今日はちょっとお気楽に~・・っていつもお気楽でした、すみません。
えーと、今日届いた「古本」です。昭和36年「婦人生活」1月号の「付録」。
このテの本を年中探しているのですが、いえ、あるんですよあるとこには・・。
でもすっごくお高いのです。たかが「付録」じゃないか、と思うんですが
たいがいゼロがみっつもついてたりする・・・。実は、私の持っている
「編み物」のふる~い本、よく本屋さんで売ってる「家 . . . 本文を読む
写真は言わずもがなの「花嫁さん」、昭和27年の本の中の写真です。
黒い振袖、掻取りはナシ、当時はこういう衣装が多かったのでしょうね。
見ていただきたいのは「角かくし」、女は角があるものだから「隠して」
お嫁入りするんだ・・なんていわれたことを思い出しました。
「角がある」って何よぉそれ・・牙だってあるわよ・・って違うでしょ。
とりあえず「角かくし」については、後ほど書きます。
先ずは昨日の「頭巾」 . . . 本文を読む
羽織の「羽裏」部分です。
羽織はちょっと傷みがあるので、袖をとって「十徳」風にするか、
羽裏だけ使うか・・。お客様にお任せ・・です。しかし惜しいなぁ・・。
けっこう気にいってるもんで・・。
雲の下に見えるのは「花街」、どうも「絵」になるようですね、こういう町は。
「洛中洛外図」の屏風の雰囲気を出そうてか・・わざわざ雲を四角いパーツで
埋めたように描いています。本物ならここは「金箔」でキンキラキンで . . . 本文を読む
幇間「とんぼやウソ松」でございます。
まだまだ修行中の身ではござりますが、本日ちょいと仕事を離れ、
古着屋「和之介」さんのお手伝いをば・・いや断れないんでげすよ、
あのばーさ・・いやおかみさん、古着なんぞまわしてくれたりするもんでして。
では、取り急ぎこのじゅばんのご披露をと申し付かりましたゆえ、
一生懸命、あい務めまするぅ。
まずは背中の全体柄、筆で大きくぐるりと輪を描いて・・丸窓のようでげす . . . 本文を読む
今ではなかなかみることのない「腹合わせ」と呼ばれる帯。
古着などではけっこうでることもあるのですが、
状態がよくてちゃんとしめられるという程度のものは、なかなかありません。
これは、状態がよくてまだ締められて、しかも色柄も好みの範疇・・という
難しい条件をクリアした(ダレの条件?)帯です。できればもう少し扇面が
小さいとよかったのですが、そこまではゼータクというもの・・これで上々。
腹合わせ帯 . . . 本文を読む
ハギレです。羽裏の片身分しかありませんが、けっこうオモシロイです。
よく見ますと、描いてあるのは「寝ている人達」。
字の方は「猫よ狐がどーのこーの」「狸・いびき」とあるのですが、
「字」は全くダメです。どなたかお分かりの方、お知らせ下さい。
実は「足」の方の図もあります。
字の方は、こちらはけっこう読めるのに「文」としてどーつながるの??
上下つなげて見られる部分の完全なところがないので . . . 本文を読む
昨日、できあがってきました。
これは「道中着」です。元は「男物のじゅばん」です。
厚手の絹、ちょっと変わり織りの感じ。もう何年も前に
オークションで手に入れていたのですが、お財布の関係でずっとそのまま・・。
今年に入ってやっと形にしてもらいました。
オークションのときのタイトルが「ホイかごの長じゅばん」・・確かにね・・。
満開の桜の下、籠が二丁、右下は吉原の明かりです。
この下に「よしはらナント . . . 本文を読む
以前木綿について少しばかりお話しいたしました。
今日はもう少し詳しくいってみましょう。
写真は「藍染」「備後」「会津」・・全て木綿です。
特に今は「藍染」の価格がほんっとに高いっ!
もう古いものはなくなる一方ですから、高くなるのはしかたないのですが、
これが普通の木綿のハギレだったら、ボロとしか呼べない・・というものも、
お高いんですねぇこれが・・・。ちなみに昔の藍のかいまき布団で「家紋入り」 . . . 本文を読む
今日は「麻」のお話しです。夏場の着物は「絽・紗」が主流ですが、
上布や縮みも、またさらりとキモチのいい素材です。
まだ冬の真っ盛りだというのに夏場のお話しもなんですが、
「麻」という素材について、ということでご了承下さい。
麻の着物が手近になかったので、過去の作品の写真から「麻のトート」を。
上は麻の帯、柄部分はもう傷んでいましたので、それ以外のところで。
縫いつけてあるのは生成りの木綿、「隈取 . . . 本文を読む
先日の「養蚕農家」図柄の着物、この前のお天気逃してしまったので、
今日やっと洗って伸子張りしました。昨日ほど寒くなくてよかったです。
水に通したらまぁ縮むこと縮むこと・・。ちなみに元の巾は35.5センチ、
水に通したら27センチまで縮みました。伸子を済ませて乾いたものは
元通り35.5センチまで戻りました。下の写真が、左が伸子で伸ばしている方、
右は大まかに刺しているのでまだ伸びてない方です。
. . . 本文を読む
ほしくなって!・・・。ネットでみつけまして、半月迷って考えて
預金通帳と激論を戦わせ、ねじ伏せまして・・買いました。
「じざいや」さんというお店です。http://homepage1.nifty.com/jizaiya/
題はまんま「ネコに小判」、なんとも無邪気にくわえてるところがかわいくて。
帯の前部分は下の写真です。「ネコに鈴」か「ネコに小判」か。
逆向きに締めるのは面倒だけど、どっちの柄も . . . 本文を読む
池田さとみさんの「辻占売」というマンガです。今4巻目まででています。
オカルト系、妖かし系お好きな方におすすめ・・。
ざっとお話しいたしますと、主人公はこの表紙の男性、易者さんです
名前は「閑(しずか)」、実をいうとどうも人間じゃないみたい??
ふしぎな力を持っています。弟が一人、と言っても実の弟ではなく、
全盲なんですが、未来や人には見えないものが見える・・。
二人の出会いは思わず涙・・?!で . . . 本文を読む
写真は今日届いた「落札モノ」男物の長じゅばん、「砧打ち」の図柄です。
後ろにはわらぶき屋根の家、少しかしいだ柴垣、手前の女性二人は
この家の嫁と姑か母と娘か・・というところでしょう。
バックの縞模様は両袖まであり、地色は下の波型のところ、濃い深緑です。
右袖から左袖にかけて、歌が書いてあるのですが、達筆すぎて読めません。
こんなじゅばん、今はなかなかありませんねぇ。しかも袖は無双でした。
(ご存 . . . 本文を読む
このところ「基本」なんてぇ、えらそうなことを書いてますので、
今日は基本の基本で、ちりめんのことを書こうと思います。
写真は、代表的なしぼ小さめ柔らかちりめんの古布です。
ちょっと前まで若かった方、着物好きの方ならご存知のことも
いろいろでてくるかと思いますが、お付き合い下さい。
ちりめんとは何ぞや・・強撚糸を使った織物、です。(これだけかいっ!)
すみません、突き詰めていうとそういうことにな . . . 本文を読む