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種々

世界の片隅でキラへの愛をこっそりと囁くブログ

ドラマCD4感想

2014-04-27 22:01:23 | SEED DESTINY
ネタバレ


わりと考えすぎだ的な部分めっちゃ多いです。感想というより、背景予想記事ですので、
純粋にドラマCD楽しかった感想を読みたい人はまわれ右した方がいいです。






パジャマパーティーというより女子会であり、そして実相は新入生歓迎会だったかな、という印象

3巻の男子会が、シンとアスランの仲を心配した周囲が用意した会なら、
こちらはルナとラクスを取り持つための会だったと思う。

どうも終盤のシンの言葉から察するに、ルナがラクスに怯えてるっぽいのは、
周囲にも察せられてっぽい、
シンがキラ相手にルナのことを「俺の彼女が~」みたいな言い方で話題にしてもいるっぽいので、
ある程度キラにもその事情は伝わっていたかもしれないと。

どうも、シンやルナマリアがオーブにきているのは、戦後の安全保障のプログラムの一環としての
交流出張みたいな感じらしく、ラクスはそこで重要な役割を担ってるっぽい。

多分だけど、キラやメイリン(やシン)が心配していたのは、ルナのラクスへの隔意。
ラクスが心配してたのは、ルナマリアの現在の立場の心情だと思う。

故郷であるオーブに出向という形で戻ってきたシンの心情も複雑ではあるけど、
これはもうどこまでも本人の問題、
ただ、ルナ自身には、オーブという国に対して、特に思い入れはない。というよりも、
戦中のことをいえば、セイランのやったことといえ、連合に売り渡された過去もあるし、
オーブ軍の派遣、それによるAAによる戦場介入によって、ミネルバは多大な損害を受けてるし、
彼女自身も負傷してる。
ルナマリアがそれを引きずってることはなくても、彼女自身オーブという国に対して好意的である理由はないし、
もともと選民意識の強いプラントのコーディネイターにとって、オーブという国の印象は、
先の戦争の因縁をおいても、それほど好意的な国ではないはず。
おそらく、交流出向に自主的に参加するザフト兵はおそらくあんまいないと思う。
命令だからというならまだわかりやすいけど、ルナの場合は、ただ「シンが心配」の一念で、これに参加してる。
ラクスとしては、わりとその辺りが気になっているのではないかな、と。
あの「愛していらっしゃるなら」を連呼してたのは、その辺りのルナの心情が気になっていたのではないかと、
ラクス自身に覚えのない感情でもないだろうし(無印後オーブで二年キラを支えてた)
プログラムの中核にいる人間としての、ルナの心情も気になると。(心配というと驕ってるように見えるけど、
どっちかっていうと、同郷でもあり、同胞でもあり、同性、そしてなにより同じプログラムの参加者として、同志のして、
ルナとは協力しあっていきたいという心情は強いんじゃないかな。
キラとシンという、有能なパイロットかつ、心の傷を負った(戦争の中である意味での故郷(変える場所))を亡くした恋人をもつ同士ってのもあるのでは??とも)

一方、キラは、ラクスがある意味誤解されてるって部分が気になっていたんだと思う。
キラが、カガリではなく、ラクスの近くにいることを選んだ理由のひとつは、
プラントにおいて、ラクスの虚像が独り歩きしてることへの懸念はけっして少なくないだろうし。
万人に理解されることもできないし、ラクスにしても、場合によっては自分の名やイメージを利用することに躊躇いはないだろうけど、
ルナはわりと身内に近いだろうから、そのあたりは一度抑えておきかった気がする。

私も、キラが着ぐるみ被ってにゃんと言ってみせることを、素で普段してるのは思わないので、
あの着ぐるみの意図というのは、階級とか立場とか、そういうのをこの場において無効にする為の小道具だと思う。
キラもラクスの為に頑張った!んだと思う。
本来なら、女子会といいつつ、キラがいるのはなぜに?となるわけだけど、世話役=ネコちゃん=キラでない、という
強引な論法でキラがそこにいたのも、
誤解されるラクスが心配である、というのと同時に、
どうもキラの方がまだルナマリアとは面識がありそう・・・
というか、シンとキラが意外にすでにそれなりにすでにコミュニケーションとってそうなので、
そのあたりの繋がりで、ルナとの仲介役だったかな。
初め、女子3人の女子会でことで、三人がそれぞれの彼氏(キラとアスランとシン)についての話になるかと思って、
あまりキララクの話題がでなかったことにしょんぼり感があったんだけど、
キララク夫妻(仮)がホスト役になって、メイリンとルナマリアを呼んだ。
目的は、ルナマリアとラクスの対面、といった感じだったかな、と。

アスメイ絡みでは、
メイリン→アスランについては、予想通りの感覚かな。一部先走った、メイリンはアスランに恋焦がれていて、
それゆえに脱走を手伝い、彼に着いて行った、という論には保留をかけた感じがしつつ、
アスランがけっこうメイリンを気にしてる様子も垣間見えたので
(本編は、脱走に至るまでと、脱走以降、メイリンがアスランを見てる、という場面は凄く多いんだけど、
アスランがメイリンに気にかけたり、声をかけたりするのは、メイリンの方でアスランを助けた時だけなので、
アスラン→メイリンがいまいち見えにくかったけど、俺もメイリンが心配だから、という理由で出向く辺り、
けっこ気にかけている感じがするし、ただの義務感だけでもなさそう。
ドラマCD、結局アスラン女性関係については、決着はつけてないけど、
アスメイ的な補完はしたと思う。
現在の感触では私は、まずアスカガ決着にするだろうな、と思っているけど、
アスメイ的な所を補強した感触。

キラがメイリンがアスランを好きという認識がなかったことには、「鈍っ」と思ったけど、
状況から「メイリンが命がけでアスランを助けた」「今もアスランについてオーブにいる」というところから、
メイリンはアスランが好き、という判断をしてるルナマリアやカガリに対して、
それが恋慕とかそう言った感情ではない、というのがキラの見解だったのかもな、とは思う。
メイリン自身も、自分の感情のくくりを冷静に区分けしてるし、他人のそれも見てて、
アスランとカガリが、恋愛といえる感情でまだ細く繋がっていて、
自分がアスランに向ける感情や、アスランが自分に向ける感情はそれとは違うことはわかってる。
かといって、アスランとカガリの関係に対して干渉するつもりはないし、こうなって欲しいという願望みたいのもない。
アスランが好きで支えたいという気持ちもある、アスラン自身の自分の負い目もわかってる。
一番ストレートなところでいれば、なるようになるだろう、というあたりが正直なところな気がする。
カガリが決めること(アスランよりも国も選ぶ)カガリのその決意が見える言葉を直接受け取ったのはメイリンだけだし、
「あいつ頼むな。私は一緒に行けないから」
それに対して、アスランがどう思っているか、「今はこれでいい」察してもいると思う。
「これは私の問題」「これはアスランさんの問題」「これはアスハ代表の問題」と分けて考えていて、
メイリンはアスランと未来を歩きたがっている、がアスメイ好きな人の願望なら、
メイリンは、アスランとカガリの仲を応援したいと思っている、というのがアスカガ好きの人の願望だと思うけど、
わりとメイリン自身はどっちからもニュートラルな立場にいると思う。


ところで、なぜラクスが、ああゆう風に思われるというのは、
ラクスどうこうというよりも、力あるものの宿命というか、

力あるものに対しては、人は2種類の思いをいだくのではないかと思う。
ひとつは「自分になにかを与えてくれるかもしれない」
ひとつは「自分がなにかを奪われるかもしれない」

キラも力を持っているけど、周囲が認識できる、キラの力というのは極めて即物的=MSを扱わせたら当代彼にかなう者はいない
(それが物語を通してのキラの苦しみにもなっていたんだけど
「僕がどんな気持ちで戦ってきたか誰も気にもしないくせに」「こんなことばっかりやってます。できるから」「力だけが僕の全てじゃない」
カガリも期待を背負っているけど、カガリに求められることは、大変だけどわかりやすい。
オーブの理念、国土、国民生活の防衛。
しかし、ラクスの立場というのは象徴的であり、彼女になにかを求めている人間は、
「自分が彼女になにを求めているのかがそもそもわからない」という状態になりかねない、
その要求は、際限がなくなり、実現性の有無も自己検討されない。悪い結果や、不満をひたすら転化されかねない危険なものであり、
そういう意味では、ラクスというのは難しい立場であり、そういう世界に彼女は身をおく。
ミーアの件で、よけいラクス・クラインはなんだったんだろうという状況があるし、
彼女の知らぬ人ほど、そのベースを自身の期待にして、そのラクスイメージを組み立てる。

そして、彼女と接点がある人間は、自分がしてこと(しなかったこと)を、
相手に”知られている”ことから、相手からの報復に怯える。
それは、コペルニクスでのミーアにもあった心情が気がする。

力あるものからは益を得たい、だけど力あるものに知覚されることは恐ろしい。
なにか、すこしでも、覚え、があればなおさら。

ある意味では、ルナのように、怯えてくれていた方が害が少ない。
世界中で、ラクスが正確に理解されることは不可能であり、またその必要はないけれど、
直接対話すれば、解ける程度の認識のズレはほどいておくに限る。
ラクスのキャラが、ちょっと違ったのは、わざと”ルナのイメージするラクス・クライン”をなぞっていた気がする。
ルナ自身のイメージと、実際に話してみた彼女との差異を認識しやすくするために。

お酒と美味しい料理、恋話という道具と、ひと夜の時間。
最初の緊張を解くための、着ぐるみと動物語。その世界観作りのパフォーマーとしてのキラ。
ラクスを守る、という想いのキラにとっては、かなり本質的な”仕事”だったかと思う。

そしてやっぱめっちゃきつかったんだと思う。
アスランとシンを迎えたキラの声のトーンの違い。
目論見通り、ルナもだいぶ打ち解けたので、
多分近日中は、彼女達についてのろけまくるアスキラシンと、
彼氏達について、愚痴りまくるメイラクルナの、今度こそ、男子会と女子会の開催は近い・・・!と思う。

あと、キラとメイリンが、奇しくも、着ぐるみを着るか着ないかという命題で、
選ぶのは貴方テーマをなぞっていたなと。

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (スターシャ)
2022-06-07 18:14:47
個人的にはアスラン、カガリしか無いと思います。むしろなぜメイリンの名が出てくるのか…メイリンには気の毒だが完全な片想いかも。
やはりアスランがはっきりしないのが一番悪い!ヘタレにも程があるぞ!
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