以前ご紹介した「お母さんの振袖」の娘さん、今日がお誕生日で、成人式ではなく、
お誕生日にちゃんとハタチ…で記念写真を撮りました。前撮りならぬ「後撮り」…。
私はそれほどのことをしたわけではないのに、当日は帰りによります…との連絡。
楽しみにしてはいたのですが、こちらは今日とんでもなく雨・雨・あめぇぇの一日。
メールして「振袖が濡れるとシミになるからこなくていいから」と言ったのですが、
ちょっと小雨になったところできてくれました。
前もっての連絡で「帯だけ別にレンタルしました」と聞いていました。
今度の帯は白地にピンクの花柄、ウン、こっちの方が本人のイメージには合ってますね。
(あぁ余分な傘なんぞ写りこんでますぅ、すんません)
髪飾りは成人式の日には間に合わなかったのですが、手作りする方に頼んでおいたとのこと。
今回はちゃんと「新日本髪」っぽくで、お母さんの希望通りになりました。
なんでもペットに「オカメインコ」を飼っているのだそうで「ぜひオカメインコを」と頼んで…
いますでしょ前のビラかんに「オカメインコ」ちゃんが…ちなみに後ろの赤い手絡は、彼女が七五三の時のものです。
櫛はグリーン、珍しい色合いですが、インコや花の黄色に合わせたのですね。
右後ろには、お揃いの平打ち簪もちゃんと挿してあります。
ちゃんとした日本髪でなくても、前髪とてっぺんを膨らませただけで、日本髪のイメージになります。
やっぱり着物にはこういう髪型がいいなぁと、つくづく思いました。
部屋に入ってもらっても、なんだかよごれやシワが気になるし、小雨の内に帰ったほうがと思って、
玄関先で写真だけ撮らせてもらってお見送り…。
2人がかりで傘をさしかけましたが、やはり肩先が濡れてしまいました。
最近の雨はいろいろ「成分」が入ってますから、早めに処置しないとシミが取れなくなります。
乾かしたらすぐ持ってきますーと言いながら帰っていきました。
友人は、若いけれどきっちりした人で、これをお渡ししないと…と、お赤飯と紅白まんじゅうを持参。
そして私は…あぁドタバタして着物に目が行って…ちゃんと用意してあったお祝いを…渡しそびれた…オゥノォォォ!
ほんっとになにやってんだか。恥ずかしいですー!
着物を持ってきたときに、土下座してお渡しする予定。
というわけで、今日は雨だったけどほんのいっときでしたが、家の中に花が咲いたようで春めかしい時間でした。
髪飾りにペットのインコとはびっくり―なるほどねえ。こういうことも出来るのですね。アイディアにびっくり。
良い記念になりますね。
お赤飯に紅白饅頭とは何だか画像を見ているだけでこちらも嬉しい気持ちになります。
お友達のお嬢さんの嬉しい気持ちが伝わってくるようです。
良かったですね~
素敵な二十歳の思い出になったことでしょうね。とんぼさんのお力ってすごいなあと思いました。若い方にどんどん着物の魅力を伝えてください。
自分の娘でもないのに、とても嬉しかったです。
インコはねぇ、話聞いた時は笑っちゃいましたけど、みたらなかなかかわいくて…友人は「嫁入りのときは鶴の簪を
頼む」って、
今から言ってました。肝心のご本人は、ぜーんぜん聞いてませんでしたけど。
やっぱり「自分の目で見る」と違うんですよね。この娘さんも、
最初は着る、と言っていて、その前に大好きなおばぁちゃんがなくなってしまったら
「もう見せる人いないからいい」って、一度は言ったのです。
でも「とにかく見においで」と誘って、広げたり体に当てたりしたら、
やっぱり着たいって…。
なんとか「いつも眼にできる環境」を作って、アピールしていきたいものだと、
そんなことを考えています。
私も以前オカメインコを飼っていたのでこうして髪飾りにって気持ちわかります。
二十歳になった感謝の装いに大好きなペットも入れ込めるのって着物ならではな気がします。
着物って言葉だけで考えると「面倒」とか「高いからもったいない」とか自分には縁がないもののように思いがちですけど、いざ着物の人を目の前にするとだいたい皆さん「いいわね。私も着たい」っておっしゃるんですよね。
これを機会に少しづつ着物を楽しまれてくださるといいですね。
近くにとんぼさんという頼れる大先輩がいらっしゃることですし^^
友人からメールで「なんとかおやらしいことをしてやれた」と
お礼を言われました。
こちらこそありがたいと思っています。
着物はなくなることはないと思いますが、
それを見る目、考える方向は、いろいろ変わってきています。
なんとか「当たり前」のこととして、伝えていきたいものだと思います。