
思わせぶりタイトル「第○弾」みたいですが…。
写真はヤ○オクで最近入手のお気に入りです。
一枚3000円ちょいで落札しました。
この出品者、数も何ページも出していて、現代モノ、古着、両方結構いい色柄を出してるのですが…
各商品の詳細説明に正しいものが少ない、というカタでして。
よくタイトルに【錦紗・大島・銘仙】などと、ズラズラ書いてあって、どれやねんと思うと、
そのあとに「本場大島紬袷」なんてくっつけて書いてある…あれは「タイトル検索」で引っかかりやすいように、
全部並べているわけですから、後ろのほうの中身のタイトルがあっていればいいわけですが、
この人は「銘仙」とあって銘仙でない。またほんとの昔着物も、現代モノも、
縮緬は全部「高級錦紗」なのです。錦紗の状態のいいものはせいぜいが戦前までです。
ここ40年くらいは、錦紗の着物なんてほとんど出ていません。うずらとか一越か梨地がほとんどです。
もしくは地紋があれば「紋綸子」、それがとにかくほとんどが「高級錦紗」という記載。
どうみたって一越だろが…と思うようなものでもです。
おまけに「錦紗銘仙」ってなんじゃ…。
しっかりお召しです。もちろん、当方の予定通り…ですけどね。
見事な孔雀です。お福ちゃんに着せればよかったですね。手抜きですみません。
よく見ると、袖つけの一部が解けていまして、そこから見ただけでも銘仙ではない…
というより「お召し」であることは一目瞭然。
それに孔雀の羽のところに一部「青」が入っていますが…
これもここから覗いてみれば「織られている」のはわかるのに「刺繍」となっていました。
こりゃいくらなんでも、知らなさすぎでしょう。
この方に限りませんが、よく 織り柄を刺繍としている方はいます。
刺繍はすでに織り上がった生地、染め上がった生地の上に別糸で柄をつけるもの、
織り柄はその色糸で柄を織りこんであるもの…この区別、しっかりしてほしいといつも思います。
手法の違いなんですから。
ついでのことに「これの細かい説明はなかったー」、かなりはっきりしたシミ、おまけに左の前。
まぁ仕立て直すとしたら、おくみの左右を取り替えればいいのだし、
左の上の小さいのは、着れば目立たない位置ですけれど…。
こういうことがあると、やはりいつもの慣れたお店がいいなと思ってしまいます。
この出品者サマは、どうも「お召し」を知らないのではないかと思うフシがあって、
織りの着物はみな「銘仙」。こういうの、気になるんです。わかってて買う人はいいんですけどね。
そんなのなんでもいいじゃん…と思うかたもいらっしゃるかもしれませんが…。
たとえば、骨董やさん、古道具屋さんにいって、陶磁器をみたとします。
私は「目利き」ではありませんので、陶磁器の価値については「夜明け前」、つまり暗いんです。
一段高いところに飾ってあるお皿が「30万です、江戸時代のものです」なんていわれても、
ほんとにそうなのかどうか、全くわかりません。
でも、それが金やら赤やら鮮やかな色使いで、繊細な柄が描いてあるのに
「これは益子焼です」といわれたら「そりゃ違うだろーが」とわかります。
着物も同じで「銘仙です」といわれて、いやお召しでしょ、くらいはわかります。
知らずに買ってそうなんだと思って着ていたら…どこかで「銘仙じゃないわよ、これ」なんていわれたら…。
やっぱり着物を好きで着ようかというなら、そのくらいの区別はついてほしいし、また知っている方が、
買いに行ったときに、賢い買い物ができます。
何十枚も着物を並べて売っているのに、そのほとんどの表記がどこか間違っている…。
それは売る側として不勉強だと思うのです。いっそ「正絹」だけにするか、
何も書かないか、の方がマシな気がします。着物の販売での評価は悪くないのですがねぇ。
今まで買ってきた人は私と同じで、わかっていて、自分で判断して買っているのでしょうか。
それならいいのですが、どこかで「これ錦紗銘仙なのよ」なんて言ってやしないかと気になります。
最近は、山ほど古着を出していても、古着屋さん、呉服屋さんとは限らないのがヤ○オクですから、
こちらも眼を養わないと…と思います。
本日のおまけ画像、白ゴーヤの方もタネがほしかったので、はじけるのを待っていましたら…。
ふつう、はじけると、下が割れてユリの花みたいにひろがるんですけど、
この白くん、なんかがんばっちゃったみたいで…「ゴーヤ・ランタン」になってました。
私のところも、古布をなかなか手に入れるチャンスがないので、
どうしても数の多いオークションを見ますが、私も月謝はらったクチです。
クレームの対応も、人間性が出ますね。
「返金すりゃいいんだろ」見たいな人もいましたし、
逆に、丁寧なお詫びメールをいただいて、こっちが恐縮したりなんて人もいたし。
結局、ネットはカオが見えなくても、やっぱり「人と人」だと思うんですよね。
意外な「得」、ありますね。私もあちらがモノを知らずにだしたものを
お安く手に入れたことがあります。
いいのかなぁ…なんていいながらニマニマ。
あっ…こっちもヒトがわるいわぁ。
ドーナッツはいいなぁ、かわいくて。
光琳菊がみかんで、橘が柿ってのは、いい加減慣れましたわ。
ほんとに好きだったら知りたいと思うんじゃないかなと、
私も思うのですが、それよりなにより「お金になるかどうか」
それが最優先みたいな気がします。
自分を守る…結局はお互いにだと思うんですけどね。
あんまりかわいくて、一日つるしておきました。面白いですね。
あまりにも堂々と書かれると「そうなのか?」と思ってしまう…。
普通のお店のよくある品物なら、クレームだよーと思いつつ、
これがオークション…と、あきらめています。
世の中全体が、相手の立場に立つことが、なかなかできなくなりましたね。
タネが外に飛び散らなくて、幸いでした。
みんなこうはじけてくれるといいんだけど??
質問もつね早くから書いても答えてもらえなかったり、
やる気あるのかい、と思いますね。
最近の人は「素材だのなんだの、なんでもいいじゃん」なんでしょうか。
間違ったことが広まってほしくないと思うんですけどねぇ。
着物のことはわかりません、と言われると、わかんないもの売るな、と
言いたくなりますわ。
大丈夫そうなのを見つけて、更にいいもの希望のもの、となると、
本当に見つけるのが難しくなりました。
いやいや、毎日のように実際の布を触っている方が
私などより強みアリですよ。
それにしても「錦紗銘仙」さんは、どんなひとなのか、
そっと覗いてみたいきもします。
この私でさえも「えーっ」と思うことがいっぱいありました。
このあたりでは骨董市などはあまりありませんしアンティークショップで購入すると結構なお値段だし、でネットを利用するのですがオークションではずいぶん月謝を払いました(笑い)。
ただ、びっくりしたのは結構クレームに対応してくれることです。勿論なしの礫というところもありましたが。
リメイクに使う私としては弱生地が一番困るのです。届いたらまず引っ張ってみます。とたんにビリッということが何度かありました。
オークションで結構お安いお値段で落札した時など、諦め半分でクレームを入れたら返金に応じてくれたのにはこっちがびっくりしました。
そんなところは悪い評価がついていませんね~
ただ、説明不足や説明の間違いでクレームを入れたことはありませんーーもう、これは諦めています(笑い)。
ただ、それで凄くお得な事もありました。
どう見ても大島だろうと思うのですが銘仙としての出品で上手く手に入れました!!
イロイロな事があるのがオークションですね。
ただやはり着物などは手にとってが正解でしょうね~
きものって、呆れるくらいの素材の多さで本当に頭を抱えてしまいます!!覚えきれない…。お師匠さんが「はい。これ。触らないと覚えられないわよ!」っていつも問題を出して下さるんですが…。とんぼさんもおっしゃるように、『覚えておけば自分の身を守るから』と。
こういう業者さんはきものが好きではないのかしらん・と思ってしまいます。好きな人のことだったら、きっともっと知りたいと思うだろうにな・って。残念です。
ゴーヤは油断すると完熟しちゃいますね。
冷蔵庫でも完熟しかけてあわてた記憶があります。
イタイお勉強をしてなんぼの世の中ではありますが、
どう見ても大島じゃないだろう(笑)というのを、おもいっきり大島とされて、ひっかかったです。
生地はともかく、シミは隠されたらそこまでですし。
かといって、実店舗はもっとこわいしで…。
とんぼさんのブログで勉強し直します(笑)
おだいじに。
ウチの白ゴーヤ、1週間留守にしてたらはじけてました(^^;)
どうも白ははじけやすい気が。。。
オークションでは、サイズなどちょっとでも説明が不備だと、質問すらしないです。ろくな答えが帰って来ないのがわかったので。。。
裄や身丈は計っても、前幅後ろ幅は計らないなんて。。。許せな~いです。
仕立て直してでも欲しいものって、そうそうないですもんね~。
それにしても、織りと刺繍を間違えるってどんだけ不勉強なのか、着捨てる若い方にはそれでもいいのか、安くて売れてるんですか?不思議ですね~。
当方着物の事は分かりません、とか写真で
判断をして下さいというのもありますね。
あまりにも不親切で最近は怖くて、通り過ぎるだけです。
とんぼさんに比べたら全然知識不足のわたしでもこれは違うだろ!ってのがいくつかありましたよ。
着物に関して評価が悪くないのが不思議ですね。
でも写真見てこれは違うなとおもったり、とんぼさんの解説の意味がよくわかったりする自分が、進歩したもんだと感心しています(笑)