萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:氷の花

2013-12-01 21:00:00 | 写真:山岳点景
凍れる時



山岳点景:氷の花

氷の花=いわゆる霜柱です。

地中の水分が凍結して地面から氷となって現れるのが霜柱。
それが寒いトコだと巨大に成長してコンナ感じになります。




午前中9時前、標高1,500m付近で撮影したんですけど。
夏には整然としていた登山道の敷石が何ヶ所か崩れていました。
ナンデ崩れるかって言うと、この霜柱たちが石を持ち上げるから。
氷の柱が出来て地表を持ち上げる→石も一緒に浮くわけです。

で、いかにもな氷の柱が↓コンナ感じでした、笑
幅4~5cm、高さ10cmほどで霜柱というより氷筍の芽みたいな姿です。
これを撮ったときは11時くらい、太陽は温かでも北斜面になる道は日陰の時間も多く大気は冴えていました。




山は冬、雪の氷化や清水の凍結、霜柱、足許から季節は変わっていました。
低山でも北斜面は特に凍りやすく滑りやすいです、もし登ろうって方がいたら装備&注意は万全に。
標高が低くても水場の凍結箇所もあったりするので軽アイゼンくらいある方が安心かなと思います。
装備を軽くする=カッコいいって考えの人もありますが、もし遭難したら自助で頑張れよと、笑

ナンテ言うのはリアルに装備&実力を量り間違えたことが原因の遭難事故が増加しているからです。
万が一の受傷も想定して応急処置ほか装備と覚悟は持っていく、それを出来ない油断が事故ります。
今、富士山の世界遺産認定や某バラエティ番組の登山企画から安易な勘違いも増えてるそうですが、
登山のリスクマネジメントについても併せて放映してくれたら良いのになあと。

第9回 1年以上前に書いたブログブログトーナメント



Aesculapius「Manaslu24」このあと加筆校正します。
そのあと短編ひとつ考えているとこです、

取り急ぎ、




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