ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

こんなん出ましたけどー

2006-02-14 13:20:48 | 着物・古布
今日はちょっとお気楽に~・・っていつもお気楽でした、すみません。 えーと、今日届いた「古本」です。昭和36年「婦人生活」1月号の「付録」。 このテの本を年中探しているのですが、いえ、あるんですよあるとこには・・。 でもすっごくお高いのです。たかが「付録」じゃないか、と思うんですが たいがいゼロがみっつもついてたりする・・・。実は、私の持っている 「編み物」のふる~い本、よく本屋さんで売ってる「家 . . . 本文を読む
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被り物 続き

2006-02-13 18:14:54 | 着物・古布
写真は言わずもがなの「花嫁さん」、昭和27年の本の中の写真です。 黒い振袖、掻取りはナシ、当時はこういう衣装が多かったのでしょうね。 見ていただきたいのは「角かくし」、女は角があるものだから「隠して」 お嫁入りするんだ・・なんていわれたことを思い出しました。 「角がある」って何よぉそれ・・牙だってあるわよ・・って違うでしょ。 とりあえず「角かくし」については、後ほど書きます。 先ずは昨日の「頭巾」 . . . 本文を読む
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これも一応「俯瞰図」ですね。

2006-02-12 21:04:18 | 着物・古布
羽織の「羽裏」部分です。 羽織はちょっと傷みがあるので、袖をとって「十徳」風にするか、 羽裏だけ使うか・・。お客様にお任せ・・です。しかし惜しいなぁ・・。 けっこう気にいってるもんで・・。 雲の下に見えるのは「花街」、どうも「絵」になるようですね、こういう町は。 「洛中洛外図」の屏風の雰囲気を出そうてか・・わざわざ雲を四角いパーツで 埋めたように描いています。本物ならここは「金箔」でキンキラキンで . . . 本文を読む
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「こうもり」のじゅばん、ご説明はウソ松さんどーぞ!

2006-02-11 20:23:44 | 着物・古布
幇間「とんぼやウソ松」でございます。 まだまだ修行中の身ではござりますが、本日ちょいと仕事を離れ、 古着屋「和之介」さんのお手伝いをば・・いや断れないんでげすよ、 あのばーさ・・いやおかみさん、古着なんぞまわしてくれたりするもんでして。 では、取り急ぎこのじゅばんのご披露をと申し付かりましたゆえ、 一生懸命、あい務めまするぅ。 まずは背中の全体柄、筆で大きくぐるりと輪を描いて・・丸窓のようでげす . . . 本文を読む
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やっとみつけた帯です。

2006-02-10 20:37:46 | 着物・古布
今ではなかなかみることのない「腹合わせ」と呼ばれる帯。 古着などではけっこうでることもあるのですが、 状態がよくてちゃんとしめられるという程度のものは、なかなかありません。 これは、状態がよくてまだ締められて、しかも色柄も好みの範疇・・という 難しい条件をクリアした(ダレの条件?)帯です。できればもう少し扇面が 小さいとよかったのですが、そこまではゼータクというもの・・これで上々。 腹合わせ帯 . . . 本文を読む
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おもしろ柄です

2006-02-09 18:27:44 | 着物・古布
ハギレです。羽裏の片身分しかありませんが、けっこうオモシロイです。 よく見ますと、描いてあるのは「寝ている人達」。 字の方は「猫よ狐がどーのこーの」「狸・いびき」とあるのですが、 「字」は全くダメです。どなたかお分かりの方、お知らせ下さい。 実は「足」の方の図もあります。 字の方は、こちらはけっこう読めるのに「文」としてどーつながるの?? 上下つなげて見られる部分の完全なところがないので . . . 本文を読む
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おニューです。

2006-02-08 02:46:56 | 着物・古布
昨日、できあがってきました。 これは「道中着」です。元は「男物のじゅばん」です。 厚手の絹、ちょっと変わり織りの感じ。もう何年も前に オークションで手に入れていたのですが、お財布の関係でずっとそのまま・・。 今年に入ってやっと形にしてもらいました。 オークションのときのタイトルが「ホイかごの長じゅばん」・・確かにね・・。 満開の桜の下、籠が二丁、右下は吉原の明かりです。 この下に「よしはらナント . . . 本文を読む
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リクエストにおこたえして?

2006-02-07 13:16:34 | 着物・古布
以前木綿について少しばかりお話しいたしました。 今日はもう少し詳しくいってみましょう。 写真は「藍染」「備後」「会津」・・全て木綿です。 特に今は「藍染」の価格がほんっとに高いっ! もう古いものはなくなる一方ですから、高くなるのはしかたないのですが、 これが普通の木綿のハギレだったら、ボロとしか呼べない・・というものも、 お高いんですねぇこれが・・・。ちなみに昔の藍のかいまき布団で「家紋入り」 . . . 本文を読む
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絹からちょっとはなれまして・・

2006-02-06 17:12:48 | 着物・古布
今日は「麻」のお話しです。夏場の着物は「絽・紗」が主流ですが、 上布や縮みも、またさらりとキモチのいい素材です。 まだ冬の真っ盛りだというのに夏場のお話しもなんですが、 「麻」という素材について、ということでご了承下さい。 麻の着物が手近になかったので、過去の作品の写真から「麻のトート」を。 上は麻の帯、柄部分はもう傷んでいましたので、それ以外のところで。 縫いつけてあるのは生成りの木綿、「隈取 . . . 本文を読む
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洗いました

2006-02-05 15:04:10 | 着物・古布
先日の「養蚕農家」図柄の着物、この前のお天気逃してしまったので、 今日やっと洗って伸子張りしました。昨日ほど寒くなくてよかったです。 水に通したらまぁ縮むこと縮むこと・・。ちなみに元の巾は35.5センチ、 水に通したら27センチまで縮みました。伸子を済ませて乾いたものは 元通り35.5センチまで戻りました。下の写真が、左が伸子で伸ばしている方、 右は大まかに刺しているのでまだ伸びてない方です。 . . . 本文を読む
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どうしても・・

2006-02-04 10:25:10 | 着物・古布
ほしくなって!・・・。ネットでみつけまして、半月迷って考えて 預金通帳と激論を戦わせ、ねじ伏せまして・・買いました。 「じざいや」さんというお店です。http://homepage1.nifty.com/jizaiya/ 題はまんま「ネコに小判」、なんとも無邪気にくわえてるところがかわいくて。 帯の前部分は下の写真です。「ネコに鈴」か「ネコに小判」か。 逆向きに締めるのは面倒だけど、どっちの柄も . . . 本文を読む
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本日「マンガ」の話題です。

2006-02-03 18:24:08 | 本・マンガ・絵
池田さとみさんの「辻占売」というマンガです。今4巻目まででています。 オカルト系、妖かし系お好きな方におすすめ・・。 ざっとお話しいたしますと、主人公はこの表紙の男性、易者さんです 名前は「閑(しずか)」、実をいうとどうも人間じゃないみたい?? ふしぎな力を持っています。弟が一人、と言っても実の弟ではなく、 全盲なんですが、未来や人には見えないものが見える・・。 二人の出会いは思わず涙・・?!で . . . 本文を読む
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今日は羽二重です。

2006-02-02 15:04:03 | 着物・古布
写真は今日届いた「落札モノ」男物の長じゅばん、「砧打ち」の図柄です。 後ろにはわらぶき屋根の家、少しかしいだ柴垣、手前の女性二人は この家の嫁と姑か母と娘か・・というところでしょう。 バックの縞模様は両袖まであり、地色は下の波型のところ、濃い深緑です。 右袖から左袖にかけて、歌が書いてあるのですが、達筆すぎて読めません。 こんなじゅばん、今はなかなかありませんねぇ。しかも袖は無双でした。 (ご存 . . . 本文を読む
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お世話になってます、ちりめん様

2006-02-01 19:17:07 | 着物・古布
このところ「基本」なんてぇ、えらそうなことを書いてますので、 今日は基本の基本で、ちりめんのことを書こうと思います。 写真は、代表的なしぼ小さめ柔らかちりめんの古布です。 ちょっと前まで若かった方、着物好きの方ならご存知のことも いろいろでてくるかと思いますが、お付き合い下さい。 ちりめんとは何ぞや・・強撚糸を使った織物、です。(これだけかいっ!) すみません、突き詰めていうとそういうことにな . . . 本文を読む
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