やっとお天気になりました!今朝は5時半に起きたのですが、
雲ひとつない空・・ってやつでした。キモチいぃ~。
こんな日は「伸子張り」をします。
伸子張りってなぁに・・。知らない人も多いでしょうねぇ。
要するに水を通した反物もしくは、着物をほどいたものを乾かす道具です。
写真はいずれ写すつもり・・で今はありません。
昔、みんなが着物を着ていた時代は、汚れた着物を洗うのも、
解いて仕立て直すのも、みんな家の女性の仕事でした。
普段は普通の洗濯のように洗いますが(一般庶民の着物は木綿か麻でしたから)
ヨゴレがひどくなったり、また傷んだところが多くなったりして、
そのままではもう着られなくなった時は、全部解いて洗います。
これを洗い張り、といいます。家庭では「伸子張り」と「張り板」と
二つの方法がありました。伸子とは「先に小さな針のついた竹ひご」のことです。
竹ひごは着物の反幅(だいたい35センチ前後)より少し長めに出来ています。
このたけひごの先の針を布の「みみ」(両端)のはじにさすと、
竹ひごが長い分、弓なりにそります。この竹ひごが元に戻ろうとする力が
洗って縮んだ布を元の幅に戻してくれるわけです。
それと同時にピンと張るのでアイロンをかけたように、シワもなく、
キレイに均一に乾くわけです。
「張り板」の方は、要するに「まないた」のおっかさんみたいな大きな板です。
解いた着物を洗って糊付けしたものをまっすぐにこの板にピンと貼っていきます。
これも乾くとシワなくきれいに仕上がるわけです。
私が伸子張りをするのは、古い着物を解いて手芸材料にするためなので
糊付けはしませんが、本来は、伸子張りも布を張って裏から「糊付け」をします。
こうしてきれいに乾いた布で、また着物に縫い直したり、
傷んだところをよけて、子供の着物とか帯とかに作りかえるわけです。
着物は究極のリサイクル・アイテムですから。それについてはまたの機会に。
とりあえず、こんな風に良く晴れて風が少しあると、あっという間に乾きます。
実際には「陽」の当たらないところがいいのです(布がヒヤケしますから)が
ウチは場所がないので、玄関脇の「午後2時位までは陽のあたらないところ」で
やっています。今日は朝早くからやったので、着物一着分と布団側を少し
乾かすことができました。明日もまだお天気らしいので残りをやる予定です。
まだちょっとカゼ気味で、治りきってません。今夜は早めにオヤスミナサイ。
雲ひとつない空・・ってやつでした。キモチいぃ~。
こんな日は「伸子張り」をします。
伸子張りってなぁに・・。知らない人も多いでしょうねぇ。
要するに水を通した反物もしくは、着物をほどいたものを乾かす道具です。
写真はいずれ写すつもり・・で今はありません。
昔、みんなが着物を着ていた時代は、汚れた着物を洗うのも、
解いて仕立て直すのも、みんな家の女性の仕事でした。
普段は普通の洗濯のように洗いますが(一般庶民の着物は木綿か麻でしたから)
ヨゴレがひどくなったり、また傷んだところが多くなったりして、
そのままではもう着られなくなった時は、全部解いて洗います。
これを洗い張り、といいます。家庭では「伸子張り」と「張り板」と
二つの方法がありました。伸子とは「先に小さな針のついた竹ひご」のことです。
竹ひごは着物の反幅(だいたい35センチ前後)より少し長めに出来ています。
このたけひごの先の針を布の「みみ」(両端)のはじにさすと、
竹ひごが長い分、弓なりにそります。この竹ひごが元に戻ろうとする力が
洗って縮んだ布を元の幅に戻してくれるわけです。
それと同時にピンと張るのでアイロンをかけたように、シワもなく、
キレイに均一に乾くわけです。
「張り板」の方は、要するに「まないた」のおっかさんみたいな大きな板です。
解いた着物を洗って糊付けしたものをまっすぐにこの板にピンと貼っていきます。
これも乾くとシワなくきれいに仕上がるわけです。
私が伸子張りをするのは、古い着物を解いて手芸材料にするためなので
糊付けはしませんが、本来は、伸子張りも布を張って裏から「糊付け」をします。
こうしてきれいに乾いた布で、また着物に縫い直したり、
傷んだところをよけて、子供の着物とか帯とかに作りかえるわけです。
着物は究極のリサイクル・アイテムですから。それについてはまたの機会に。
とりあえず、こんな風に良く晴れて風が少しあると、あっという間に乾きます。
実際には「陽」の当たらないところがいいのです(布がヒヤケしますから)が
ウチは場所がないので、玄関脇の「午後2時位までは陽のあたらないところ」で
やっています。今日は朝早くからやったので、着物一着分と布団側を少し
乾かすことができました。明日もまだお天気らしいので残りをやる予定です。
まだちょっとカゼ気味で、治りきってません。今夜は早めにオヤスミナサイ。
母「魚の骨みたいなのに干してたなぁ~」
私「えっ?板に張って端を針で止めるんでしょ?」
???
となっていたのですがこちらの記事で謎が解けました。
母は幼い頃に日常で見ていた光景のようです。
四半世紀しか違わないのに着物の身近さが全く違うんだなぁと感じました。
こちらの生地は、まだブログを始めたばかりで、
写真がうまく入れられない時期で下。
こちらに写真入りがありますので…。
http://blog.goo.ne.jp/tombo624/e/327d88d2f79e70017b65505a743cf49c
私は、母が伸子張りも張り板もやっていまして、
手伝いもしましたので、けっこう覚えています。
昔のヒトは、手間を惜しまなかった…と、よく思います。
当地方は、今はもう昔日の繁栄を偲ぶ便もありませんが、機所(はたどこ)でした。町の至るところで筬音(正確にはシャトルの音)が響いていました。
羽二重の機屋さんでは水管を使っていましたから「伸子張る」なんて言葉は日常的でしたが、今はもう死語に。
とんぼさんのお住まい何処かしら。着物の話あれこれなんて出来たら面白いでしょうね。
それでは今宵はこれにて。(本日のURL・名前をクリックして頂きますと、画面下部に私宅:お店の方の画像があります。ご笑覧下さいませ。
お店の写真、拝見いたしました。
呉服屋さんは私のあこがれの場所です。
母が着物を着る人でしたので、子供のころから
何かと呉服屋さんにはご縁があります。
すでに引退してしまったおかみさんとも、いまだになにかあれば、
相談に乗っていただいたり…。
私は横浜在住です。着物のあれこれのお店を出したいと、
準備しているのですが、コロナに阻まれまして停滞中です。
思い立って20年、15年まえから少しずつ具体的に準備しています。
この20年の間にいろいろありまして、ブログも着物についてのことが
なかなか書けなくなっています。
元に戻れるかどうかの瀬戸際かとも思っています。
古い記事でもお楽しみいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。