ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

寒い雨の日です。

2014-03-05 19:35:36 | 着物・古布

 

写真は、続けてお譲りいただいた小紋の着物。

黒地ではなく、こっくりとした濃い紺地のちょっとしぼのあるちりめんです。

四季の花が入っているので通年OKですね。

秋は菊

 

      

 

もう少しするとこちらですねぇ

 

      

 

古いものだから…とのことでしたが、反物の縁の汚れも何もありません。

こういう柄は「ハヤリスタリ」などは関係ないので、十分「新品」。

着物にすると、柄が大きいのでハデめになりますが、

譲ってくださった方に言われました。

「年だから…という言葉はその下に『みっともない』」が、ハッキリつくときだけにしなさい」。

つまり、60すぎてて赤にピンクのバラが飛んでるとか??

いえいえそれだって、うんと細かい柄で、赤も沈んだ赤ならいいと・・・。

つまり、みっともないのは色柄ではなく、だらしないとか、イメージにあってないとか、

そういうことよ…と。私もそう思っていたので「スキならたいがいOKですよね」というと、

「そうそう、好きなものを着ればいいの」とのお答え。

着物好きな方で、私よりうんと年上ですが、昨日ご紹介の訪問着も、50代で着ていらしたと。

えぇそりゃあもう、箪笥にミッシリ・・・のかたなので、ハデになったから譲ってくださったのではなく、

「まだ仕立ててないのが出てきてね、あなたに似合うと思って…」

あぁ太っ腹、大好きですぅ~~ついていきますどこまでも…オイオイ。

 

というわけで、最初はこれで長めの都衿か千代田衿のコートもいいね、と

そんなハナシをしていたのですが、後で電話をくださって

「やっぱりアナタには着物がいい。着物にしなさい」。

はいっわかりましたっ。がんばって、仕立て代をへそくりますっ!(着物になるのは、いつのことか…)

 

というわけで、今日は雨でなんとなくまた頭痛信号がきそうで(結局、大丈夫でした)、

首や肩が意味もなく重たかったので、そろそろ動きつつ

まだ完全に終わらせていない年賀状の整理を…まだやってんですよ、ほんとに。

またまた大荒れの天気だそうで、幸いここは雨ですが、また北国は吹雪になるそうです。

ほんとに春がどんどん遠のいていくようで、寂しいですね。

昨日、お雛様の片付けの後、めんどうだからついでに五月人形を出してしまおうかと思ったのですが、

いくらなんでもちと早い…と、思いとどまりました。

 

そういえば、昨日、友人が、大きなイチゴのパツクと、手作りのお味噌を届けてくれまして

「こういうのが届くときは、なんかあるよねー」と、冗談で言ったんです。

ほんとはイチゴは「お彼岸には早いけど、思い立ったときにこられないからお母さんに」でした。

自分は、まだ若いころにお母さんを亡くしているので、やさしいんです。

そのあとで「あのさー、もうちりめんで何か作ってないのぉ」

「作ってないよぉ」

「でも作ってって言ったらやってくれるよねぇ」

両手にイチゴとみそ持った状態で、やだよーというのは出てきませんで・・・・・・・・・。

「ワカッタ、で、何がほしいの…」

「五月人形関係の、なんでもいい、ハガキの上に乗るくらいの」

「はいはい」

「それとね」、まだあるのかいっ

「来年でいいからおひなさま」。

 

というわけで、すっかり遠ざかっているお細工物にをやることになってしまいました。

昨夜から、デザインが、アタマの中でぐるぐる回っています。

あぁぁイチゴおいしかったからなぁ…そういうモンダイじゃない。

 

あの雪の日にまちがって切ってしまった「ふきのとう」、これ…。

 

     

 

玄関でこんなに伸びました。ここだけ春じゃぁ…。     

 

               


コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 晴れ着、買うか借りるか… | トップ | おぉぉ時間がぁっ »
最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (じじ)
2014-03-05 20:26:42
黒地かと思いました。濃紺ですか。
素敵な柄行ですね。
トンボさんはまだわかいからとは思いますが、早くに仕立てた方がよさそう。
着物でしょ。(^^)
気前の良いお友達をお持ちで(笑)

かと思いきや。イチゴとお味噌でおねだりですか。
でも嬉しいですね。そのような頼みごと。
張り切っちゃうわ。私も。
Unknown (陽花)
2014-03-05 21:14:53
年齢から考えると派手かなと考える事が
結構ありますね。
派手なのを着ていると歳がいも無くと思われる
んじゃないかとか・・・
でも、歳を考えて地味目にすると老けこむ感じが
するので、柄は小さめ色は綺麗な色を着たいと
最近思います。

お細工物はどんなのをされるんでしょう。
楽しみです。
Unknown (シニアiwami)
2014-03-06 14:48:35
突然おじゃまして、失礼いたします。
シニアiwamiと申します。

はなまるマーケットで、「賀来千賀子の”キレイの秘密”」というのが放映されました。
賀来千賀子さんは、さすがモデル・女優という職業柄、私の目からみても”キレイのポイント”を総合的に押えているなと思いました。もし興味がありましたら見てみてください。
http://senior-iwami.blogzine.jp/blog/2014/03/post_0a3d.html
Unknown (古布遊び)
2014-03-06 19:18:13
体型の事もあると思うのですが、黒やグレーといった無彩色のものばかりを着ていたのですが最近色が入ったものに目がいくようになりました。
今年は、以前なら考えられなかったような色のコートを着て「いいわね」なんて言われたりしました。
これは年を取ったという事なのかなあと思いながら、好きなものを、好きなように楽しむのが一番と思うこの頃です。
Unknown (天鼓)
2014-03-06 19:42:11
昨日の訪問着といい、いい感じの若々しさのあるものですね。
昨日の訪問着は、母の古い訪問着に一色掛けた感じの色目、授乳したりしててシミができたので裏を取って単衣にしたのをもらいました。
ああいう淡いお色なら、今は暑いので単や胴抜きに仕立ててもいいですね。

今日のはまた、よくありそうなお柄ですが、こういう柄はなぜか安っぽい感じの仕上がりが多いのが、さすがにいい感じですね。
安っぽいのは、今は染めではなくプリントなのかなあと思ったりしますが。
定番だからこそ、そういう目にもあってしまう柄なんだろうなあと思います。

昨日のお話の、花嫁衣装の再利用、すごいですね。
着付の練習用の掛下だと割としっかりしているので、十分着物にもできそうですが、誂えだとそういうところは節約したんでしょうか。
礼装といえば、七五三の七歳の着物は、母の物を私が着て、姪っ子も着ました。私はお正月にも何回か着せてもらった覚えがあります。
母の振袖は、多分染め替えて小紋かなんかにいつの間にかなってしまってたみたいですが。
私や妹のものは、それぞれ姪っ子たちが着てくれるといいなあと思っていますが、既にそれぞれ元が取れるくらいは着てますが、最近は初詣にもお友達の結婚式にも着ないんでしょうかね。
着ようと思えば、いくらでも着る機会はあるから、作って着ればいいのに…と思うんですが。
Unknown (とんぼ)
2014-03-06 22:29:18
じじ様

ココロまでジミにならないように・・・と思っています。
私このくらいなら70でも着ると思います。
ちと若作りがひつようでしょうけれど。

友人のお姉さまが、いつも私に「季節のもの」と、
縮緬細工を注文してくれていたのです。
そのお姉さまも亡くなられましてね。
私にも・・・と友人がおねだりしてきました。
がんばって作りたいと思っています。
Unknown (とんぼ)
2014-03-06 22:30:59
陽花様

そう「きれいな色」を着たいですよね。
紬は地味だから帯を「きれい」にして・・・。
年と共に好みもかわるものだなぁと思っています。

お細工はこいのぼりを予定しているのですが、
生地から思いっきり探さないと…です。
楽しい悩みですが…。
Unknown (とんぼ)
2014-03-06 22:32:28
シニアiwami様

コメントと情報、ありがとうございます。
拝見しましたが、私もともと女優さんとか、
あまり興味がありませんので、すみませんが、
拝見するだけ…で、ごめんなさいです。
Unknown (とんぼ)
2014-03-06 22:34:10
古布遊び様

若い人は地味でも派手でもなんとかなる…ものですね。
年を余計なことにみちこまないように、着たいものを着よう
そんな気になりました。
明るい色いいですよね。

Unknown (とんぼ)
2014-03-06 22:38:55
天鼓様

単衣の訪問着は、季節らしい色があるので、
これは袷で…と予定しています。

これをくださったのは、なにしろ呉服屋さんの奥様ですので、
古くてもいい縮緬だったりします。


昨日の和裁の先生のお弟子さんの話では、掛下はたしか、
紋綸子で鶴の柄だったか…。全部ご自分でそろえられたので、
最初からその予定で生地を選ばれたんではないですか?
最近は、着物でも特に礼装ものは、着るのにも終わってからも
お金がかかりますから、敬遠されるのでしょうね。
普段着物から始めればいいのにと思います。

コメントを投稿

着物・古布」カテゴリの最新記事