可も無く不可も無く

~40代後半の多趣味なサラリーマンのひとり言~

100円玉

2006-04-15 00:12:32 | 日記・エッセイ・コラム

100 小さい頃、100円玉を拾い、母親と一緒に

交番へ届けた事があった。

交番にいたおまわりさんは、自分が渡した100円玉を

確かに預かるからといってちゃんとしまい、良い事をしたご褒美

だと言って、自分のポケットから別の100円玉を出してくれた。

おまわりさんは、わざわざ100円玉を落としたからといって

くる人はいないと考え、行って来いで自分の100円玉を出して

くれたんだと思うが、当時はそんな事はこれっぽちも考えず

ただただ自分がとても良い事をしたのだと、とても嬉しくて

そのおまわりさんがとてもカッコよかったのを覚えている。

(それで警察官になろうとは思わなかったのだが・・・)

最近、犬の散歩をしていた妻と息子が100円を拾ったという話を

聞いて、この話を思い出し、夫婦で話をしていたところ、

先日また、妻と息子が幼稚園の帰りに100円玉を拾って

早速、交番へ届けたらしい。

たまたま交通指導員(?)らしいおばさんしかいなかったのだが

ちゃんと息子の名前で調書を作成してくれ、半年間届け出る人が

いなければ警察署へ行って、100円を貰ってほしいとの事だったらしい。

なかなか粋な事をするなあと思いつつも、昔は少しアバウトだったのかなあ

とも思ってしまった。

帰宅すると、彼は「きょう、こうばんにおかねをとどけたよ!」

ととても誇らしげに話してくれた。

良い事、悪い事というのも大切だが、とにかく何でもやってみる!

彼にとってはとてもいい経験をさせてあげる事ができたと思っている。

これで、大きくなったらおまわりさんになるなんて言わ・・・・・・

コメント
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