(あとAAクルーにとっては戦力はサイやミリィ達だったとしても)ある意味フレイのついでみたいな位置だったんだろうな、と。
そういう意味じゃ、ミーアというのはフレイのifだったのかもだし、
彼女達は自分は無力だと思っていたのだろうけれど、
その立ち位置、自分の選択によって、(クルーゼや議長に利用されるという形で)キラやラクスよりも、
大きな陰謀に参加してしまったというか、
その自分は無力なんだから、というところがどっかベースにある(なにを齎すか、ということを考え抜いてない、自分がなにを背負うことになるか実感がない)
その選択が、なまじ力を持っている者、力を自覚しているものよりも、途方もないものを背負い関わることになる怖さみたいなことをやりたかったのかな、と今(今かよ)ちょっと思ったり・・・
そのあたりはシンもそういう側面がありそうな感じがしたり・・・

・・・自分の言葉で「演説」をしてのけたり、
キラを一番揺さぶる言葉(好きとかじゃなくて、守る、と。マリューですら、キラの強さに彼が本来守られるべき正規の訓練も受けていない子供(書類上は軍人だとしても)ということを失念してる中で)
を、しかも、嘘をつかずに、選ぶフレイは、きっと頭のいい少女だったんだな、とも思ったり。

ガンダムインフォEX・・・

2011-12-04 02:02:13 | SEED DESTINY
とりあえず発売日・・・会社の休み時間に15分ほどかけて徒歩でてくてくと某全国規模、CD,本、レンタルのチェーン点に行ってみる・・・・ないじゃないですか!!!
とぼとぼと戻る途中、そうだ、僕らの味方、アニメイトが!!と
会社帰りに無事ゲット!!

とまぁどうでもいい日記から始まりつつ・・・
いまいちどういうコンセプトの雑誌かわからないなりに、キララクポスターがあるということだけでチェックしていたのですが、
・・・実は未だにどういうコンセプトの雑誌かわからない・・・←マテ
しかし、お値段は高め・・・・>1260円


特典としては、前述のキララクポスター、同イラストを使用した、キラとラクスの生写真の応募者全員サービス。
・・・インフォで情報見たときから、一冊壱枚だろうな、というのは感じていたけれど、
一人何枚応募してもいいけれど、葉書壱枚につきあくまでとちらか。
正直、ラクス単体と思えば諦めがつかないこともないけど・・・キララクセットのものだと思えばなぁ・・・・どうしよう・・・
イラストは、小川エリさんという方、初期歌姫ドレスのラクスと、地球軍軍服のキラ、
背中合わせでかなり可愛らしい感じ~

目玉企画としては、
「輝け!ガンダムキャラ大賞、メカ大賞」

抑えておくポイントとしては、
「応募期間が10月28日から11月4日」という壱週間あまりの短い期間と、投票総数374票とそれほど規模の大きなものでないこと。
回答者の90%強が男性であること
年齢分布が、10代と20代で半分以上を締めること(それぞれ30%ずつ、10代がトップ)
ちなみに三十代は20%弱。
おそらくエースよりも年齢層はやや低いのではないかな、と。
票数がそれほど多くないので、こまめにインフォとか、ガンダム公式系のサイトを日々チェックしている層ということになるのかな、というになるかもですが・・・・


キャラ部門 キラ一位o(≧▽≦)o
メカ部門 4位ストライクフリーダム

コメント引用はけっこうされていますが、引用編集もあるのでしょうが、
まっすぐにキラの強さや苦悩、カッコイイ正統派主人公性を評価するモノが多くて嬉しい
・・・ストフリの彼氏にしたいガンダムNo1というコメントが楽しい・・・

強いで賞でもキラ一位o(≧▽≦)o

笑うしかないくらい強い/卑怯なくらいの強さ(笑)/無慈悲なまでの強さ/ とみっつほど並んでいるのが・・・(^^;)
ところで印象的な戦闘が多い、というコメントが二度引用されてますが・・・??
ちなみに、MVPと強いで賞、両方入賞しているのが、キラと刹那、
近年の主人公というのは、内訳的にはともかく「強さ」みたいなモチーフはあるのかな?と・・・
そして、MVPではシャアがいる順位に、強いで賞にはアムロがいるので、
このあたりは、以前のエースの最強のパイロットで、アムロ一位キラ2位、シャア3位という通り、
アムロ=強いの印象が強いんですね~ファースト見てないので、よくわからないんですが・・・・
エースみたいな紙ベースじゃない、ネットベース層だと、年齢的にキラ比重が大きくなるのかな、と。
精神的な部分のコメントも「あれだけの経験をして、それでも僕は戦うといえる」というのもある、
私もキラの強さのイメージはこっち寄りかも・・・

わりとこの両賞のキラコメント見るのを、キラの強さや、戦い方について、ストレートに肯定的な感じが印象
(編集もあるかもですが)ネットの使い方が、解釈とか語りあいではなくて、
公式参加型の層というのは、あまり個人のレビューやブログをあまり見ない(気にしない)層なのかな、と思いつつ・・・


そして次がワガママで賞・・・
フレイが一位、総評コメントでも、編集側の戸惑いがあるのか「あんな非常事態に陥らなければ、普通に美人の良い娘だったのかも」とフォローがはいっていたり・・・(そのコメントは他の全キャラ特にこの同時期のキラにも寄せてやってくれというのも正直な感想ですが)
寄せられたコメントも、特に序盤のキラへの態度に批判的なものが多い感じ。
(ちなみにシンが4位・・・)

・・・このあたり、最終話とキラと別れてからのフレイ側の細かな積み重ね(クルーゼへの依存と彼の苦痛への心配、ザフトの捕虜となった自分や(かつての仲間と敵対している)イザークの葛藤に触れた、立場に対するかつてと反転した反復、
そしてナタルへの心情の吐露、アズラエルに立ち向かったこと、そして最後のシーン)あたりがあまり響いていないのかな、と思いつつ。
キラの強さのイメージと共に、
序盤、および前半での作品の「刷り込み」の強さがいかに覆りにくいか、という面があるのかもしれないな、と。
運命序盤のシーンが、無力なシンと仇であり力持つキラの図式を最後まで根強く色づけたように。

キラにしても、運命後半では、かならずしも圧倒ぶりは見せていなかったと思うのですよ、
デストロイにも手を出しかねていたし(ストーリー展開上の都合もありつつ)
オーブ戦でも、種割れ状態で、レイとシンにおされていましたし、
圧勝したように見える対セイバー、対レジェンドも、どちらかといえば主張の話で、MSの技量の話じゃなかったですし。
前半、極端にキラが強いように演出されたのは、アスランの「お前の力は戦場を混乱させるだけ」に説得力をもたせたり、
インパルス勝利のカタルシスのためだったんじゃないか、という面もあるかと思っているですが・・・
製作サイドの意図以上に、一度根付いた印象というんは根強く残ってしまうのではないかな、と思いつつも・・・


ただ、キラ至上の私からすると、本編におけるフレイ、フレイ自身にはともかく、
フレイをめぐる言説の中には、納得できないものがあることもちょくちょく・・・
フレイの最後のシーンの美しさに魅せられた人にとっては、運命のキラは、愚者か狂人でしかないのか、と・・・
それこそ、人魚姫の王子さまの役回りというか・・・自分を救ってくれた人を知らず、自分を愛してくれた人を知らず。
・・・愛するフレイを失って壊れちゃったんだわかります、的言説に最近耐えられなくなった・・・
今年幾つかみたキラフレサイトが、(大嫌いなアスラクも扱っていることが多いというのも込みで)なんというか地雷だらけだったというのもあったり・・・

確かに、フレイのキラへの想いは、かけがえなく本物だけど、
当初利用するつもりで近づいたにも本当、
キラにも責任はある(キラは主観的にはほとんど自分の責任だと思っているでしょうし・・・逆にいえば、その気持ちに、フレイへの愛や感謝など入り込む余地はないんだろうな、と。100%罪悪感で)
高熱上がりの身体状況、守れなかった悔恨にまみれた涙、身近な綺麗な女の子への素朴な憧憬
あらゆる意味で弱さに漬け込んだのも事実で(弱さそのものが、キラの責任だとしても)
そこに性を利用したのも事実。(だから、何の思惑もないカガリの抱擁や、ラクスの知性に裏付けれた言葉選びと暖かな覚悟で触れた「異性のぬくもり」は、フレイが歪めてしまったものを癒しているのも事実だと思う)
なによりも、「キラへの気持ち」「キラへの理解」「キラへの想い(=守りたい)」
というのは、その美しくて純粋なものは、どこまでも「フレイのもの」なんだと思うんですよ、
キラが応じるとか、知るか知らないかに関わらず。
それはただどこまでも、フレイにとって意味のあるもの。
(それは、ストライクフリーダム搭乗時に、顔を俯けたラクスにただ、ありがとう、と言ったキラにも通じるものかもしれない。ラクスあるいはクライン派にもその力でキラに望むものがあるのかもしれない、強いるものがあるのかもしれない。
だけど、なによりも大切なのは、ラクス(達)を守りたいというキラの願いがなによりも、そこにあるから、
相手方にどんな思惑があろうとも)
だから、キラが、フレイの言葉を聞けなかったことで、誰か別の人と幸せをつかむことで、無下にされたわけではけっしてないと思うのですが・・・あくまでキラサイドから見た話ではありますが・・・






次いで
明るいで賞、クールで賞にはSEEDキャラ該当なし
熱血で賞で、イザークが入賞
可愛いで賞で、ラクスが入賞
今回の企画では、全体的にヒロインの影が薄い感じがします
質問内容と・・・あと投票者層の影響でしょうか・・・
ここによって、ガノタは、すべてのヒロインを差し置いて、ハロが一番可愛いと思っていることが証明されたという(マテ)
ちなみにハロは、メカ部門のかわいいで賞と欲しいで賞にも入選

カッコイイで賞には、ムウが入選
かわいそうで賞には、シンが一位で・・・境遇もさることながら、主人公なのに、という視線が根強い様子・・・
セクシーで賞には、マリューとミーアが入賞
特別賞で、アスランが・・・しかしこれはどうみたらいいのだろう・・・

(メカ)強いで賞には1位ストライクフリーダム
(メカ)カッコイイで賞には、ストフリとフリーダム入賞

SEEDが絡むのはこのくらいかな・・・
キラとストフリが強い印象ですねー
やっぱこういうの見ると、キラの支持主体は男性なのかな、と思うところ・・・
と思いつつ、キラの支持層というのは具体的なイメージがわかないのも事実だなぁ・・・

今回のSEEDは、リマスタープロジェクトを受けているので、
ポスター、キャラ大賞イラストチョイス共に無印に統一してる印象。
リマスター記事も、キャラ紹介部分は、設定画イラストに、立ち位置コメントと、
無印開始当初のアニメ誌の雰囲気・・・
本文は、全体のストーリーの流れや、「受け方」総括内容になっていますが・・・

SEED,UC,AGEを中心に、全体的に「現」ガンダムの動きを中心にした全(過去と未来)ガンダム「導入的」な雑誌ですねー
と言いつつ、本t脳にガンダム知らない層がまずあたる雑誌でもないし・・・
キララクポスターみたいにかなりピンポイントに目的絞る層か、
ガンダム関連は全部おさえるコアな層が客層になりそうな気がしますが・・・
値段の高さは、購入層が狭いことを見越した上かとも、思いつつ・・・・

君を守るために

2011-12-03 00:00:09 | SEED DESTINY
前回の記事の続き~

君を守るために、とあの何年か前のザフト軍白服キラのポスターに書いてあったみたいですが、

キラが外部からモチベーション調達しないのは、自由とかってだけじゃなくて、
キラの無印1クールの状況、ないし言われた言葉に依るところもおおきんじゃないかな、とか、

嘘吐き、
裏切り者のコーディネイター
俺達が弱いせい

どれだけの葛藤や彼にとってはどうしようもない状況を抱えていても、
外から見れば自分は「裏切り者」だと。

そして、
誰かから認められる、感謝される、
そのモチベーション調達としての拠り所は、
純粋な感謝を示してくれた女の子を守れなかった、というところで、
徹底的に否定されたんじゃないかな、と。


守る、という言葉に囚われているようで、
キラの言葉は、あくまで「自分に」かかる。
君たちを守れない方が辛い、もう誰も死なせたくなかった。




キラとラクスの「約束」は、ラクスの願いから始まり、ラクスの誓いを経て、キラが応える形になっているかな、と。

キラの出生の秘密というのは、やっぱり大きかったんじゃないかな、と。
この事実がなければ、惹かれあうものがあったとしても、戦時の同志で終わっていた可能性もあるかな、と。

貴方を見つけて私は幸せになった、貴方にここにいてほしい、私は。

貴方は悪くないから、貴方を大切に思ってる人がいる(キラの家族、アスランやカガリ、AAクルー)から、
そういう「正論」「一般論」「他者(」をいっさい引き合いにださず、
あくまで「私」だけを、キラの存在を願う「私の想い」だけを、
キラの存在の意味として提示した。
それはラクスの覚悟の表れだったかな、と思うし、
それは、「私のもとへ帰ってきてください」という「願い」になって、
運命の「約束」において、貴方のもとに帰ってくるという「誓い」になって、
キラは、ラクスの肩を抱き寄せ、頬にキスをして、そして気をつけて、と頼みはしたけれど、
そのラクスの言葉に、明確に応えていない、
それに答えたのが、天空のキラで、
そして、ラクスは彼女自身の背負うもののため、キラとの約束を必ずしも「守れない」
(実際天空のキラで、ラクスが我が身を犠牲にしようとしたのだし)
だけど、その約束を本当にするため「キラが行く」と。

それが天空のキラであり、ザフト白服なのかな、とも思うし、

「君を守るため」
というのは、

無印1クール、
キラ自身が、「守れない」ことで「裏切ってきた」
その「守る」という誓いを、
真正面から向き合って、そう言葉にしたのなら、
(このポスター自体正史扱いにしていいかわからないながらも)
また大きな変化なのかな、とも・・・